「もう普通のサンダルには戻れない」 今が旬のリカバリーサンダルランキング【16種類】 ファッション By - プラム 更新:2025-06-13 ※本記事はUPDATEが独自に制作したコンテンツです。また、本記事を経由して商品の購入が発生した場合に、ECサイト等から送客手数料を受領することがあります。 今や夏の定番アイテムとなっている『リカバリーサンダル』。サッと履ける手軽さと、サンダルとは思えない履き心地のよさで人気です。 ウーフォスやテリック、ニューバランスやクロックスなど、名だたるメーカーから販売されていることを考えると、注目度の高さもよく分かります。 ただ、買うほうからすると「どこのメーカーのがいいの?」「おすすめのリカバリーサンダルはどれ?」「そもそもリカバリーサンダルって何?」という人も少なくないでしょう。 そこで、有名メーカー9社のリカバリーサンダル合計16足を履き比べて、個人的に感じたクッション性やコスパなどをランキングにしてみました! 柔らかなクッション性、弾むような反発性、履いていないかのような軽さ、価格以上の履き心地を持つコスパなど、部門別におすすめ上位3足をご紹介。 これからリカバリーサンダルを買ってみようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね! 目次 1. リカバリーサンダルってどんなサンダル? 履き心地はメーカーによってさまざま2. 16種類のリカバリーサンダルを履き比べ! 初心者におすすめのメーカーはどれ?2.1. OOFOS2.2. TELIC2.3. New Balance2.4. HOKA2.5. Crocs2.6. THE NORTH FACE2.7. SALOMON2.8. Amoji2.9. Columbia3. クッション性、反発性、安定感、軽さ、コスパ部門でランキング! 上位3位がこちら!3.1. リカバリーサンダルランキング:クッション性3.2. リカバリーサンダルランキング:反発性3.3. リカバリーサンダルランキング:安定感3.4. リカバリーサンダルランキング:軽さ3.5. リカバリーサンダルランキング:コスパ4. リカバリーサンダル16足の履き心地の違いは? 個別のサイズ感や重さなども4.1. ウーフォス:ウーオリジナルの履き心地とサイズ感や重さをレビュー4.2. ウーフォス:ウーアーの履き心地とサイズ感や重さをレビュー4.3. ウーフォス:スポーツフレックスの履き心地とサイズ感や重さをレビュー4.4. テリック:ダブルストラップの履き心地とサイズ感や重さをレビュー4.5. テリック:ダブルクラウドの履き心地とサイズ感や重さをレビュー4.6. テリック:ドクターサボの履き心地とサイズ感や重さをレビュー4.7. テリック:ダブルバックルの履き心地とサイズ感や重さをレビュー4.8. テリック:オールローズの履き心地とサイズ感や重さをレビュー4.9. ニューバランス:フレッシュフォームスライドの履き心地とサイズ感や重さをレビュー4.10. ホカ:リカバリースライドの履き心地とサイズ感や重さをレビュー4.11. クロックス:メロウフリップの履き心地とサイズ感や重さをレビュー4.12. ノースフェイス:リアクティブスライドの履き心地とサイズ感や重さをレビュー4.13. サロモン:リラックスブレイクの履き心地とサイズ感や重さをレビュー4.14. サロモン:リラックススライドの履き心地とサイズ感や重さをレビュー4.15. アモジ:アモジサンダルの履き心地とサイズ感や重さをレビュー4.16. コロンビア:スライブリバイブの履き心地とサイズ感や重さをレビュー5. 有名9メーカーのリカバリーサンダルを16種類履き比べてみた! まとめ リカバリーサンダルってどんなサンダル? 履き心地はメーカーによってさまざま まずリカバリーサンダルとは、どういったサンダルなのでしょうか。 簡単にいってしまえば、ランニングなどの活発な運動をした後の疲れた足でも楽に履ける、高い機能性を持たせたサンダルです。 クッション性の高いソールや、土踏まずを支えるアーチサポートを備えていることが多く、一般的なサンダルとは比べ物にならない履き心地のよさを持っています。「一度履いたら普通のサンダルには戻れない」といった声も聞こえるほど。 ソールがつぶせるほど柔らかいものも ほかにもメーカーによって反発力を高めて歩きやすくしていたり、安定感が優れていたり、衝撃を吸収しやすい素材を使っていたりと個性を感じられます。 スニーカー代わりに日常的に履く人もいれば、常に履きたいと室内履きに使う人、出張先の宿泊施設で履き替えるように持っていく人など、活躍の場はさまざまです。 汎用性も高く、履き心地もいいので、夏のサンダル生活を一変させてくれるほど便利な1足となるでしょう。 16種類のリカバリーサンダルを履き比べ! 初心者におすすめのメーカーはどれ? リカバリーサンダルの基本が分かったところで、今回履き比べたリカバリーサンダル16種類とメーカーをザックリとご紹介します。 OOFOS まずは、リカバリーシューズのパイオニアといわれている、2011年にアメリカで誕生した『OOFOS(以下、ウーフォス)』。 サンダルとは思えない極上のクッション性がクセになると人気で、夏になると履いている人をよく見かけます。 履き比べたのは、定番の『OOriginal(以下、ウーオリジナル)』、『OOahh(以下、ウーアー)』、『OOahh Sport Flex(以下、スポーツフレックス)』の3種類。 左からウーアー、スポーツフレックス、ウーオリジナル TELIC 同じくアメリカ生まれの『TELIC(以下、テリック)』は、日本人の足に合わせて作られた『ジャパンモデル』を販売している珍しいメーカーです。 反発性の高い履き心地で、弾むように歩けるため「散歩をする時の必需品」という人も。 テリックは『W-STRAP(以下、ダブルストラップ)』『W-CLOUD(以下、ダブルクラウド)』、『Doctor’s Sabot(以下、ドクターサボ)』、『W-BUCKLE2(以下、ダブルバックル)』、『ALLROADS-S3(以下、オールローズ)』の5種類を履き比べてみました。 左上からダブルクラウド、ダブルストラップ、オールローズ手前左からダブルバックル、ドクターサボ New Balance スニーカーやランニングシューズで絶大な人気を誇っている『New Balance(以下、ニューバランス)』。 履き心地がいいことから老若男女問わず人気で、「履いたことがある」という人も多くいるでしょう。 そんなニューバランスからは、『Fresh Foam RCVRY SLIDE v1(以下、フレッシュフォームスライド)』がエントリーしています。 フレッシュフォームスライド HOKA 厚底ミッドソールを備えたランニングシューズが有名な『HOKA(以下、ホカ)』は、フランスのシューズメーカー。 ほかに類を見ない厚底シューズの系譜は、シッカリとリカバリーサンダルにも継承されています。 『ORA RECOVERY SLIDE 3(以下、リカバリースライド)』も、厚底ソールを備えたホカらしいデザインといえるでしょう。 リカバリースライド Crocs デザインのバリエーションが豊富な上、自分でカスタマイズすることもできるため、足元を個性的に演出できる『Crocs(以下、クロックス)』。 サンダルといえばクロックスを思い浮かべる人も少なくありません。 『MELLOW RECOVERY FLIP(以下、メロウフリップ)』は、そんなクロックスにあってはシンプルな見た目といえるでしょう。 メロウフリップ THE NORTH FACE 『THE NORTH FACE(以下、ノースフェイス)』といえば、誰もが知っている世界的に有名なアウトドアメーカー。 アウトドアだけでなくタウンユースでも活躍してくれるデザイン性の高さで、街中でも商品を身につけている人をよく見かけます。 そんなノースフェイスの中でも、『リアクティブスライド』は特徴的な見た目をしているといえるかもしれません。 リアクティブスライド SALOMON トレイルランニング用などのシューズが人気を集めている、スポーツ用品メーカー『SALOMON(以下、サロモン)』。 登山などで疲れた足にも優しいと、アウトドア愛好家の間でも人気の高いサンダルをそろえています。 指で挟んで履くトングタイプの『REELAX BREAK 6.0(以下、リラックスブレイク)』とミュールタイプの『REELAX SLIDE 6.0(以下、リラックススライド)』の2種類を比べてみました。 左からリラックススライド、リラックスブレイク Amoji スポーツ関連の商品を扱っており、低価格帯ながら履き心地がいいと評判のメーカーが『Amoji(アモジ)』です。 シンプルなデザインのサンダルが多いので、コーデに合わせやすいのもおすすめポイント。 