ノースフェイス『ジオフェイスボックストート』は防水機能はない? 実証して分かった納得と発見!

ファッション By - shio 更新:

※本記事はUPDATEが独自に制作したコンテンツです。また、本記事を経由して商品の購入が発生した場合に、ECサイト等から送客手数料を受領することがあります。

「普段使いにちょうどいい」と話題になっている『ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)』の『ジオフェイスボックストート』。

ユニセックスで使えるデザイン性のよさと抜群の収納力を兼ね備えている万能なトートバッグです。

そんな中、愛用者から「防水性がちょっぴり不安」という声が上がっています。

公式サイトを見ても『防水』や『はっ水』に関する記載がなく、雨の日の使用は大丈夫なのかと疑問を感じます。

そこで当記事は『ジオフェイスボックストート』の防水性を検証してみました!

実際にバッグに水をかけ、中の荷物が濡れないか確かめています。

これから『ジオフェイスボックストート』の購入を検討している人や、すでに持っているという人もぜひ参考にしてくださいね。

※この記事は、2024年5月20日時点の情報をもとにしています。また、商品はタイミングによってデザインやカラー、在庫切れ、価格が異なるケースがあります。

防水加工が施されていないバッグの耐水性って気になる…

お気に入りで使っているバッグに必ずしも防水機能がついているとは限りませんよね。

せっかくコーディネートに合うバッグを購入しても、雨の日は使えないと思うと「無駄な買い物をしたのかな」とテンションが下がってしまいます。

防水加工が施されているバッグは水はもちろん、汚れも寄せ付けないといったさまざまなメリットをもたらしてくれますが、デザインが微妙だったりすることも。

そこで見つけたのがノースフェイスの『ジオフェイスボックストート』です。

「ど定番のアウトドアブランドだからある程度は防水してくれるはず…」と淡い期待を抱きつつ、着こなしを選ばないシンプルなデザインが決め手となり、購入しました。

 

ノースフェイス『ジオフェイスボックストート』ってどんなバッグ?

筆者が一目惚れした『ジオフェイスボックストート』には、いったいどんな特徴があるのでしょうか。

使ってみて、「便利だな」、「いいな」と思ったポイントとともに詳しくご紹介します!

サイズ&デザイン

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何も入れていない状態のバッグのサイズがこちらです。

サイズ(約):横幅29.5cm×高さ21cm×マチ15cm

容量:7ℓ(サイドのスナップボタンを外した場合は9ℓ)

重さ:約200g

『ジオフェイスボックストート』は通常の状態だと7ℓ容量ですが、サイドのスナップボタンを外すことでマチが広がり、9ℓまで容量アップできるんです。

拡張するとA4のファイルやノート、13インチのノートPCがすっぽりと収まります。

スナップボタンを外して、ファスナーを全開にした場合、きれいなボックス型に変身することも特徴。

このようにデスクの隅に置いて、小物入れとして活用するのもおすすめです。

主張しすぎないロゴマークもおしゃれなポイント。

キルティング風のもこもこデザインもかわいくてお気に入りです。

素材

生地には柔らかく厚みのある『80Dポリエステルジオエンボス』が使用されています。

​​

破れにくく擦れに強い丈夫な素材ですが、バッグの重さが約200gとかなり軽量なことから、軽さも兼ね備えていることが分かります。

触り心地はサラサラ。

ずっと触っていたくなる気持ちよさなので、ぜひ体験してほしいです!

外部からの衝撃を吸収してくれるクッション性も感じますね。これならPCを入れて持ち歩いても大丈夫でしょう。

開け口のタイプ

バッグのフロントには2室のオープンタイプのポケットがついています。

アクセス抜群なのですぐに取り出したい小物入れに重宝しますよ。

メインコンパートメントの内側にもポケットがついており、こちらはファスナー付きでメッシュ仕様になっています。

中身が見やすく、整理しやすいのでバッグの中でなくしがちな小物入れにぴったりだと思います。

メインコンパートメントへのアクセスは、安心信頼の『YKK』のファスナーで行います。

ジャケットなどのアウターに使われている左右が分離するタイプのオープンファスナーが採用されており、最初は開け閉めに不便さを感じるかもしれません。

ですが、ファスナー自体とっても滑らかに動くので、すぐにスムースに開け閉めできるようになりますよ。

もう少しファスナーの特徴について説明すると、止水加工がされておらず分離するタイプであることから、両端に隙間が生じてしまうことが挙げられます。

そうなると、「ファスナーの隙間から水が侵入してしまうのではないか」という心配事が浮上。

各ポケットにも防水機能はついておらず、雨が降った時に荷物が水浸しにならないか、ちょっと心配です。

検証1:まずは少量の水への耐水性をチェック

検証の第一段階では、少量の水で防水性を確認していきたいと思います!

