テレワークでも使える『体温管理アプリ』 手書きよりも正確、簡単!

アプリ By - UPDATE編集部 更新:

※写真はイメージ

2021年4月現在、多くの企業が新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)による、社内でのクラスター感染が発生しないよう、細心の注意を払っていることでしょう。

感染対策の一環として、社員に日々、体温の記録を義務付けている企業もあります。

中には、手書きで記録、管理している企業も。管理者にとって、社員の手書き記録を管理することはとても大変な作業です。

パナソニック株式会社は、組織やグループのクラスター発生防止につなげるためのグループ健康管理スマホアプリ『OND’U』の提供を開始しました。

グループ健康管理アプリ『OND’U』とは?

『OND’U』アプリは、最大100名のメンバーの体温や体調を簡単に把握することができるアプリです。

『OND’U』では、このようなことができます。

【体温・体調入力】
・日々の体温・体調、発熱時の行動を記録。
・風邪、コロナウイルスの病状の有無の記録。
・メッセージ機能でグループへ伝言。
・37.5度以上の発熱時には、問診票記入、行動記録を登録可能。

【グループの健康を手間なく管理】
・所属グループの健康登録状況を一覧チェックできる。
・管理者以外には詳細な健康データが見えない仕様でプライバシーに配慮。
・発熱者や症状登録者は特別なアイコンでお知らせ。
・グループでメッセージを使ってコミュニケーションがとれる。

体温、体調の入力が簡単!

『OUND’U』では、日々の体温を簡単に登録できるだけでなく、体調が悪い日には症状の記録が可能です。

また、37.5度以上の発熱があった場合、病院で診断してもらった結果を入力することもできますよ。

行動記録も登録できるので、もし感染してしまった場合にはどのような行動をとっていたのか、簡単に確認することも可能なのです。

登録した体温、体調はグラフ化されます。

日、週、月単位での体温の推移をグラフで確認することができ、発熱や解熱時期もひと目で見られますよ。

自身の平均体温も表示されるので、体調の把握も簡単に行えます。

体調が悪く、症状を記録した日はピンク色で表示。記入した問診票も、このグラフからアクセスし確認することができるのです。

メンバーの健康を手間なく管理

アプリ利用者は、グループを作成した『所有者』、運営をサポートする『マネージャー』、グループに参加する『参加メンバー』の3つに分かれます。

『所有者』が『マネージャー』を設定することができ、複数人での健康管理が可能。管理者の負担を減らすことができるのだそうです。

日々の健康管理は、メンバーみんなでやっていることを感じやすいよう、全員が見ることができます。

メンバーの体調は、青、黄、赤の信号機カラーで表示。

発熱者や症状を登録した人は上位に表示される機能もあるので、徹底的に体調不良者の見落としを防止することができます。

また、詳細なデータを『参加メンバー』は見ることができません。プライバシーにも配慮されている仕様なので、安心して利用することができますね。

それぞれのメッセージも表示されるので、メンバー同士のコミュニケーションにもつながりそうです。

『OND’U』が開発された経緯は?

パナソニック株式会社は「感染症に立ち向かえる強い組織、社会づくりに貢献したい」という想いから『OND’U』のアプリを開発したといいます。

実際の管理・対策方法は、紙による手書き記入が多く、陽性者が発生した際に記録を辿るのが大変であったり、忙しい管理者が社員やメンバーの体調不良を見逃したことによるクラスター感染が起こったりするなど様々な課題があります。
パナソニックは、グループ内で体調報告をし合うことで日常のくらしに健康管理を定着させ、感染症に立ち向かえる強い組織・社会づくりへの貢献をめざしたグループ健康管理アプリを開発しました。

パナソニック株式会社では、『OND’U』アプリを社内で実証実験を実施。

一定の効果が認められたことから、アプリの提供を開始したのだとか。

企業だけでなく、趣味の仲間や友人同士、また、家庭内など、さまざまな場面で活躍が期待できそうなアプリです。

勤務先の企業や、家族、仲間同士で利用してみてはいかがでしょうか。


[文・構成/UPDATE編集部]

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