『ビーチサンダルAA1551(以下、アモジサンダル)』は、ビーチサンダルのようなデザインながら、リカバリーサンダルらしい柔らかな履き心地が特徴的です。 アモジサンダル Columbia 『Columbia(以下、コロンビア)』は、アウトドアやスポーツウェアの総合メーカー。登山やトレッキング、キャンプやスキー、スノーボード、フィッシングなど、幅広いアイテムを取り扱っています。 『オムニテック』や『オムニヒート』など、独自の技術が評価されており、アウトドア勢にも人気。 そんなコロンビアから生まれたリカバリーサンダルが、シャワーサンダルタイプの『スライブリバイブ』です。 スライブリバイブ 以上、9メーカー16種類のリカバリーサンダルを履き比べ。個別の履き心地やサイズ感など、詳しい情報は後述するとして、まずはクッション性と反発性の強弱をチャート表にまとめてみました。 サクッと知りたい人は、こちらを参考にしてみてください。 リカバリーサンダルチャート表 クリックすると画像を拡大します メーカーで分けた場合、クッション性が高いのはウーフォス。反発性の高いメーカーは、テリックといえるでしょう。 とにかくフワフワとした雲の上を歩いているかのような、極上のクッション性を求めるなら、ウーフォスのリカバリーサンダルが一番おすすめです。 どのサンダルも異次元レベルのクッション性を持っていて、高くジャンプしても足裏が痛くならないことに感動するでしょう。 その秘密は、ソールに独自素材の『OOfoam™』を使用していること。一般的なEVA素材のソールより37%も衝撃を抑え、足首や足裏への負担を軽減してくれますよ。 反発性の強いメーカーでおすすめのテリックは、厚底デザインのサンダルが多いメーカー。 フカフカというよりもモッチリとした沈むようなクッション性を持ちつつ、「バネが仕込まれてる?」と驚くほどの反発性があるので弾むように歩くことができます。 リカバリーサンダルを散歩にも使いたいという人は、テリックのサンダルがおすすめでしょう。 クッション性と反発性のバランスがよく、リカバリーサンダル初心者に一番おすすめしたいのはニューバランス。 柔らかな履き心地ながら適度に反発性もあり、安定感もそれなりにあるので、散歩にも立ち仕事にも使いやすいでしょう。 万人受けしやすい履き心地といえるかもしれません。 クッション性、反発性、安定感、軽さ、コスパ部門でランキング! 上位3位がこちら! それでは気になる各ランキングを見ていきましょう! リカバリーサンダルランキング:クッション性 まずはリカバリーサンダルで多くの人が求めている、クッション性のランキング。フワフワとした履き心地が好きな人は、こちらのランキングを重視するといいでしょう。 ただ、先述しているように上位3位のランキングにしてしまうと、ウーフォスだらけになってしまうので、ウーフォスからおすすめの1足とあえてほかのメーカーから上位2足を選んでみました。 1位 ウーフォス スポーツフレックス 2位 アモジ アモジサンダル 3位 テリック ダブルクラウド 1位スポーツフレックス 2位アモジサンダル 3位ダブルクラウド リカバリーサンダルランキング:反発性 次に反発性のランキング。反発性は、弾むように軽やかに歩きたい人向けのランキングです。散歩にも使いたいという人はこちらを! 同じく反発性に関してもテリックだらけになってしまうため、テリックからおすすめ1足とほかのメーカーから2足選んでいます。 1位 テリック ダブルクラウド 2位 ホカ リカバリースライド 3位 ニューバランス フレッシュフォームスライド 1位ダブルクラウド 2位リカバリースライド 3位フレッシュフォームスライド リカバリーサンダルランキング:安定感 安定感は立ち仕事をしている人など、それほど動かないけれど立っている時間が長いという人におすすめのランキングです。 硬めのソールを備えているホカのリカバリースライドや、ヒールストラップの付いているテリックのドクターサボ、ソールの幅が広いコロンビアのスライブリバイブなどが上位を占めました。 1位 ホカ リカバリースライド 2位 テリック ドクターサボ 3位 コロンビア スライブリバイブ リカバリースライド 2位ドクターサボ 3位スライブリバイブ リカバリーサンダルランキング:軽さ 長時間履く時の快適さに直結するのが、重さ。 27cmのリカバリーサンダルで、片足の平均的な重さは190g程度です。 スニーカーだと350g程度で、ランニングシューズだと250gくらいが平均なので、普段履いている靴と比べる参考にしてみてください。 ちなみに、今回履き比べたリカバリーサンダルのサイズはほぼ27cmで統一してますが、リラックスブレイクのみ26.5cmとなっています。 1位 アモジ アモジサンダル 129g 2位 ウーフォス ウーオリジナル 152g 3位 ウーフォス ウーアー 159g 1位アモジサンダル 2位ウーオリジナル 3位ウーアー リカバリーサンダルランキング:コスパ 最後に、コスパが高いと感じるリカバリーサンダルをランキング! 一般的なサンダルよりも機能性が充実しているため、価格も高い傾向にあるリカバリーサンダルですが、機能のわりに価格がおさえめなものもあります。 「この機能でこの価格なら納得!」「リカバリーサンダルらしい履き心地が欲しいけど、あまりお金をかけたくない」という初心者にもおすすめのランキングです。 1位 ニューバランス フレッシュフォームスライド 2位 アモジ アモジサンダル 3位 サロモン リラックスブレイク 1位フレッシュフォームスライド 2位アモジサンダル 3位リラックスブレイク 各部門のランキングが分かったところで、個別の履き心地なども見ていきましょう。 ランキングで気になったリカバリーサンダルがあれば、ぜひチェックしてくださいね。 リカバリーサンダル16足の履き心地の違いは? 個別のサイズ感や重さなども それでは、16足のリカバリーサンダルの履き心地やサイズ感など、細かく見ていきます。 ちなみに、リカバリーサンダルの多くは1cm単位のサイズ展開のため、26.5cmがジャストサイズの筆者は、ハーフサイズアップして27cmをチョイス。 サロモンのリラックスブレイクのみ、ジャストサイズの26.5cmで履いています。 サイズ感を見る時の参考にしてくださいね。 ウーフォス:ウーオリジナルの履き心地とサイズ感や重さをレビュー ウーフォスの定番サンダルの1つが、こちらのウーオリジナル。クセになるクッション性が足に気持ちよく、街中でも履いている人をよく見かけます。 Amazonで見る 楽天市場で見る リカバリーサンダルといえば、ウーオリジナルを思い浮かべる人も多いでしょう。 指で鼻緒を挟むトングタイプのサンダルですが、素材が柔らかいため、指の間が痛くなることもありません。 ただ、筆者がトングタイプのサンダルを履き慣れていないせいか、長時間歩くと疲れを感じました。 散歩用に使うというよりも、室内で履くなど足をゆっくりと休めたい時に履くといいかもしれません。 ゆったりしたい時に サイズ感は、ハーフサイズアップした状態でちょうどよく感じます。 ジャストサイズで選んでしまうとカカトのあまりが少なく、少し窮屈な印象を与えてしまう可能性もあるでしょう。 重さは152gとかなり軽量な上、本体も柔らかいのでコンパクトに持ち運ぶこともできますよ。 ウーフォス:ウーアーの履き心地とサイズ感や重さをレビュー ウーアーは足をスッとスライドさせて履けるシャワーサンダルタイプ。 Amazonで見る 楽天市場で見る ウーオリジナル同様、ウーアーも柔らかなクッション性を持ち、足裏の形状に合わせて変形するフットベッドが、しっかりと土踏まずをサポートしてくれます。 アッパーもソール同様に柔らかいため、足の甲に吸い付くような一体感は履いていてとても心地よいものです。 柔らかくフィット フィット感がいいためか、こちらはウーオリジナルと違って長時間歩いても疲れにくく感じました。 とはいえ、ウーオリジナルと同じくソールが異次元レベルに柔らかいため、ちょっとした小石などを踏んでも凹凸が分かるといった違和感はあります。 キャンプなどで河原に行く場合は、ゴツゴツとした感触が足裏に伝わりやすいので、そういった場所にはあまり向かないでしょう。 カカトが若干あまる サイズ感は、カカトが少し多めに余っているように見えますが、シャワーサンダルタイプは靴下を着用した状態でも履けるので、これくらいの余裕があったほうがいいかもしれません。 ウーアーはウーオリジナルと比べてアッパーがしっかりしているぶん重そうに見えますが、重さは159gと平均よりも軽め。ウーオリジナルと数gしか変わりません。 ウーフォス:スポーツフレックスの履き心地とサイズ感や重さをレビュー スポーツフレックスも靴下を着用しながらでも履ける、シャワーサンダルタイプ。室内室外問わず使いやすいタイプといえます。 