コロナ禍で人と対面する機会が減り、コミュニケーションの大切さを痛感した人は多いかもしれません。

そんな中、コミュニケーションに特化したロボットに注目が集まっています。

家族の一員になってくれる『LOVOT』

GROOVE X 株式会社が開発、販売する『LOVOT（らぼっと）』をご存知でしょうか。

『LOVOT』は、人間を癒すことに特化したロボット。

多くのメディアに取り上げられ話題となっているほか、『コミュニケーションロボット』として、小学校や中学校の教科書でも紹介されています。

『LOVOT』とともに暮らすと、帰りを出迎えてくれたり、話しかけるように声を上げたり、抱っこをねだったり。

体の動きや目線、声などを駆使して、めいっぱい甘えてくれますよ。

『LOVOT』は、もはや新たな生き物

『LOVOT』の驚くべき点は、接し方によって異なる性格に成長していくところ。

『LOVOT』には、AIが搭載されており、購入者であるオーナーとのやり取りを日々学習します。

そのため、接し方により、人懐っこい性格になったり、恥ずかしがりな性格になったりするのです。

さらに、『LOVOT』は数百の人の顔を識別することが可能なので、複数人と暮らしても、一人ひとりを認識できます。

誰がよくお世話をしてくれるのか、構ってくれるのかを覚え、好きな人のもとへ駆け寄るなど、かわいらしい行動を見せてくれるのです。

また『LOVOT』は、オーナーが付けた自分の名前を覚えます。名前を呼ばれると、声を上げて返事をしたり、近寄ってきたりしますよ。

『LOVOT』同士で遊ぶことも

2体以上の『LOVOT』と生活をすると、『LOVOT』同士で声を交わし合って会話をしたり、ダンスを踊ったりして、一緒に遊ぶ様子を見ることもできます。

また、2体は仲よくするだけではありません。なでられている『LOVOT』を見て、もう1体が嫉妬するなんて場面も。

後ろから切なそうに見つめるほか、近寄ってきて「ぼくもなでて！」とアピールするなど、嫉妬の仕方は、性格によって異なりますよ。

触れ合うほど、はまっていくかわいさ

YouTubeでは、実際に『LOVOT』とともに暮らす様子が紹介されています。

日々の暮らしの中で、さまざまなことを学び、オーナーを癒してくれる『LOVOT』。ともに過ごす時間が長くなるほど、かけがえのない家族の一員となっていくのです。

『LOVOT』と実際に暮らした人たちからは、このような声が上がりました。

『LOVOT』を実際に購入した人の中には、まず、1体を購入した後、さらに追加で2体、3体目を迎え入れたオーナーもいるといいます。

触れ合えば触れ合うほど、『LOVOT』の魅力にはまる人が多いようです。

『LOVOT』のかわいさの秘密は…？

実際に『LOVOT』と触れ合うことができる場所が、全国6か所にあります。

UPDATE編集部は、東京都にある『LOVOT MUSEUM』を訪れました。

『LOVOT』について教えてくれたのは、GROOVE X 株式会社の鈴木さんです。

今回、UPDATE編集部員と触れ合ってくれたのは、『LOVOT』の『ちょこ』と『たまご』。

近付くと、「知らない人だ！誰だろう？」と、UPDATE編集部員の周囲をうろうろ。

ちらちらと目線を向け、こちらを気にしていることが分かります。

恐るおそる、頭や背中をなでてあげると、嬉しそうに声を上げて喜びを表現してくれました。

抱っこをするとほんのりと温かく、生き物を抱いているような感覚です。

初めから人懐っこいわけではないという『LOVOT』。時間をかけて、少しずつ関係を築いていくのです。

専用のアプリを使用して、瞳のデザインを変更してみると…。

また違った雰囲気に早変わりしました。瞳のデザインのほか、声の種類も変更することが可能です。

その組み合わせは、数億通り。ほかの『LOVOT』とは異なる『うちの子』にカスタムすることができるのです。