「これって意味あるの?」「暑苦しそう」 アームカバーを着けてみたら意外にも快適だった スポーツ・アウトドア By - プラム 更新:2025-06-25 ※本記事はUPDATEが独自に制作したコンテンツです。また、本記事を経由して商品の購入が発生した場合に、ECサイト等から送客手数料を受領することがあります。 夏の暑さ対策の商品は数あれど、「これって意味あるの?」と疑問に思っているアイテムもあります。 筆者的には『アームカバー』がその代表例。 半袖だけのほうが涼しそうに見えますし、肌にピタッとくっついているので通気性も悪そうです。 とはいえ、車を運転している人や運動をしている人、日常生活で使っている人も珍しくはありません。 あえて着衣を増やしてまで使う必要はあるのでしょうか。アームカバー初心者の筆者が検証してみます。 有名メーカー2種類のアームカバーを比べてみた 性能の違いは? 筆者が今回検証してみたアームカバーは2種類。 ワコールの豊富な知見などを取り入れて開発されているスポーツウェア『CW-X』の『HYR610』と、100年以上の歴史を持つフランスのアウトドア用品メーカー『MILLET(ミレー)』の『MIV01966』です。 Amazonで『CW-XのHYR610』を見る 楽天市場で『CW-XのHYR610』を見る Amazonで『ミレーのMIV01966』を見る 楽天市場で『ミレーのMIV01966』を見る 両方とも袖口に親指を通すサムホールが付いており、手の甲までカバーできるタイプ。吸汗速乾性や伸縮性などの基本性能も備えています。 もちろんUVカット機能も備えているので、夏のアームカバーとしては十分でしょう。 まずは個別の性能を見ていきます。 CW-XのHYR610の性能は? HYR610は、吸汗速乾性を持たせたアームカバーで、裏側はメッシュ状になっているので、通気性のよさが期待できます。 裏側だけメッシュ 気になる紫外線対策としての性能は、UVカット率が90%以上。紫外線がやや強い日でも使えるレベルで、衣服が持つ紫外線カット性能を表すUPFだと『UPF25』程度と考えられます。 腕口には滑り止めのゴムが付いているので、サイズがしっかりとあっていればズレてしまう心配もありません。 滑り止め付き 全体的に伸縮性がよいので、大きめのサイズを買うよりも、少し小さめで対応したほうがフィット感が得られるでしょう。 伸縮性があるので動きやすい ほかにも抗菌防臭機能があったり、再帰反射性のロゴが付いていたりと、さまざまな機能が付いています。 また、右手と左手どちら用なのかがひと目で分かるように、内側にLR表記も。細かいところまで気遣いが行き届いているように感じます。 意外と便利 サイズはユニセックスタイプだと、SとMの2サイズ展開。178cm68kgの筆者はMサイズを選びました。 HYR610のサイズ S:上腕最大周囲 24~26cm M:上腕最大周囲 26~29cm ミレーのMIV01966の性能は? 次にミレーのMIV01966の性能を見ていきましょう。 MIV01966もサムホールが付いていますが、穴が開いているだけでなく親指までしっかりと包み込むタイプ。より日焼けしにくい形状といえます。 親指まで包み込むタイプ UPF性能は最高値の『UPF50+』で、UVカット率は98%以上。素肌の時と比べて50倍も日焼けしにくくなるので、紫外線の強い時でも安心して使うことができそうです。 より高いUVカット率を求めているなら、上記のCW-Xよりもミレーのほうが数値的にもガードする面積的にも優れているといえるでしょう。 ただ、腕口に滑り止めなどは付いていないため、サイズがあっていないとズレやすい可能性があります。 伸縮性に関しても4方向ストレッチがきいているので、まったく問題なし。よく伸びるので、フィット感も抜群です。 こちらも伸縮性抜群 抗菌防臭機能などはないようですが、縫い合わせた部分が平面的に仕上がる『フラットシーマー』縫製が使われているため、肌への当たりや着心地は良好です。 サイズはXS-SとM-Lの2サイズ展開。こちらはM-Lサイズを選びました。 MIV01966はEUROサイズ表記なので、Sで日本のMサイズに相当します。 アームカバーの付け心地やサイズ感は? 基本的な性能が分かったところで、それぞれのアームカバーを装着してみます。 まずはCW-XのHYR610から。 親指が全体的に出ているので、指の動きを妨げることもなくスッキリとした印象です。 