Amazonで見る 楽天市場で見る ウーフォスらしい唯一無二の柔らかな履き心地はもちろん、足裏の形に沈み込むフットベッドは気持ちよく、長時間履いていられるサンダルです。 「普通の靴ではすぐに足が疲れてしまう」「足をゆっくりと休めたい」という時に大活躍するでしょう。 また、スポーツフレックスのアッパーは面ファスナーになっており、フィット感を自由に変えることができるという利点があります。 面ファスナーで調整しやすい これがかなり便利で、足のサイズさえ合えばフィット感は後から調整できるので、甲高で靴選びに困ることの多い人にもおすすめです。 裸足の時と靴下の時でフィット感を変えれば、コーデの幅も広がります。 前後のサイズ感は、ハーフサイズアップの状態でピッタリ。フィット感は自由に調整できるので、心配な人は少し大きめを買うといいかもしれません。 余裕はなくピッタリ 重さは169gなので、平均よりも軽めです。全体的にウーフォスのリカバリーサンダルは、軽い傾向にあるといえるかもしれません。 テリック:ダブルストラップの履き心地とサイズ感や重さをレビュー ダブルストラップは、シャワーサンダルタイプのリカバリーサンダル。テリックらしい厚底ソールを備えており、その厚みはなんと4.5cmもあります! Amazonで見る 楽天市場で見る 見た目的にはふんわりとした柔らかな履き心地を想像しますが、テリックのソールは全体的にフワフワというよりもモッチリといった感じ。 特にカカト部分のクッション性がよく、安定感や反発性を重視しているような履き心地です。 また、フットベッドも土踏まずを支える形状のため、通常よりも足が疲れにくく感じます。 弾むようなソールは歩いていて楽しくなるので、犬の散歩など、ちょっとした外出時にサンダルを履くことが多い人に向いているかもしれませんね。 厚底ソールで弾む サイズ感はハーフサイズアップしているにもかかわらず、前後の余裕は少なめで横幅も少しタイトに感じます。 アッパーのフィット感はいいのですが、甲高幅広の人はワンサイズくらいを目安にサイズアップしたほうがいいかもしれません。 わりとギッチリ 重さは182gと、厚底の見た目よりも軽い印象。リカバリーサンダルの平均的な重さと考えていいでしょう。 長時間履いていても、足が疲れるようなことはありませんでした。 テリック:ダブルクラウドの履き心地とサイズ感や重さをレビュー 独特な丸みを帯びたフォルムで、女性人気の高いリカバリーサンダルがダブルクラウドです。 Amazonで見る 楽天市場で見る ソールの厚みは、ダブルストラップよりも厚く5cm。テリックの中で、一番反発性を強く感じたモデルで「ソールにバネが入っているのでは?」と思わされる履き心地です。 履くだけで視線が5cmも上がるので、コーデによってはスタイルアップ効果も望めるでしょう。 5cmの厚底 ここまでソールが厚いと、小石などを踏んだとしても足裏に違和感を覚えることはありません。 足場の悪いアウトドアなどに持って行っても活躍してくれそうです。 前後のサイズ感はハーフサイズでちょうどいい感じですが、アッパーのフィット感はかなりゆるめ。 アッパーはかなりゆるめ 歩いていると甲にアッパーが当たるので、靴下などを履いて対策をしたほうがいいかもしれません。 225gと平均より少し重めですが、履いていて気になることはないでしょう。 テリック:ドクターサボの履き心地とサイズ感や重さをレビュー ドクターサボは「医療従事者向けのテリックが欲しい」という声により誕生した、少し変わった逸話を持つリカバリーサンダル。 Amazonで見る 楽天市場で見る そのため、リカバリーサンダルにしては珍しくヒールストラップが付いていたり、ソールの厚みが3.8cmと控えめだったりと、動きやすさや安定感などを重視しています。 つま先が全体的に覆われているので、安全性も高いといえるでしょう。 ヒールストラップを甲側にもっていけば、通常のシャワーサンダルと変わらない形状になるので、使い分けも可能。 リカバリーサンダルの中ではダントツで動きやすく、安定感も抜群です。 ストラップは可動式 ただ、サイズ選びは難しく、ハーフサイズアップした状態でも少し小さく感じます。 ヒールストラップを使用するとよりタイトになり、窮屈といってもいいでしょう。 とはいえ、動きやすさを重視するならあまり大きく履く訳にもいかず悩んでしまうところ。 試し履きをして自分好みのフィット感を探したほうがいいリカバリーサンダルといえそうです。 ストラップを使うとかなり窮屈 重さは179gなので、ほぼ平均的。動きを妨げるようなことはありませんでした。 テリック:ダブルバックルの履き心地とサイズ感や重さをレビュー 筆者がテリックの中で一番気に入っているのが、こちらのダブルバックル。 Amazonで見る 楽天市場で見る ソールの厚みはダブルストラップと同じ4.5cmあり、履き心地はダブルクラウドのように反発性が強めです。 弾むような履き心地は、きっと散歩のお供にしたくなりますよ。 サイズ的にはハーフサイズアップしても前後のあまり具合は気にならないので、場合によってはワンサイズアップでもいいでしょう。 幸いダブルバックルはベルトでアッパーのフィット感を調整できるので、大きくサイズを外さなければ問題ありません。 甲高で靴を選びにくいという人にもおすすめです。 ベルトで調整 重さは249gと、ほぼランニングシューズの平均的な重さと変わりません。 サンダルとしては重めの部類に入りますが、履いていればそれほど気になる重さではありませんでした。 テリック:オールローズの履き心地とサイズ感や重さをレビュー 今回履き比べたリカバリーサンダルの中で、一番の厚底ソールを持っているのが、こちらのオールローズ。 5.5cmものソールを備えています。身長175cmの人が履けば、180cm超えも余裕です。 Amazonで見る 楽天市場で見る 厚底ではありますが、つま先に角度が付いていたり、ほどよいクッション性をもっていたりするので、歩きにくさはそれほど感じません。 アッパーのストラップはクッションが付いているので、足への当たりも良好。簡単には脱げません。 また、オールローズはアウトソールに防滑性能を持たせているので、濡れた路面でも安心。一般的なサンダルよりも滑りにくいので、水辺でも使いやすいでしょう。 防滑性は高い 筆者的にはハーフサイズアップでもサイズ感は問題ありませんでしたが、口コミなどを見ると「ハーフサイズダウンして履いている」など、小さめを選ぶ傾向にあるようです。 アッパーはストラップで調整できるので、前後のサイズが合うように選ぶといいでしょう。 ちなみに、重さは見た目からも予想が付くように、重めの354g。サンダルなのにほぼスニーカーを履いているような重さです。 今回、検証した中で一番厚みのあるソールを持ち、一番重たいオールローズ。足元にインパクトが欲しい人にうってつけでしょう。 ニューバランス:フレッシュフォームスライドの履き心地とサイズ感や重さをレビュー クッション性や安定感、反発性などのバランスがよく、リカバリーサンダル初心者に一番おすすめしたいのが、こちらのフレッシュフォームスライド。 Amazonで見る 楽天市場で見る ニューバランスが独自開発した『フレッシュフォーム』という素材を、もっとも体重のかかるカカト部分に使用しているため、クッション性も良好です。 足を入れてすぐに、沈み込むようなクッション性と跳ね返るような反発性を感じました。 さらにアウトソールが幅広に作られているため、安定感も抜群。散歩にも長時間の立ち仕事にも役立ってくれるでしょう。 幅広で安定感が高い サイズ感はハーフサイズアップでちょうどピッタリ!多少の余裕があるので、靴下を履いても窮屈に感じることはありませんでした。 ただ、横幅は少し広めなので、足が細い人は少し左右にぶれるかもしれません。 ボリューム感のある見た目ですが重さは214g程度。平均よりも少しだけ重めですが、それほど気にならないでしょう。 ホカ:リカバリースライドの履き心地とサイズ感や重さをレビュー ホカらしい厚底のソールを持っているリカバリースライド。真横からだとかなり分厚く見えますが、カカトのフットベッドは大きくえぐれているため、厚み自体は約4cmです。 Amazonで見る 楽天市場で見る 履き心地はサロモンに次いで硬めで、柔らかいクッション性が大半のリカバリーサンダルの中では異質なほうといえるかもしれません。 その分、ジッと立ち止まっている時でもバランスを崩しにくく、身体のぶれが少ないので、安定感は抜群です。長時間立っていることの多い人なら重宝するでしょう。 アウトソールの幅が広い 前後のサイズ感は、ハーフサイズアップで問題なし。ただ、アッパーは結構余裕があり、フィット感はそれほど高くありません。 アッパーの素材も少し硬めなので、筆者的には裸足で履くよりも靴下を履いたほうが、甲がすれにくく足に優しい気がします。 裸足だと少しすれる リカバリースライドは224gなので、平均よりも30g以上重く、どちらかというとランニングシューズに近い重さといえるでしょう。 