完全に流行りに乗り遅れた男がサロモン『XT-6』をレビュー 「正直言うと…」 ファッション By - プレミアムかたの 更新:2024-09-30 ※本記事はUPDATEが独自に制作したコンテンツです。また、本記事を経由して商品の購入が発生した場合に、ECサイト等から送客手数料を受領することがあります。 ここ数年、ファッション感度が高い人は1足は持っているであろうブランド『サロモン』。 靴屋で働いていた筆者はサロモンを10数年前に初めて知り、製品にも触れていましたが当時は「売れないし、なんかぱっとしないデザインだなぁ」と思っていました。 それが今や人気ブランドとなっていることを不思議に思って傍観していたら、いつの間にやら流行りに完全に乗り遅れ、今になって一番人気のシューズ『XT-6(エックスティーシックス)』をゲット。 「いいな」と思う反面、「これはどうなんだろう」と思うところもあったので、しっかり履いてレビューしていきます! 目次 1. サロモン『XT-6』とはなんぞや?2. XT-6の魅力は?3. XT-6のサイズ感は? 実は注意が必要4. XT-6の履き心地は?5. XT-6のレビューまとめ サロモン『XT-6』とはなんぞや? Amazonで見る 楽天市場で見る そもそもサロモンの『XT-6』とはどんな靴かといえば、2013年に発売されたのがオリジナルのモデルで、今あるのはカラーや素材が刷新されたものです。 さまざまな場所を走破できるトレイルランニングシューズという位置付けで、多くのランナーの足元を飾りました。 サロモンはこれまで、どちらかというとスノーボードなどウインタースポーツを愛する人に認知されたブランドでしたが、最近になって知名度が急上昇。 XT-6を一番人気として、現在はファッションアイテムとしての側面が特に評価され、20代など若い人を中心に支持を集めています。 XT-6の魅力は? XT-6の魅力は、やはりこの見た目でしょう! 特にこのトリプルブラックはかっこよく、一番人気。 ブラックの中に映える、『salomon』の文字と、トリコロールカラーが退屈させないデザインにしています。 個人的にツボだったのが、カカトの光沢のある部分。エスカレーターに乗っている時に前の人がXT-6を履いていると、ここが輝いて「うわ、かっこいい…。欲しい!」となりました。 横顔もかっこいいです。 内側面には、『XT-6』の文字が。大きな文字ですが、カラーリングとの兼ね合いもあってか下品になっていない絶妙なバランスです。 靴紐ではなく、簡単かつしっかりとサイズ調整ができるクイックシューレースを取り入れているのも、個人的には嬉しいポイント。 筆者はXT-6を履く時は黒をベースにしたファッションをすることが多いので、靴下のカラーをトリコロールの黄色と合わせつつ、遊んでみました。 個人的には、XT-6がしっかり見えるようにボトムスはジャストな丈感のものにしたほうがかっこいいと思っています。 XT-6のサイズ感は? 実は注意が必要 XT-6のサイズ感としては、普段履いているスニーカーと同じと思って大丈夫です。 ただ、フィット感が強めなので、足が甲高や幅広の人は要注意。 店頭などで試し履きをしてサイズを確認するか、クイックシューレースで調整もできるので、ハーフサイズアップしたほうがいいかもしれません。 XT-6の履き心地は? 「履き心地がめちゃくちゃいい!」と評判のXT-6ですが、筆者の足には合わなかったのか、正直いってあまり履き心地がいいとは思いませんでした。 筆者は普段、ニューバランスやアシックス、オン、キーンといったブランドの靴を履くことが多いのですが、それらと比べるとクッションは固め。 また、ヒール部にボリュームがあり、さらにフットベッドのヒール部のくぼみが足にフィットしすぎるためか、カカトに重心がいきがち。 インソールのヒール部 かなりフィット感が強め それと比べると前足部の反りが少なく、歩きにくさや走りにくさ感じました。 前足部の反り XT-6というモデル自体が2013年発売で新しいとはいえず、機能は当時と変わらないそうなので、履き心地に関してはほかのブランドのシューズと比べると置いていかれている印象です。 サロモンのサンダルは素晴らしい履き心地だったので、人気アイテムなだけに少し残念。 逆にいえば、これが改善されたらモンスターのような、向かうところ敵なしのシューズに化けるかもしれませんね。 XT-6のレビューまとめ 個人的な総評としては「めちゃくちゃかっこいいけれど、履き心地はいま一歩な靴」というものです。 あくまで筆者の足に合わなかっただけの可能性もありますが、まだまだ改良の余地はあるのではないでしょうか。褒めている人があまりに多いので、気になる点も紹介させていただきました。 XT-6はゴアテックスタイプも登場していますが、メンブレン(ゴアテックスの膜)がアッパーに入っていることによって固さが出るので、なおさら要注意。 かっこよさに関しては文句なしなので、「履き心地は人を選ぶ」ということを念頭に、買うか否かを検討してみてくださいね。 Amazonで見る 楽天市場で見る [文・構成/UPDATE編集部] 出典 Amazon/楽天市場 関連ワード サロモン靴 この記事をシェアする Share Post LINE
ここ数年、ファッション感度が高い人は1足は持っているであろうブランド『サロモン』。
靴屋で働いていた筆者はサロモンを10数年前に初めて知り、製品にも触れていましたが当時は「売れないし、なんかぱっとしないデザインだなぁ」と思っていました。
それが今や人気ブランドとなっていることを不思議に思って傍観していたら、いつの間にやら流行りに完全に乗り遅れ、今になって一番人気のシューズ『XT-6(エックスティーシックス)』をゲット。
「いいな」と思う反面、「これはどうなんだろう」と思うところもあったので、しっかり履いてレビューしていきます!
