「洗っちゃいけない」といわれるアシックスの『ランニングポーチ』をあえて洗濯 結果は…?

ファッション By - shio 更新:

※本記事はUPDATEが独自に制作したコンテンツです。また、本記事を経由して商品の購入が発生した場合に、ECサイト等から送客手数料を受領することがあります。

ランニング時に便利な『ウエストポーチ』。スマホや財布などの荷物を快適に持ち運べることから愛用しているランナーが増えています。

さまざまなブランドやメーカーから発売されていますが、今回注目するのは日本のスポーツブランド『アシックス』のウエストポーチです。

ランナーの走りやすさを第一に考えた設計が施されており、身体にピタッと密着してくれる付け心地。機能性はもちろん、デザインも高く評価されています。

しかし、身体に密着してくれる分、汗を吸収して発生するニオイや汚れが気になるという声も。

「いざ、洗おう!」と思っても『非防水』、『洗濯不可』と記載されていることから「詰んだ…」と困っている人が多いようです。

そこで、当記事では「洗濯できない」という表示をあえて無視し、洗ってみるという検証を行っています。

ランニングポーチのお手入れ方法でお悩みの人は、ぜひ参考にしてくださいね。

※この記事は、2024年5月30日時点の情報をもとにしています。また、商品はタイミングによってデザインやカラー、在庫切れ、価格が異なるケースがあります。

実は洗ってはいけないらしいアシックス『RUNNING META WAIST POUCH』

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筆者が愛用しているのは『RUNNING META WAIST POUCH』という人気モデル。

材質はポリエステル100%で、触った感じは水濡れには強そうです。

しかし!商品タグを見てみると「洗濯不可」と記載されていて、乾いた布やブラシで優しく拭き取るお手入れが推奨されています。

筆者

それでも清潔な状態を保ちたい…。

「どうなっても自己責任!」と自分にしっかりといい聞かせ、思い切って洗ってみることにしました。

クセになる使い心地が魅力のアシックス『RUNNING META WAIST POUCH』

洗う検証を行う前に『RUNNING META WAIST POUCH』がいかにランニングに最適なアイテムであるか、その特徴や魅力についてご紹介します。

安定感

『RUNNING META WAIST POUCH』は「ブレにくいフォーム」を追求するウエストポーチとして開発された商品です。

骨盤の位置に取り付け、フィットさせることで走行中の身体のブレや荷物の揺れを軽減。

着地時の内転を抑制するサポート機能付きで、正しいフォームをキープした状態で走ることができます。

ウエストベルトの周囲サイズは約70~85cmに対応。

面ファスナーでフィット感を強めたり、緩めたりと簡単に調節可能で、衣類の厚さに関係なく装着できるのもポイントです。

収納力

スリムでコンパクトな作りでありながら、収納力が高いことも特徴。

メインのポケットはファスナー付きで中身の物を落とす心配がありません。

マチ付きで幅広めにデザインされているので、たくさん荷物が入りそうです。

内側にもポケットがついていて、小物を分けて収納できます。

スマホと小銭入れ、ワイヤレスイヤホン、自宅の鍵を入れてもまだまだ余裕でした。

メインポケットの両サイドにもポケットが付いています。

サイズ的には小さくても伸縮性に優れており、大きさや形状に関係なく、いろいろな物が入りそうです。

パウチタイプのスポーツドリンク(内容量300g)がすっぽりおさまりました。

ただし、フラップやファスナーがついているわけではないので、物の落下には注意したほうがいいでしょう。

ポーチを身体にピタッと巻きつけると荷物は落ちにくいです。

通気性

『RUNNING META WAIST POUCH』の素材はポリエステル100%。

調節ベルト部分以外はメッシュになっており、通気性が抜群です。

見た目も涼しげでおしゃれ。スポーティーなコーデにマッチして、走る時の気分を上げてくれますよ。

ドキドキ…アシックス『RUNNING META WAIST POUCH』を洗ってみた!

ここからが本題です!『RUNNING META WAIST POUCH』を水を使用した2通りの方法で洗ってみます。

検証1:手洗い

まずは様子見として、優しく洗える『手洗い』で検証していきます!