クロックス:メロウフリップの履き心地とサイズ感や重さをレビュー クロックスというと、チャームが自由に取り付けられる穴あきのラウンドトゥタイプが有名ですが、メロウフリップはトングタイプのリカバリーサンダルです。 Amazonで見る 楽天市場で見る とてもシンプルな形状で、アウトソールがフラットに作られているため、安定感は高め。厚みのわりにソールは柔らかく、リカバリーサンダルらしさを感じられるでしょう。 しかし、鼻緒の部分が本体とは異なる素材を使っておりかなり硬いため、長時間履くと指の間が痛くなりました。 普段からトングタイプのサンダルを履きなれている、上級者向けといえるかもしれません。 ゆるっと履くには最適 全体的にゆるっとした履き心地で、つま先のあまり具合を見る限りはハーフサイズアップでピッタリなサイズ感。 ただ、カカト部分はわりとあまりが出てしまうので、サイズ選びが悩ましいところでしょう。 ぺったんぺったんと音を鳴らしながら歩く、ビーチサンダルのような履き心地が好きな人には向いていそうです。 厚みはそれほどない メロウフリップの重さは204g。ほぼ平均といっていいでしょう。 ノースフェイス:リアクティブスライドの履き心地とサイズ感や重さをレビュー リアクティブスライドを見て、一番に目をひくのは間違いなく親指部分です。 リカバリーサンダルには珍しい形状で、親指を守るようにガードが付いています。 Amazonで見る 楽天市場で見る つま先を何かにぶつけたり、人混みで足を踏まれたり、そういった事故があってもケガをしにくいのは地味に嬉しいところです。 クッション性は柔らかすぎず、硬すぎず安定感のある履き心地。アッパーは靴下着用でも履けるように少し甲高に設計されています。 ということで、筆者も靴下を履いたままリアクティブスライドを履いてみました。 しかし、ハーフサイズアップしているにもかかわらず、アッパーで甲の部分が引っかかり、カカトがはみ出して、つま先側はあまる結果に。 カカトがはみ出す 親指が届かず…惜しい とはいえ、もうワンサイズアップするとかなりブカブカになってしまいそうなので、サイズ選びは難しいかもしれません。 リアクティブスライドの重さは228gなので、どちらかというとラニングシューズ寄り。履いていて気になる重さではないでしょう。 サロモン:リラックスブレイクの履き心地とサイズ感や重さをレビュー リラックスブレイクはトングタイプのサンダルながら、少しスタイリッシュな見た目。ありきたりなデザインから外したい人におすすめです。 Amazonで見る 楽天市場で見る 特徴的な点はフットベッドとストラップが一体化して継ぎ目がないこと。シームレスな作りなので、引っ掛かりもなく、素肌にすれる感じもありません。 ソールは履き比べた中では硬めに分類されますが、底つきするような感覚もなく、安定感のある履き心地です。 筆者的に感動したのが、鼻緒の部分。柔らかなひも状なので、長時間履いても指が痛くなりません。 指に当たらず痛くない サイズは、今回履き比べた中で、唯一のジャストサイズで履いています。実際、アッパーのフィット感やつま先のあまり具合などを見ても問題がなく、まさにジャストフィットといったところ。 普段履いているスニーカーなどのサイズ感を選んでも問題はないでしょう。 ジャストサイズでジャストサイズ! 重さは188gとほぼ平均値。手軽に履けて、持ち運びにも便利ですよ。 サロモン:リラックススライドの履き心地とサイズ感や重さをレビュー リラックススライドは、つま先や甲の部分までアッパーに覆われており、ミュールのような形状になっています。 Amazonで見る 楽天市場で見る 柔らかく通気性のいい3Dメッシュをアッパーに採用しているので、蒸れる心配も少なく、夏でも履きやすいでしょう。 履き心地は、上記のリラックスブレイクとほぼ同じ。土踏まずの部分が盛り上がっているため、アーチサポートも機能していました。 アウトソールも同じで、リカバリーサンダルにしては珍しい、硬めで凹凸のはっきりしたパターンを採用。耐久性も悪くなさそうです。 ただ、リラックススライドはリラックスブレイクと異なり、ハーフサイズアップで履いているにもかかわらず、サイズ感は少し小さめ。 アッパーがあるためか足が奥まで入らず、カカトがギリギリの状態でした。 サイズ感はかなり小さめ サロモンのリカバリーサンダルは、0.5cm刻みでサイズ展開しているので、ワンサイズアップで購入してもいいかもしれません。 アッパーで足の半分以上が包まれているため重そうに見えますが、204gとほぼ平均値。 サイズ感以外はリラックスブレイクとほとんど変わらないので、デザインの好みで選んでみてもいいかもしれませんね。 アモジ:アモジサンダルの履き心地とサイズ感や重さをレビュー ビーチサンダルっぽい見た目のリカバリーサンダルが、アモジサンダル。 Amazonで見る 楽天市場で見る フワフワとしたクッション性はウーフォスに迫る柔らかさで、疲れた足に優しい印象を受けました。 作りも履き心地もウーフォスに近い感覚ですが、鼻緒が少し太かったり、土踏まずの支えが若干弱かったりと、ちょっと物足りない部分も。 ただ、その分アモジサンダルは価格が安く、ほかのリカバリーサンダルと価格面で比べると頭一つ抜けている状態です。 「とにかく安くリカバリーサンダルを履きたい」という人にはうってつけでしょう。 アッパーはちょっとゆるい サイズ感は、ハーフサイズアップで問題なし。アッパーのフィット感は若干ゆるい感じもしますが、許容範囲でしょう。 重さは履き比べた16足のうちで、一番軽い129g。重さに関しては履いていても、まるで裸足のような感覚です。 コロンビア:スライブリバイブの履き心地とサイズ感や重さをレビュー スライブリバイブは高いグリップ力と反発力を発揮させるため、アウトソールに深めのラグを採用した、アウトドアでも使いやすいリカバリーサンダル。 Amazonで見る 楽天市場で見る クッション性はそれほど高くありませんが、横幅が広く作られているため、安定感は高く、反発性も悪くありません。 ハーフサイズアップして履いているせいかもしれませんが、全体的にゆったりとしたサイズ感。足への締め付けも少なく、ゆったりとした気分で履きたい時に向いているでしょう。 前後のあまり具合はちょうどよいのですが、アッパーはブカブカ…。歩いているうちに足が前に移動してしまい、つま先がギリギリになるほどでした。 足が前にズレやすい 靴下を履くなど、サイズによっては少し調整が必要かもしれません。 スライブリバイブの重さは216gなので、平均より少し重め。履いてみると、見た目よりは軽く感じます。 有名9メーカーのリカバリーサンダルを16種類履き比べてみた! まとめ ウーフォスやニューバランス、ノースフェイスなど有名な9つのメーカーのリカバリーサンダルを履き比べてランキングにしてみました。 クッション性に特化しているものや、散歩などにも使いやすい反発性が突き抜けているものなど、特徴はさまざま。どれを選んでも間違いということはありません。 好きなメーカーやデザインで選ぶのもありだと思います。 ちなみに、16足の中から個人的に一番おすすめしたいリカバリーサンダルを1点あげるとするなら…迷いに迷ってテリックのダブルバングルです。 Amazonで見る 楽天市場で見る おすすめポイントは、適度なクッション性と弾むような反発性が楽しく、ちょっとした散歩にも使いやすい点。 ほかにもフィット感を自分好みに調整できるので、季節によって素足で履いたり靴下を履いたりしやすく、サイズ選びにも迷いにくいところです。 外履きも室内履きもこなせるので、履こうと思えば1年中リカバリーサンダルを履くこともできるでしょう。 夏を前にして人気の高まっているリカバリーサンダル。まだ履いたことがない人は、この夏ぜひ挑戦してみてください。 普通のサンダルとはまったく違った履き心地は、きっとクセになりますよ。 [文・構成/UPDATE編集部] 出典 Amazon/楽天市場 関連ワード columbia(コロンビア)OOFOS(ウーフォス)TELIC(テリック)サロモンニューバランスホカ(ホカオネオネ)リカバリーサンダル検証 この記事をシェアする Share Post LINE
今や夏の定番アイテムとなっている『リカバリーサンダル』。サッと履ける手軽さと、サンダルとは思えない履き心地のよさで人気です。
ウーフォスやテリック、ニューバランスやクロックスなど、名だたるメーカーから販売されていることを考えると、注目度の高さもよく分かります。
ただ、買うほうからすると「どこのメーカーのがいいの?」「おすすめのリカバリーサンダルはどれ?」「そもそもリカバリーサンダルって何?」という人も少なくないでしょう。
そこで、有名メーカー9社のリカバリーサンダル合計16足を履き比べて、個人的に感じたクッション性やコスパなどをランキングにしてみました!