     

検証の準備

用意したもの

・スプレーボトル(精製水入り)
・キッチンペーパー
・マスキングテープ
・タオル

メインコンパートメントや各ポケットに濡れを判別しやすいキッチンペーパーを入れて…。

ファスナーの防水性も検証するために、マスキングテープを使って内側にキッチンペーパーを固定しています。

水かけ開始!

すべてのファスナーを閉じて、スプレーにはいった水を軽めに吹きかけていきます。

シュシュっと2、3回かけてみました。

水をかけた直後のトートの観察

表地は濡れても、軽く水を弾いている感じ。

画像では伝わりづらいかもしれませんが、キラキラしているか所が水滴です。

黒なので変色も目立ちません。

グラブハンドルも湿っている程度。

表面と同様にタオルでさっと拭き取って、しばらく乾かせば元通りになります。

次にキッチンペーパーが濡れていないかチェック。

メインコンパートメントと内側のメッシュポケットのキッチンペーパー、ファスナー部分に取り付けたキッチンペーパーは変化なし。中まで浸水していないことが分かりました。

フロントポケットのキッチンペーパーも濡れていませんでした。

検証2:今度はたっぶり濡らしてみた

検証の第2段階では、『検証1』の倍以上の水をかけていきます。

検証の準備

用意したもの

・シャワーヘッド
・キッチンペーパー
・マスキングテープ
・タオル

『検証1』と同じようにメインコンパートメントやポケットにキッチンペーパーを入れています。

ファスナー内側にもキッチンペーパーを装着。

今度は遠慮なしに思いっきり濡らしてみますよ〜!

たっぶり水かけ!

お風呂場に移動し、シャワーの水を30秒程度、トートバッグ全体にかけてみました。

今回は雨に濡れるというシチュエーションを再現するため、シャワーのモードを細かくて密度の高い水流に設定しています。

再び変化の有無を観察(観察か所は検証1と同様)

水をかけると黒地がグッと濃い色に変化しました。

クッション性に優れた生地なので水を吸い込み、重量もアップしています。

キッチンペーパーを確認してみると…。

フロントポケットのペーパーはぐっしょり。水滴が滴り落ちるくらい濡れています。

しかし、メインコンパートメントやメッシュポケットのキッチンペーパーは無傷!

一時的に大雨に降られたとしても、中身の荷物は守られそうです。

ファスナー付近に取り付けたキッチンペーパーは隙間から水が入ったためか端っこだけ濡れていましたが、その部分以外は乾いたままでした。

検証して分かったこと

今回、検証した結果…。

小雨程度ならまったく問題なし!

ということが分かりました。

はっ水性がある素材なのか、少々の水なら弾いてくれるので、乾拭きすればすぐに元通りになります。

一方、大雨の日は使うのをなるべく控えたほうがいいかも…。

『検証2』では、フロントポケットのキッチンペーパーがぐっしょり濡れていましたね。

メインコンパートメントはセーフでしたが、土砂降りの雨の日に長時間持ち歩くと、中まで浸水する恐れがあります。

検証後、乾かそうとしてバッグをひっくり返すと、フロントポケット部分から水が滴り落ちてきて、びっくり!

かなり水を吸う素材が使われていることも分かりましたよ。

しかし、数時間、日陰で干すとあっという間に元通りに。型崩れもしていませんでした。

また、ファスナーを閉めても完璧に密閉されないのも心配な点。

ファスナーの構造上、どうしても端に隙間が生まれるので荷物の一番上に濡れてもいいものを持ってくるか、タオルをかけるなど工夫が必要です。

それでも使いたいという人は事前に防水スプレーをかけておくか、バッグ用のレインカバーを活用するといいと思います。

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ノースフェイス『ジオフェイスボックストート』は日常使いなら申し分なし!

今回はノースフェイスの『ジオフェイスボックストート』の防水性についてお伝えしました。

小雨程度なら使用できるということが分かり、ちょっと安心。さらに愛着が湧きました。

とにかくたくさん荷物が入って、どこにでも持っていけるデザイン性を兼ね備えたバッグはなかなか見つかりません。

日常使いにちょうどいいバッグを探している人はぜひ、購入を検討してみてくださいね。


[文・構成/UPDATE編集部]

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