サイズ感も程よく、袖の長さや腕口の締め具合もちょうどよく感じます。 半袖Tシャツを着ていても腕との境目が表に出ることはないでしょう。 締め付けはちょうどよい つけたまま運動などもしてみましたが、特にズレる心配もなし。しっかりと滑り止めがきいているようでした。 続いて、ミレーのMIV01966を装着!親指まで包まれるので、CW-Xよりもカバー面積は広めです。 袖の長さはCW-X同様、半袖Tシャツを着ていても境目が出るようなことはありません。 ただ、腕口の締め付け具合は、きついというほどではないのもののミレーのアームカバーのほうが多少強く感じます。 フィット感がちょっと強め そのぶん滑り止めが付いていなくても特にズレやすいといった印象はなく、運動をしても問題はありませんでした。 アームカバーって本当に必要? 「暑苦しいかと思いきや…」 ここからは共通で感じた使用感なのですが、結論からいうと日焼け防止や運動をする時に着けるのはありです! アームカバーはピッタリとしているので半袖でいたほうが涼しそうに思えますが、着けてみると意外や意外、暑苦しさはそれほどありません。 というのも、どちらのアームカバーも吸汗速乾性に優れているため、水分が蒸発する時に熱を奪っていく気化熱の効果もあって、風が当たると涼しく感じるのです。 汗をかいてもすぐに吸汗し、乾いてくれるのでベタベタとする不快感も軽減。これは特に、自転車に乗っている時に強く感じました。 風が当たるとかなり涼しい また、吸汗性に優れているので、アームカバーで汗をぬぐうのにも使えます。タオルを持ち歩いたり、ウェアで汗を拭いたりするよりも快適でした。 日焼け対策としても下手に長袖を着るよりもドライで快適な着心地なので、日常的に使うのもありでしょう。 実際にアームカバーを使っている人たちからは、このような声があがっています。 ・思ったよりもひんやりクール感があり、外出時に活用している。 ・サラッとドライな肌触りがいい。 ・汗をかいてもベタベタしないので快適。 ・なんだかんだですでに3回も買っている。夏の必需品。 ・車を運転する時の日焼け対策として重宝してる。 ちなみに筆者的には虫刺されも軽減されるので、かなりお気に入りです。 ミレーとCW-Xのアームカバーを検証してみた まとめ アームカバー初心者の筆者が、ミレーとCW-Xのアームカバーを使ってみると、想像以上に快適だということが分かりました。 どちらも同じくらいの吸汗速乾性なので、ドライ感はそれほど変わりません。また、一部メッシュ素材になっているなど生地は異なりますが、通気性に違いがあるかといわれればそれ程ではないでしょう。 それほど違いはなかった 汗のにおいなどが気になる人は、抗菌防臭効果のあるCW-XのHYR610を、日焼け対策としてUVカット率が気になる人は、ミレーのMIV01966がおすすめです。 ちなみに、HYR610のほうがMIV01966よりも、公式価格で1000円ほど安いので、とりあえずアームカバーを使ってみたいという人は、HYR610を選ぶといいかもしれません。 アームカバー おすすめの選び方は? 抗菌防臭効果が欲しい→CW-XのHYR610 少しでも安いほうがいい→CW-XのHYR610 親指まで包み込むタイプがいい→ミレーのMIV01966 UVカット率が高く日焼け対策をしっかりしたい→ミレーのMIV01966 見た目よりも暑苦しくなく、快適なアームカバー。 運動をする時はもちろん、自転車や車の運転で腕だけ日焼けしてしまうのを避けたい人には、特におすすめですよ。 Amazonで『CW-XのHYR610』を見る 楽天市場で『CW-XのHYR610』を見る Amazonで『ミレーのMIV01966』を見る 楽天市場で『ミレーのMIV01966』を見る [文・構成/UPDATE編集部] 出典 Amazon/楽天市場 関連ワード MILLET(ミレー)アームカバー検証 この記事をシェアする Share Post LINE
夏の暑さ対策の商品は数あれど、「これって意味あるの?」と疑問に思っているアイテムもあります。
筆者的には『アームカバー』がその代表例。
半袖だけのほうが涼しそうに見えますし、肌にピタッとくっついているので通気性も悪そうです。
とはいえ、車を運転している人や運動をしている人、日常生活で使っている人も珍しくはありません。
あえて着衣を増やしてまで使う必要はあるのでしょうか。アームカバー初心者の筆者が検証してみます。
有名メーカー2種類のアームカバーを比べてみた 性能の違いは?