柔らかなクッション性、弾むような反発性、履いていないかのような軽さ、価格以上の履き心地を持つコスパなど、部門別におすすめ上位3足をご紹介。
これからリカバリーサンダルを買ってみようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
リカバリーサンダルってどんなサンダル? 履き心地はメーカーによってさまざま
まずリカバリーサンダルとは、どういったサンダルなのでしょうか。
簡単にいってしまえば、ランニングなどの活発な運動をした後の疲れた足でも楽に履ける、高い機能性を持たせたサンダルです。
クッション性の高いソールや、土踏まずを支えるアーチサポートを備えていることが多く、一般的なサンダルとは比べ物にならない履き心地のよさを持っています。「一度履いたら普通のサンダルには戻れない」といった声も聞こえるほど。
ソールがつぶせるほど柔らかいものも
ほかにもメーカーによって反発力を高めて歩きやすくしていたり、安定感が優れていたり、衝撃を吸収しやすい素材を使っていたりと個性を感じられます。
スニーカー代わりに日常的に履く人もいれば、常に履きたいと室内履きに使う人、出張先の宿泊施設で履き替えるように持っていく人など、活躍の場はさまざまです。
汎用性も高く、履き心地もいいので、夏のサンダル生活を一変させてくれるほど便利な1足となるでしょう。
16種類のリカバリーサンダルを履き比べ! 初心者におすすめのメーカーはどれ?
リカバリーサンダルの基本が分かったところで、今回履き比べたリカバリーサンダル16種類とメーカーをザックリとご紹介します。
OOFOS
まずは、リカバリーシューズのパイオニアといわれている、2011年にアメリカで誕生した『OOFOS(以下、ウーフォス)』。
サンダルとは思えない極上のクッション性がクセになると人気で、夏になると履いている人をよく見かけます。
履き比べたのは、定番の『OOriginal(以下、ウーオリジナル)』、『OOahh(以下、ウーアー)』、『OOahh Sport Flex(以下、スポーツフレックス)』の3種類。
左からウーアー、スポーツフレックス、ウーオリジナル
TELIC
同じくアメリカ生まれの『TELIC(以下、テリック)』は、日本人の足に合わせて作られた『ジャパンモデル』を販売している珍しいメーカーです。
反発性の高い履き心地で、弾むように歩けるため「散歩をする時の必需品」という人も。
テリックは『W-STRAP(以下、ダブルストラップ)』『W-CLOUD(以下、ダブルクラウド)』、『Doctor’s Sabot(以下、ドクターサボ)』、『W-BUCKLE2(以下、ダブルバックル)』、『ALLROADS-S3(以下、オールローズ)』の5種類を履き比べてみました。
左上からダブルクラウド、ダブルストラップ、オールローズ
手前左からダブルバックル、ドクターサボ
New Balance
スニーカーやランニングシューズで絶大な人気を誇っている『New Balance(以下、ニューバランス)』。
履き心地がいいことから老若男女問わず人気で、「履いたことがある」という人も多くいるでしょう。
そんなニューバランスからは、『Fresh Foam RCVRY SLIDE v1(以下、フレッシュフォームスライド)』がエントリーしています。
フレッシュフォームスライド
HOKA
厚底ミッドソールを備えたランニングシューズが有名な『HOKA(以下、ホカ)』は、フランスのシューズメーカー。
ほかに類を見ない厚底シューズの系譜は、シッカリとリカバリーサンダルにも継承されています。
『ORA RECOVERY SLIDE 3(以下、リカバリースライド)』も、厚底ソールを備えたホカらしいデザインといえるでしょう。
リカバリースライド
Crocs
デザインのバリエーションが豊富な上、自分でカスタマイズすることもできるため、足元を個性的に演出できる『Crocs(以下、クロックス)』。
サンダルといえばクロックスを思い浮かべる人も少なくありません。
『MELLOW RECOVERY FLIP(以下、メロウフリップ)』は、そんなクロックスにあってはシンプルな見た目といえるでしょう。
メロウフリップ
THE NORTH FACE
『THE NORTH FACE(以下、ノースフェイス)』といえば、誰もが知っている世界的に有名なアウトドアメーカー。
アウトドアだけでなくタウンユースでも活躍してくれるデザイン性の高さで、街中でも商品を身につけている人をよく見かけます。
そんなノースフェイスの中でも、『リアクティブスライド』は特徴的な見た目をしているといえるかもしれません。
リアクティブスライド
SALOMON
トレイルランニング用などのシューズが人気を集めている、スポーツ用品メーカー『SALOMON(以下、サロモン)』。
登山などで疲れた足にも優しいと、アウトドア愛好家の間でも人気の高いサンダルをそろえています。
指で挟んで履くトングタイプの『REELAX BREAK 6.0(以下、リラックスブレイク)』とミュールタイプの『REELAX SLIDE 6.0(以下、リラックススライド)』の2種類を比べてみました。
左からリラックススライド、リラックスブレイク
Amoji
スポーツ関連の商品を扱っており、低価格帯ながら履き心地がいいと評判のメーカーが『Amoji(アモジ)』です。
シンプルなデザインのサンダルが多いので、コーデに合わせやすいのもおすすめポイント。
『ビーチサンダルAA1551(以下、アモジサンダル)』は、ビーチサンダルのようなデザインながら、リカバリーサンダルらしい柔らかな履き心地が特徴的です。
アモジサンダル
Columbia
『Columbia(以下、コロンビア)』は、アウトドアやスポーツウェアの総合メーカー。登山やトレッキング、キャンプやスキー、スノーボード、フィッシングなど、幅広いアイテムを取り扱っています。
『オムニテック』や『オムニヒート』など、独自の技術が評価されており、アウトドア勢にも人気。
そんなコロンビアから生まれたリカバリーサンダルが、シャワーサンダルタイプの『スライブリバイブ』です。
スライブリバイブ
以上、9メーカー16種類のリカバリーサンダルを履き比べ。個別の履き心地やサイズ感など、詳しい情報は後述するとして、まずはクッション性と反発性の強弱をチャート表にまとめてみました。
サクッと知りたい人は、こちらを参考にしてみてください。
リカバリーサンダルチャート表
クリックすると画像を拡大します
メーカーで分けた場合、クッション性が高いのはウーフォス。反発性の高いメーカーは、テリックといえるでしょう。
とにかくフワフワとした雲の上を歩いているかのような、極上のクッション性を求めるなら、ウーフォスのリカバリーサンダルが一番おすすめです。
どのサンダルも異次元レベルのクッション性を持っていて、高くジャンプしても足裏が痛くならないことに感動するでしょう。
その秘密は、ソールに独自素材の『OOfoam™』を使用していること。一般的なEVA素材のソールより37%も衝撃を抑え、足首や足裏への負担を軽減してくれますよ。
反発性の強いメーカーでおすすめのテリックは、厚底デザインのサンダルが多いメーカー。
フカフカというよりもモッチリとした沈むようなクッション性を持ちつつ、「バネが仕込まれてる?」と驚くほどの反発性があるので弾むように歩くことができます。
リカバリーサンダルを散歩にも使いたいという人は、テリックのサンダルがおすすめでしょう。
クッション性と反発性のバランスがよく、リカバリーサンダル初心者に一番おすすめしたいのはニューバランス。
柔らかな履き心地ながら適度に反発性もあり、安定感もそれなりにあるので、散歩にも立ち仕事にも使いやすいでしょう。
万人受けしやすい履き心地といえるかもしれません。
クッション性、反発性、安定感、軽さ、コスパ部門でランキング! 上位3位がこちら!