準備したものがこちら。

用意したもの

・中性洗剤(おしゃれ着用)

・ブラシ

・タオル

・使い捨て手袋

今回の検証では、広々と使える洗面台を使用しました。大きめのバケツや洗面器を使用するのもおすすめです。

まずは『RUNNING META WAIST POUCH』の中に何も入っていないかを確認。

ここで大まかなゴミやホコリはブラシや乾いた布などで優しく取り除いておくといいですよ。

次に洗濯液を作ります。洗面台に40°くらいのぬるま湯を溜めて、そこに1%程度の割合の中性洗剤を加えてください。水よりもぬるま湯のほうが汚れが落ちやすいみたいです。

『RUNNING META WAIST POUCH』を洗面台の中に浸けて、優しく押し洗い。

型崩れや色落ちを防ぐためには、激しく揉んだり強めに擦ったりするのはNGとのこと。とにかく優しく丁寧に洗うことを心がけました。

目立つ汚れや気になる部分は、ブラシを使って優しくこするといいと思います。

押し洗いが完了したら、ここからはすすぎの作業です。

洗剤が落ちきるまでしっかりすすがないと、「後から変なシミや黄ばみができちゃいそうだな」と思い、泡がなくなるまで念入りに洗い流しました。

すすぎ洗いが終わったら、水をよく切ってタオルで包み、さらに水気を切ります。

干す場所は直射日光が当たらない風通しのいい平らな場所を選びました。

直接、紫外線に当ててしまうと、素材の劣化が早まる恐れがあるからです。

生乾きの状態はカビやにおいの元になってしまうので、焦らずしっかりと乾かしましょう。

数時間後、『RUNNING META WAIST POUCH』を確認してみると…。

しっかりと乾いていますね。

洗濯はダメといわれていましたが、きれいになっただけで型崩れも色落ちもなさそうです。

面ファスナー部分の劣化もなし。

ファスナーもちゃんとスムースに動きます。

検証2:洗濯機で洗う

次は洗濯機を使って洗っていきます!

型崩れを防ぐために洗濯ネットを用意しました。

ほかの衣類も一緒に洗う場合、面ファスナー部分がほかの衣類やタオルに引っ付いて傷めてしまう恐れがあるので、必ず洗濯ネットに入れましょう。

まずは検証1と同様にポーチの中に何も入っていないか、よく確認します。

汚れやホコリをブラシでササっと払ったら、面ファスナー部分を引っ付けておきます。

面ファスナーを閉じずに洗濯するとほかの衣類を傷つけたり、ホコリが付着したりして引っ付きが悪くなるそうです。

設定を普段の『標準コース』から優しめの水流と軽めの脱水で洗い上げる『おしゃれ着コース』に変更。洗い、すすぎ、脱水時間をすべて短めに設定し直しました。

洗剤は自動投入されるタイプの洗濯機なので、スタートボタンをポチッと押すだけであとはお任せです。

洗濯後の『RUNNING META WAIST POUCH』がこちら!

ネットに入れていたおかげか、心配していた型崩れはありません。

手洗い時と同様に平らな場所で陰干しします。

数時間後、乾いた状態の『RUNNING META WAIST POUCH』です。

色落ちや型崩れもなく、思わずホッ…。

面ファスナー部分もちゃんと引っ付くし、ファスナー部分も問題なく動きました。

分かったこと

洗濯NGとされている『RUNNING META WAIST POUCH』ですが、大きな問題なくスムースに洗えて拍子抜けしちゃいました。

心配していた色落ちや型崩れもなく、メッシュ素材なので、早く乾いたところがよかった点。洗剤がほんのり香ってテンションが上がります。

今回は初めて洗ってみたので、なんの問題もなかったのかもしれませんが、頻繁に洗濯を繰り返すと劣化が早まるのかもしれません。

長く愛用したいのなら、メーカーが推奨しているお手入れ方法を守ることが大切です。

どうしても洗いたい時は型崩れや生地の劣化を防ぐために洗濯機はなるべく使用せず、手洗いに留めておくのがいいと思います。

また、洗った後すぐに乾かしたいからといって乾燥機やドライヤーなどを使うことはやめましょう。温風による熱で生地の硬化や伸縮などが起こり、バッグの形が変形してしまいます。

清潔な状態を保つためには、使用する前に防水スプレーを振っておくのも手です。

はっ水してくれると同時に汚れもしっかり弾いてくれるのでお手入れの回数が減ると思いますよ。

まとめ

洗濯NGの『RUNNING META WAIST POUCH』を洗ってみた結果、特に問題なくきれいになったので安心しました。

しかし、今回はたまたまうまくいっただけかもしれません。そのため安易に真似をしないほうがいいでしょう。

メーカーが推奨していないということは洗濯すればするほど生地の劣化を促進してしまう恐れがあります。

洗うのは自己責任。本当に汚れやニオイが気になるという時だけ優しく丁寧に手洗いしてみてくださいね。

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[文・構成/UPDATE編集部]

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