筆者が今回検証してみたアームカバーは2種類。
ワコールの豊富な知見などを取り入れて開発されているスポーツウェア『CW-X』の『HYR610』と、100年以上の歴史を持つフランスのアウトドア用品メーカー『MILLET(ミレー)』の『MIV01966』です。
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楽天市場で『ミレーのMIV01966』を見る
両方とも袖口に親指を通すサムホールが付いており、手の甲までカバーできるタイプ。吸汗速乾性や伸縮性などの基本性能も備えています。
もちろんUVカット機能も備えているので、夏のアームカバーとしては十分でしょう。
まずは個別の性能を見ていきます。
CW-XのHYR610の性能は?
HYR610は、吸汗速乾性を持たせたアームカバーで、裏側はメッシュ状になっているので、通気性のよさが期待できます。
裏側だけメッシュ
気になる紫外線対策としての性能は、UVカット率が90%以上。紫外線がやや強い日でも使えるレベルで、衣服が持つ紫外線カット性能を表すUPFだと『UPF25』程度と考えられます。
腕口には滑り止めのゴムが付いているので、サイズがしっかりとあっていればズレてしまう心配もありません。
滑り止め付き
全体的に伸縮性がよいので、大きめのサイズを買うよりも、少し小さめで対応したほうがフィット感が得られるでしょう。
伸縮性があるので動きやすい
ほかにも抗菌防臭機能があったり、再帰反射性のロゴが付いていたりと、さまざまな機能が付いています。
また、右手と左手どちら用なのかがひと目で分かるように、内側にLR表記も。細かいところまで気遣いが行き届いているように感じます。
意外と便利
サイズはユニセックスタイプだと、SとMの2サイズ展開。178cm68kgの筆者はMサイズを選びました。
HYR610のサイズ
S:上腕最大周囲 24~26cm
M:上腕最大周囲 26~29cm
ミレーのMIV01966の性能は?
次にミレーのMIV01966の性能を見ていきましょう。
MIV01966もサムホールが付いていますが、穴が開いているだけでなく親指までしっかりと包み込むタイプ。より日焼けしにくい形状といえます。
親指まで包み込むタイプ
UPF性能は最高値の『UPF50+』で、UVカット率は98%以上。素肌の時と比べて50倍も日焼けしにくくなるので、紫外線の強い時でも安心して使うことができそうです。
より高いUVカット率を求めているなら、上記のCW-Xよりもミレーのほうが数値的にもガードする面積的にも優れているといえるでしょう。
ただ、腕口に滑り止めなどは付いていないため、サイズがあっていないとズレやすい可能性があります。
伸縮性に関しても4方向ストレッチがきいているので、まったく問題なし。よく伸びるので、フィット感も抜群です。
こちらも伸縮性抜群
抗菌防臭機能などはないようですが、縫い合わせた部分が平面的に仕上がる『フラットシーマー』縫製が使われているため、肌への当たりや着心地は良好です。
サイズはXS-SとM-Lの2サイズ展開。こちらはM-Lサイズを選びました。
MIV01966はEUROサイズ表記なので、Sで日本のMサイズに相当します。
アームカバーの付け心地やサイズ感は?