それでは気になる各ランキングを見ていきましょう!
リカバリーサンダルランキング:クッション性
まずはリカバリーサンダルで多くの人が求めている、クッション性のランキング。フワフワとした履き心地が好きな人は、こちらのランキングを重視するといいでしょう。
ただ、先述しているように上位3位のランキングにしてしまうと、ウーフォスだらけになってしまうので、ウーフォスからおすすめの1足とあえてほかのメーカーから上位2足を選んでみました。
1位 ウーフォス スポーツフレックス
2位 アモジ アモジサンダル
3位 テリック ダブルクラウド
1位スポーツフレックス
2位アモジサンダル
3位ダブルクラウド
リカバリーサンダルランキング:反発性
次に反発性のランキング。反発性は、弾むように軽やかに歩きたい人向けのランキングです。散歩にも使いたいという人はこちらを!
同じく反発性に関してもテリックだらけになってしまうため、テリックからおすすめ1足とほかのメーカーから2足選んでいます。
1位 テリック ダブルクラウド
2位 ホカ リカバリースライド
3位 ニューバランス フレッシュフォームスライド
1位ダブルクラウド
2位リカバリースライド
3位フレッシュフォームスライド
リカバリーサンダルランキング:安定感
安定感は立ち仕事をしている人など、それほど動かないけれど立っている時間が長いという人におすすめのランキングです。
硬めのソールを備えているホカのリカバリースライドや、ヒールストラップの付いているテリックのドクターサボ、ソールの幅が広いコロンビアのスライブリバイブなどが上位を占めました。
1位 ホカ リカバリースライド
2位 テリック ドクターサボ
3位 コロンビア スライブリバイブ
リカバリースライド
2位ドクターサボ
3位スライブリバイブ
リカバリーサンダルランキング:軽さ
長時間履く時の快適さに直結するのが、重さ。
27cmのリカバリーサンダルで、片足の平均的な重さは190g程度です。
スニーカーだと350g程度で、ランニングシューズだと250gくらいが平均なので、普段履いている靴と比べる参考にしてみてください。
ちなみに、今回履き比べたリカバリーサンダルのサイズはほぼ27cmで統一してますが、リラックスブレイクのみ26.5cmとなっています。
1位 アモジ アモジサンダル 129g
2位 ウーフォス ウーオリジナル 152g
3位 ウーフォス ウーアー 159g
1位アモジサンダル
2位ウーオリジナル
3位ウーアー
リカバリーサンダルランキング:コスパ
最後に、コスパが高いと感じるリカバリーサンダルをランキング!
一般的なサンダルよりも機能性が充実しているため、価格も高い傾向にあるリカバリーサンダルですが、機能のわりに価格がおさえめなものもあります。
「この機能でこの価格なら納得!」「リカバリーサンダルらしい履き心地が欲しいけど、あまりお金をかけたくない」という初心者にもおすすめのランキングです。
1位 ニューバランス フレッシュフォームスライド
2位 アモジ アモジサンダル
3位 サロモン リラックスブレイク
1位フレッシュフォームスライド
2位アモジサンダル
3位リラックスブレイク
各部門のランキングが分かったところで、個別の履き心地なども見ていきましょう。
ランキングで気になったリカバリーサンダルがあれば、ぜひチェックしてくださいね。
リカバリーサンダル16足の履き心地の違いは? 個別のサイズ感や重さなども
それでは、16足のリカバリーサンダルの履き心地やサイズ感など、細かく見ていきます。
ちなみに、リカバリーサンダルの多くは1cm単位のサイズ展開のため、26.5cmがジャストサイズの筆者は、ハーフサイズアップして27cmをチョイス。
サロモンのリラックスブレイクのみ、ジャストサイズの26.5cmで履いています。
サイズ感を見る時の参考にしてくださいね。
ウーフォス:ウーオリジナルの履き心地とサイズ感や重さをレビュー
ウーフォスの定番サンダルの1つが、こちらのウーオリジナル。クセになるクッション性が足に気持ちよく、街中でも履いている人をよく見かけます。
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リカバリーサンダルといえば、ウーオリジナルを思い浮かべる人も多いでしょう。
指で鼻緒を挟むトングタイプのサンダルですが、素材が柔らかいため、指の間が痛くなることもありません。
ただ、筆者がトングタイプのサンダルを履き慣れていないせいか、長時間歩くと疲れを感じました。
散歩用に使うというよりも、室内で履くなど足をゆっくりと休めたい時に履くといいかもしれません。
ゆったりしたい時に
サイズ感は、ハーフサイズアップした状態でちょうどよく感じます。
ジャストサイズで選んでしまうとカカトのあまりが少なく、少し窮屈な印象を与えてしまう可能性もあるでしょう。
重さは152gとかなり軽量な上、本体も柔らかいのでコンパクトに持ち運ぶこともできますよ。
ウーフォス:ウーアーの履き心地とサイズ感や重さをレビュー
ウーアーは足をスッとスライドさせて履けるシャワーサンダルタイプ。
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ウーオリジナル同様、ウーアーも柔らかなクッション性を持ち、足裏の形状に合わせて変形するフットベッドが、しっかりと土踏まずをサポートしてくれます。
アッパーもソール同様に柔らかいため、足の甲に吸い付くような一体感は履いていてとても心地よいものです。
柔らかくフィット
フィット感がいいためか、こちらはウーオリジナルと違って長時間歩いても疲れにくく感じました。
とはいえ、ウーオリジナルと同じくソールが異次元レベルに柔らかいため、ちょっとした小石などを踏んでも凹凸が分かるといった違和感はあります。
キャンプなどで河原に行く場合は、ゴツゴツとした感触が足裏に伝わりやすいので、そういった場所にはあまり向かないでしょう。
カカトが若干あまる
サイズ感は、カカトが少し多めに余っているように見えますが、シャワーサンダルタイプは靴下を着用した状態でも履けるので、これくらいの余裕があったほうがいいかもしれません。
ウーアーはウーオリジナルと比べてアッパーがしっかりしているぶん重そうに見えますが、重さは159gと平均よりも軽め。ウーオリジナルと数gしか変わりません。
ウーフォス:スポーツフレックスの履き心地とサイズ感や重さをレビュー
スポーツフレックスも靴下を着用しながらでも履ける、シャワーサンダルタイプ。室内室外問わず使いやすいタイプといえます。
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ウーフォスらしい唯一無二の柔らかな履き心地はもちろん、足裏の形に沈み込むフットベッドは気持ちよく、長時間履いていられるサンダルです。
「普通の靴ではすぐに足が疲れてしまう」「足をゆっくりと休めたい」という時に大活躍するでしょう。
また、スポーツフレックスのアッパーは面ファスナーになっており、フィット感を自由に変えることができるという利点があります。
面ファスナーで調整しやすい
これがかなり便利で、足のサイズさえ合えばフィット感は後から調整できるので、甲高で靴選びに困ることの多い人にもおすすめです。
裸足の時と靴下の時でフィット感を変えれば、コーデの幅も広がります。
前後のサイズ感は、ハーフサイズアップの状態でピッタリ。フィット感は自由に調整できるので、心配な人は少し大きめを買うといいかもしれません。
余裕はなくピッタリ
重さは169gなので、平均よりも軽めです。全体的にウーフォスのリカバリーサンダルは、軽い傾向にあるといえるかもしれません。
テリック:ダブルストラップの履き心地とサイズ感や重さをレビュー
ダブルストラップは、シャワーサンダルタイプのリカバリーサンダル。テリックらしい厚底ソールを備えており、その厚みはなんと4.5cmもあります!