サロモン『XT-6』とはなんぞや?
Amazonで見る
楽天市場で見る
そもそもサロモンの『XT-6』とはどんな靴かといえば、2013年に発売されたのがオリジナルのモデルで、今あるのはカラーや素材が刷新されたものです。
さまざまな場所を走破できるトレイルランニングシューズという位置付けで、多くのランナーの足元を飾りました。
サロモンはこれまで、どちらかというとスノーボードなどウインタースポーツを愛する人に認知されたブランドでしたが、最近になって知名度が急上昇。
XT-6を一番人気として、現在はファッションアイテムとしての側面が特に評価され、20代など若い人を中心に支持を集めています。
XT-6の魅力は?
XT-6の魅力は、やはりこの見た目でしょう!
特にこのトリプルブラックはかっこよく、一番人気。
ブラックの中に映える、『salomon』の文字と、トリコロールカラーが退屈させないデザインにしています。
個人的にツボだったのが、カカトの光沢のある部分。エスカレーターに乗っている時に前の人がXT-6を履いていると、ここが輝いて「うわ、かっこいい…。欲しい!」となりました。
横顔もかっこいいです。
内側面には、『XT-6』の文字が。大きな文字ですが、カラーリングとの兼ね合いもあってか下品になっていない絶妙なバランスです。
靴紐ではなく、簡単かつしっかりとサイズ調整ができるクイックシューレースを取り入れているのも、個人的には嬉しいポイント。
筆者はXT-6を履く時は黒をベースにしたファッションをすることが多いので、靴下のカラーをトリコロールの黄色と合わせつつ、遊んでみました。
個人的には、XT-6がしっかり見えるようにボトムスはジャストな丈感のものにしたほうがかっこいいと思っています。
XT-6のサイズ感は? 実は注意が必要
XT-6のサイズ感としては、普段履いているスニーカーと同じと思って大丈夫です。
ただ、フィット感が強めなので、足が甲高や幅広の人は要注意。
店頭などで試し履きをしてサイズを確認するか、クイックシューレースで調整もできるので、ハーフサイズアップしたほうがいいかもしれません。
XT-6の履き心地は?
「履き心地がめちゃくちゃいい!」と評判のXT-6ですが、筆者の足には合わなかったのか、正直いってあまり履き心地がいいとは思いませんでした。
筆者は普段、ニューバランスやアシックス、オン、キーンといったブランドの靴を履くことが多いのですが、それらと比べるとクッションは固め。
また、ヒール部にボリュームがあり、さらにフットベッドのヒール部のくぼみが足にフィットしすぎるためか、カカトに重心がいきがち。
インソールのヒール部 かなりフィット感が強め
それと比べると前足部の反りが少なく、歩きにくさや走りにくさ感じました。
前足部の反り
XT-6というモデル自体が2013年発売で新しいとはいえず、機能は当時と変わらないそうなので、履き心地に関してはほかのブランドのシューズと比べると置いていかれている印象です。
サロモンのサンダルは素晴らしい履き心地だったので、人気アイテムなだけに少し残念。
逆にいえば、これが改善されたらモンスターのような、向かうところ敵なしのシューズに化けるかもしれませんね。
XT-6のレビューまとめ
個人的な総評としては「めちゃくちゃかっこいいけれど、履き心地はいま一歩な靴」というものです。
あくまで筆者の足に合わなかっただけの可能性もありますが、まだまだ改良の余地はあるのではないでしょうか。褒めている人があまりに多いので、気になる点も紹介させていただきました。
XT-6はゴアテックスタイプも登場していますが、メンブレン(ゴアテックスの膜)がアッパーに入っていることによって固さが出るので、なおさら要注意。
かっこよさに関しては文句なしなので、「履き心地は人を選ぶ」ということを念頭に、買うか否かを検討してみてくださいね。
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[文・構成/UPDATE編集部]