基本的な性能が分かったところで、それぞれのアームカバーを装着してみます。
まずはCW-XのHYR610から。
親指が全体的に出ているので、指の動きを妨げることもなくスッキリとした印象です。
サイズ感も程よく、袖の長さや腕口の締め具合もちょうどよく感じます。
半袖Tシャツを着ていても腕との境目が表に出ることはないでしょう。
締め付けはちょうどよい
つけたまま運動などもしてみましたが、特にズレる心配もなし。しっかりと滑り止めがきいているようでした。
続いて、ミレーのMIV01966を装着!親指まで包まれるので、CW-Xよりもカバー面積は広めです。
袖の長さはCW-X同様、半袖Tシャツを着ていても境目が出るようなことはありません。
ただ、腕口の締め付け具合は、きついというほどではないのもののミレーのアームカバーのほうが多少強く感じます。
フィット感がちょっと強め
そのぶん滑り止めが付いていなくても特にズレやすいといった印象はなく、運動をしても問題はありませんでした。
アームカバーって本当に必要? 「暑苦しいかと思いきや…」
ここからは共通で感じた使用感なのですが、結論からいうと日焼け防止や運動をする時に着けるのはありです!
アームカバーはピッタリとしているので半袖でいたほうが涼しそうに思えますが、着けてみると意外や意外、暑苦しさはそれほどありません。
というのも、どちらのアームカバーも吸汗速乾性に優れているため、水分が蒸発する時に熱を奪っていく気化熱の効果もあって、風が当たると涼しく感じるのです。
汗をかいてもすぐに吸汗し、乾いてくれるのでベタベタとする不快感も軽減。これは特に、自転車に乗っている時に強く感じました。
風が当たるとかなり涼しい
また、吸汗性に優れているので、アームカバーで汗をぬぐうのにも使えます。タオルを持ち歩いたり、ウェアで汗を拭いたりするよりも快適でした。
日焼け対策としても下手に長袖を着るよりもドライで快適な着心地なので、日常的に使うのもありでしょう。
実際にアームカバーを使っている人たちからは、このような声があがっています。
・思ったよりもひんやりクール感があり、外出時に活用している。
・サラッとドライな肌触りがいい。
・汗をかいてもベタベタしないので快適。
・なんだかんだですでに3回も買っている。夏の必需品。
・車を運転する時の日焼け対策として重宝してる。
ちなみに筆者的には虫刺されも軽減されるので、かなりお気に入りです。
ミレーとCW-Xのアームカバーを検証してみた まとめ
アームカバー初心者の筆者が、ミレーとCW-Xのアームカバーを使ってみると、想像以上に快適だということが分かりました。
どちらも同じくらいの吸汗速乾性なので、ドライ感はそれほど変わりません。また、一部メッシュ素材になっているなど生地は異なりますが、通気性に違いがあるかといわれればそれ程ではないでしょう。
それほど違いはなかった
汗のにおいなどが気になる人は、抗菌防臭効果のあるCW-XのHYR610を、日焼け対策としてUVカット率が気になる人は、ミレーのMIV01966がおすすめです。
ちなみに、HYR610のほうがMIV01966よりも、公式価格で1000円ほど安いので、とりあえずアームカバーを使ってみたいという人は、HYR610を選ぶといいかもしれません。
アームカバー おすすめの選び方は?
抗菌防臭効果が欲しい→CW-XのHYR610
少しでも安いほうがいい→CW-XのHYR610
親指まで包み込むタイプがいい→ミレーのMIV01966
UVカット率が高く日焼け対策をしっかりしたい→ミレーのMIV01966
見た目よりも暑苦しくなく、快適なアームカバー。
運動をする時はもちろん、自転車や車の運転で腕だけ日焼けしてしまうのを避けたい人には、特におすすめですよ。
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[文・構成/UPDATE編集部]