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見た目的にはふんわりとした柔らかな履き心地を想像しますが、テリックのソールは全体的にフワフワというよりもモッチリといった感じ。
特にカカト部分のクッション性がよく、安定感や反発性を重視しているような履き心地です。
また、フットベッドも土踏まずを支える形状のため、通常よりも足が疲れにくく感じます。
弾むようなソールは歩いていて楽しくなるので、犬の散歩など、ちょっとした外出時にサンダルを履くことが多い人に向いているかもしれませんね。
厚底ソールで弾む
サイズ感はハーフサイズアップしているにもかかわらず、前後の余裕は少なめで横幅も少しタイトに感じます。
アッパーのフィット感はいいのですが、甲高幅広の人はワンサイズくらいを目安にサイズアップしたほうがいいかもしれません。
わりとギッチリ
重さは182gと、厚底の見た目よりも軽い印象。リカバリーサンダルの平均的な重さと考えていいでしょう。
長時間履いていても、足が疲れるようなことはありませんでした。
テリック:ダブルクラウドの履き心地とサイズ感や重さをレビュー
独特な丸みを帯びたフォルムで、女性人気の高いリカバリーサンダルがダブルクラウドです。
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ソールの厚みは、ダブルストラップよりも厚く5cm。テリックの中で、一番反発性を強く感じたモデルで「ソールにバネが入っているのでは?」と思わされる履き心地です。
履くだけで視線が5cmも上がるので、コーデによってはスタイルアップ効果も望めるでしょう。
5cmの厚底
ここまでソールが厚いと、小石などを踏んだとしても足裏に違和感を覚えることはありません。
足場の悪いアウトドアなどに持って行っても活躍してくれそうです。
前後のサイズ感はハーフサイズでちょうどいい感じですが、アッパーのフィット感はかなりゆるめ。
アッパーはかなりゆるめ
歩いていると甲にアッパーが当たるので、靴下などを履いて対策をしたほうがいいかもしれません。
225gと平均より少し重めですが、履いていて気になることはないでしょう。
テリック:ドクターサボの履き心地とサイズ感や重さをレビュー
ドクターサボは「医療従事者向けのテリックが欲しい」という声により誕生した、少し変わった逸話を持つリカバリーサンダル。
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そのため、リカバリーサンダルにしては珍しくヒールストラップが付いていたり、ソールの厚みが3.8cmと控えめだったりと、動きやすさや安定感などを重視しています。
つま先が全体的に覆われているので、安全性も高いといえるでしょう。
ヒールストラップを甲側にもっていけば、通常のシャワーサンダルと変わらない形状になるので、使い分けも可能。
リカバリーサンダルの中ではダントツで動きやすく、安定感も抜群です。
ストラップは可動式
ただ、サイズ選びは難しく、ハーフサイズアップした状態でも少し小さく感じます。
ヒールストラップを使用するとよりタイトになり、窮屈といってもいいでしょう。
とはいえ、動きやすさを重視するならあまり大きく履く訳にもいかず悩んでしまうところ。
試し履きをして自分好みのフィット感を探したほうがいいリカバリーサンダルといえそうです。
ストラップを使うとかなり窮屈
重さは179gなので、ほぼ平均的。動きを妨げるようなことはありませんでした。
テリック:ダブルバックルの履き心地とサイズ感や重さをレビュー
筆者がテリックの中で一番気に入っているのが、こちらのダブルバックル。
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ソールの厚みはダブルストラップと同じ4.5cmあり、履き心地はダブルクラウドのように反発性が強めです。
弾むような履き心地は、きっと散歩のお供にしたくなりますよ。
サイズ的にはハーフサイズアップしても前後のあまり具合は気にならないので、場合によってはワンサイズアップでもいいでしょう。
幸いダブルバックルはベルトでアッパーのフィット感を調整できるので、大きくサイズを外さなければ問題ありません。
甲高で靴を選びにくいという人にもおすすめです。
ベルトで調整
重さは249gと、ほぼランニングシューズの平均的な重さと変わりません。
サンダルとしては重めの部類に入りますが、履いていればそれほど気になる重さではありませんでした。
テリック:オールローズの履き心地とサイズ感や重さをレビュー
今回履き比べたリカバリーサンダルの中で、一番の厚底ソールを持っているのが、こちらのオールローズ。
5.5cmものソールを備えています。身長175cmの人が履けば、180cm超えも余裕です。
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厚底ではありますが、つま先に角度が付いていたり、ほどよいクッション性をもっていたりするので、歩きにくさはそれほど感じません。
アッパーのストラップはクッションが付いているので、足への当たりも良好。簡単には脱げません。
また、オールローズはアウトソールに防滑性能を持たせているので、濡れた路面でも安心。一般的なサンダルよりも滑りにくいので、水辺でも使いやすいでしょう。
防滑性は高い
筆者的にはハーフサイズアップでもサイズ感は問題ありませんでしたが、口コミなどを見ると「ハーフサイズダウンして履いている」など、小さめを選ぶ傾向にあるようです。
アッパーはストラップで調整できるので、前後のサイズが合うように選ぶといいでしょう。
ちなみに、重さは見た目からも予想が付くように、重めの354g。サンダルなのにほぼスニーカーを履いているような重さです。
今回、検証した中で一番厚みのあるソールを持ち、一番重たいオールローズ。足元にインパクトが欲しい人にうってつけでしょう。
ニューバランス:フレッシュフォームスライドの履き心地とサイズ感や重さをレビュー
クッション性や安定感、反発性などのバランスがよく、リカバリーサンダル初心者に一番おすすめしたいのが、こちらのフレッシュフォームスライド。
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ニューバランスが独自開発した『フレッシュフォーム』という素材を、もっとも体重のかかるカカト部分に使用しているため、クッション性も良好です。
足を入れてすぐに、沈み込むようなクッション性と跳ね返るような反発性を感じました。
さらにアウトソールが幅広に作られているため、安定感も抜群。散歩にも長時間の立ち仕事にも役立ってくれるでしょう。
幅広で安定感が高い
サイズ感はハーフサイズアップでちょうどピッタリ!多少の余裕があるので、靴下を履いても窮屈に感じることはありませんでした。
ただ、横幅は少し広めなので、足が細い人は少し左右にぶれるかもしれません。
ボリューム感のある見た目ですが重さは214g程度。平均よりも少しだけ重めですが、それほど気にならないでしょう。
ホカ:リカバリースライドの履き心地とサイズ感や重さをレビュー
ホカらしい厚底のソールを持っているリカバリースライド。真横からだとかなり分厚く見えますが、カカトのフットベッドは大きくえぐれているため、厚み自体は約4cmです。
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履き心地はサロモンに次いで硬めで、柔らかいクッション性が大半のリカバリーサンダルの中では異質なほうといえるかもしれません。
その分、ジッと立ち止まっている時でもバランスを崩しにくく、身体のぶれが少ないので、安定感は抜群です。長時間立っていることの多い人なら重宝するでしょう。
アウトソールの幅が広い
前後のサイズ感は、ハーフサイズアップで問題なし。ただ、アッパーは結構余裕があり、フィット感はそれほど高くありません。
アッパーの素材も少し硬めなので、筆者的には裸足で履くよりも靴下を履いたほうが、甲がすれにくく足に優しい気がします。
裸足だと少しすれる
リカバリースライドは224gなので、平均よりも30g以上重く、どちらかというとランニングシューズに近い重さといえるでしょう。
クロックス:メロウフリップの履き心地とサイズ感や重さをレビュー
クロックスというと、チャームが自由に取り付けられる穴あきのラウンドトゥタイプが有名ですが、メロウフリップはトングタイプのリカバリーサンダルです。
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とてもシンプルな形状で、アウトソールがフラットに作られているため、安定感は高め。厚みのわりにソールは柔らかく、リカバリーサンダルらしさを感じられるでしょう。
しかし、鼻緒の部分が本体とは異なる素材を使っておりかなり硬いため、長時間履くと指の間が痛くなりました。
普段からトングタイプのサンダルを履きなれている、上級者向けといえるかもしれません。
ゆるっと履くには最適
全体的にゆるっとした履き心地で、つま先のあまり具合を見る限りはハーフサイズアップでピッタリなサイズ感。
ただ、カカト部分はわりとあまりが出てしまうので、サイズ選びが悩ましいところでしょう。
ぺったんぺったんと音を鳴らしながら歩く、ビーチサンダルのような履き心地が好きな人には向いていそうです。
厚みはそれほどない
メロウフリップの重さは204g。ほぼ平均といっていいでしょう。
ノースフェイス:リアクティブスライドの履き心地とサイズ感や重さをレビュー
リアクティブスライドを見て、一番に目をひくのは間違いなく親指部分です。
リカバリーサンダルには珍しい形状で、親指を守るようにガードが付いています。
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つま先を何かにぶつけたり、人混みで足を踏まれたり、そういった事故があってもケガをしにくいのは地味に嬉しいところです。
クッション性は柔らかすぎず、硬すぎず安定感のある履き心地。アッパーは靴下着用でも履けるように少し甲高に設計されています。
ということで、筆者も靴下を履いたままリアクティブスライドを履いてみました。
しかし、ハーフサイズアップしているにもかかわらず、アッパーで甲の部分が引っかかり、カカトがはみ出して、つま先側はあまる結果に。
カカトがはみ出す
親指が届かず…惜しい
とはいえ、もうワンサイズアップするとかなりブカブカになってしまいそうなので、サイズ選びは難しいかもしれません。
リアクティブスライドの重さは228gなので、どちらかというとラニングシューズ寄り。履いていて気になる重さではないでしょう。
サロモン:リラックスブレイクの履き心地とサイズ感や重さをレビュー
リラックスブレイクはトングタイプのサンダルながら、少しスタイリッシュな見た目。ありきたりなデザインから外したい人におすすめです。
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特徴的な点はフットベッドとストラップが一体化して継ぎ目がないこと。シームレスな作りなので、引っ掛かりもなく、素肌にすれる感じもありません。
ソールは履き比べた中では硬めに分類されますが、底つきするような感覚もなく、安定感のある履き心地です。
筆者的に感動したのが、鼻緒の部分。柔らかなひも状なので、長時間履いても指が痛くなりません。
指に当たらず痛くない
サイズは、今回履き比べた中で、唯一のジャストサイズで履いています。実際、アッパーのフィット感やつま先のあまり具合などを見ても問題がなく、まさにジャストフィットといったところ。
普段履いているスニーカーなどのサイズ感を選んでも問題はないでしょう。
ジャストサイズでジャストサイズ!
重さは188gとほぼ平均値。手軽に履けて、持ち運びにも便利ですよ。
サロモン:リラックススライドの履き心地とサイズ感や重さをレビュー
リラックススライドは、つま先や甲の部分までアッパーに覆われており、ミュールのような形状になっています。
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柔らかく通気性のいい3Dメッシュをアッパーに採用しているので、蒸れる心配も少なく、夏でも履きやすいでしょう。
履き心地は、上記のリラックスブレイクとほぼ同じ。土踏まずの部分が盛り上がっているため、アーチサポートも機能していました。
アウトソールも同じで、リカバリーサンダルにしては珍しい、硬めで凹凸のはっきりしたパターンを採用。耐久性も悪くなさそうです。
ただ、リラックススライドはリラックスブレイクと異なり、ハーフサイズアップで履いているにもかかわらず、サイズ感は少し小さめ。
アッパーがあるためか足が奥まで入らず、カカトがギリギリの状態でした。
サイズ感はかなり小さめ
サロモンのリカバリーサンダルは、0.5cm刻みでサイズ展開しているので、ワンサイズアップで購入してもいいかもしれません。
アッパーで足の半分以上が包まれているため重そうに見えますが、204gとほぼ平均値。
サイズ感以外はリラックスブレイクとほとんど変わらないので、デザインの好みで選んでみてもいいかもしれませんね。
アモジ:アモジサンダルの履き心地とサイズ感や重さをレビュー
ビーチサンダルっぽい見た目のリカバリーサンダルが、アモジサンダル。
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フワフワとしたクッション性はウーフォスに迫る柔らかさで、疲れた足に優しい印象を受けました。
作りも履き心地もウーフォスに近い感覚ですが、鼻緒が少し太かったり、土踏まずの支えが若干弱かったりと、ちょっと物足りない部分も。
ただ、その分アモジサンダルは価格が安く、ほかのリカバリーサンダルと価格面で比べると頭一つ抜けている状態です。
「とにかく安くリカバリーサンダルを履きたい」という人にはうってつけでしょう。
アッパーはちょっとゆるい
サイズ感は、ハーフサイズアップで問題なし。アッパーのフィット感は若干ゆるい感じもしますが、許容範囲でしょう。
重さは履き比べた16足のうちで、一番軽い129g。重さに関しては履いていても、まるで裸足のような感覚です。
コロンビア:スライブリバイブの履き心地とサイズ感や重さをレビュー
スライブリバイブは高いグリップ力と反発力を発揮させるため、アウトソールに深めのラグを採用した、アウトドアでも使いやすいリカバリーサンダル。
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クッション性はそれほど高くありませんが、横幅が広く作られているため、安定感は高く、反発性も悪くありません。
ハーフサイズアップして履いているせいかもしれませんが、全体的にゆったりとしたサイズ感。足への締め付けも少なく、ゆったりとした気分で履きたい時に向いているでしょう。
前後のあまり具合はちょうどよいのですが、アッパーはブカブカ…。歩いているうちに足が前に移動してしまい、つま先がギリギリになるほどでした。
足が前にズレやすい
靴下を履くなど、サイズによっては少し調整が必要かもしれません。
スライブリバイブの重さは216gなので、平均より少し重め。履いてみると、見た目よりは軽く感じます。
有名9メーカーのリカバリーサンダルを16種類履き比べてみた! まとめ
ウーフォスやニューバランス、ノースフェイスなど有名な9つのメーカーのリカバリーサンダルを履き比べてランキングにしてみました。
クッション性に特化しているものや、散歩などにも使いやすい反発性が突き抜けているものなど、特徴はさまざま。どれを選んでも間違いということはありません。
好きなメーカーやデザインで選ぶのもありだと思います。
ちなみに、16足の中から個人的に一番おすすめしたいリカバリーサンダルを1点あげるとするなら…迷いに迷ってテリックのダブルバングルです。
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おすすめポイントは、適度なクッション性と弾むような反発性が楽しく、ちょっとした散歩にも使いやすい点。
ほかにもフィット感を自分好みに調整できるので、季節によって素足で履いたり靴下を履いたりしやすく、サイズ選びにも迷いにくいところです。
外履きも室内履きもこなせるので、履こうと思えば1年中リカバリーサンダルを履くこともできるでしょう。
夏を前にして人気の高まっているリカバリーサンダル。まだ履いたことがない人は、この夏ぜひ挑戦してみてください。
普通のサンダルとはまったく違った履き心地は、きっとクセになりますよ。
[文・構成/UPDATE編集部]