1日履いても疲れないインソールはどれ? 『ニューバランス』など4社9種を比べてみた ファッション By - プラム 更新:2025-01-21 ※本記事はUPDATEが独自に制作したコンテンツです。また、本記事を経由して商品の購入が発生した場合に、ECサイト等から送客手数料を受領することがあります。 足が疲れやすい革のブーツをよく履いているせいか、インソールの有難さに気付いた筆者。 どのインソールが有用なのかと、さまざまなメーカーや形のものを検証してきた結果、ゆうに10種類を超えていました。 その中でも、足裏全体をサポートするタイプのインソールに注目。4社9種類のインソールを検証して、コスパのいいものやクッション性のいいものなど、おすすめをご紹介します。 目次 1. 『ニューバランス』など有名どころのインソールを検証 全9種類がこちら!2. インソールメーカーの違いをチェック! 各社の特徴は?2.1. ニューバランスの特徴は?2.2. ザムストの特徴は?2.3. ドクターショールの特徴は?2.4. シダスの特徴は?3. 4社9種類のインソールを検証 それぞれの違いは?3.1. ニューバランス:ライトウエイトインソール RCP130/LAM356873.2. ニューバランス:サポーティブクッションインソール RCP150/LAM356883.3. ニューバランス:クッショニングレザーインソール RCP900/LAM357163.4. ニューバランス:サポーティブリバウンドインソール RCP280/LAM356893.5. ザムスト:フットクラフト クッションドウォーク3.6. ザムスト:フットクラフト スタンダードクッションプラス3.7. ドクターショール:ジェルアクティブ3.8. ドクターショール:ヘビーデューティ3.9. シダス:マックスプロテクト・ウォーク4. 結局のところおすすめのインソールはどれ? さまざまな要素でランキングすると4.1. インソールの軽さランキング! 一番軽いのは?4.2. 柔らかな履き心地が好きな人向け フカフカなインソールは?5. 4社9種類のインソールを検証してみた まとめ 『ニューバランス』など有名どころのインソールを検証 全9種類がこちら! 今回、筆者が検証した9種のインソールがこちら! 裏側はこんな感じ 『New Balance(ニューバランス)』は一番種類が多く、写真左から『サポーティブリバウンドインソール』『サポーティブクッションインソール』『クッショニングレザーインソール』『ライトウエイトインソール』の4種類。 『ZAMST(ザムスト)』からは、『フットクラフト クッションドウォーク』と『フットクラフト スタンダードクッションプラス』の2種類を選んでいます。 左からクッションドウォーク、スタンダードクッションプラス 『Dr. Scholl’s(ドクターショール)』は、『ジェルアクティブ』と『ヘビーデューティーサポートインソール』という、かなり毛色の違う2種類をチョイス。 左からジェルアクティブ、ヘビーデューティー 最後の1つは、『SIDAS(シダス)』の『マックスプロテクト・ウォーク』です。 ちなみに、コスパなどを考慮して筆者が一番気に入ったインソールを先に教えてしまうと、ニューバランスのサポーティブリバウンドインソールがおすすめでした。 Amazonで見る 楽天市場で見る ほかにもクッション性のよかったもの、軽かったものなど、各種インソールの細かな評価もしていますので、引き続き読んでみてくださいね。 インソールメーカーの違いをチェック! 各社の特徴は? 有名どころのメーカーとはいえ、普段インソールを気にしていない人には聞き馴染みのないものもあるでしょう。 まずは、メーカーの特徴から見ていきます。 ニューバランスの特徴は? この4社の中なら、やはり一番知名度が高いのはニューバランスでしょう。 スニーカーが人気で「日常的に履いている」という人も多くいます。 そんなスニーカーが有名なニューバランスですが、実は創業当初は「アーチサポートインソールや偏平足などをなおす矯正靴の製造メーカー」だったんです! ということは、ニューバランスのインソールは「かなり質が高いものではないか」ということで、多めに入っています。 ザムストの特徴は? ザムストは、医療用足首サポーターの開発や発売をきっかけに誕生した、スポーツ向けのサポートケア製品メーカーです。 整形外科向けの製品を長年開発・製造してきた日本のメーカーで、アスリートはもちろん、部活生に対してもケガの予防知識などの普及活動を積極的に行ってきました。 身体を支える土台として足元を重視しており、整形外科学やスポーツ医学に基づいてインソールを設計しています。 ドクターショールの特徴は? 1904年にアメリカで誕生したドクターショールは、100年以上の歴史を持つ、フットケア専門ブランド。 イギリスの医療用ストッキングをルーツに持つ『メディキュット』や消臭剤、足裏ケア用品などが有名です。 人によってはあまり聞き馴染みのあるメーカーとはいえませんが、老舗メーカーの1つといえるでしょう。 シダスの特徴は? 足のトラブルを予防することを目的に、研究を続けているフランスのメーカー・シダス。「いかに動くか」を40年以上追求してきたメーカーです。 シダスのインソールはアスリートだけでなく、医療の現場でも採用されており、高い信頼性を持っており、愛用しているという人も少なくありません。 海外メーカーながら、日本人向けの商品も展開しているのが嬉しいポイントでしょう。 4社9種類のインソールを検証 それぞれの違いは? 各社の特徴が分かったところで、インソール個別の評価を見ていきます。 インソールのサイズに関しては、すべて27cmにカットして統一。検証には重く、クッション性もない革のブーツにインソールを入れて、1万歩前後歩き回ってみました。 重くて硬い革のブーツ 通常なら足の裏が痛くなり、1日の終わりにドッと疲れが押し寄せてくる歩数ですが、インソールを入れることによってどう変わるのでしょうか。 ニューバランス:ライトウエイトインソール RCP130/LAM35687 ニューバランスの中でも安価で、試しやすいインソールの1つが、ライトウエイトインソール(以下、ライトインソール)です。 Amazonで見る 楽天市場で見る その特徴はなんといっても、軽いこと。片足でわずか13gしかありません。 裏面には、クッション性と軽量性に優れた『REV-LITE(レブライト)』を使用しています。 さらに表面には、断面積が髪の毛の7500分の1という『Nanofront(ナノフロント)』を使用。カカトを包み込むようなカップ形状とあわせることで、靴の中で足がずれることはなく、優れたグリップ力を発揮しました。 ただ、クッション性に関してはそれほど高くなく、一般的に入っているインソールと変わらない印象です。足の疲れ具合もそれほど軽減はされません。 ジャンプをする運動や1日中歩き回る人というよりは、ランニングシューズを少しでも軽く履きたい人、靴の中で足がずれてしまう人におすすめのインソールといえるでしょう。 ニューバランス:サポーティブクッションインソール RCP150/LAM35688 ライトインソールの上位タイプが、こちらのサポーティブクッションインソール(以下、クッションインソール)。 Amazonで見る 楽天市場で見る ほぼ100%の衝撃吸収に加え、反発弾性に優れた『ABZORB(アブゾーブ)』を全面に使用し、土踏まずを支える『TPUスタビライザー』を搭載。左右への安定感も抜群です。 そのため1日中革のブーツを履いていたにもかかわらず、足の疲れはかなり軽減されていると感じました。 しかし、インソールの表面は通常のものと変わらないので、グリップ力はいまいちといったところ。大きめのシューズに入れると、足が安定せずに前後にずれるかもしれません。 あまり激しい動きをしない街歩き用のスニーカーや、立ち仕事用の靴に使用すると、その本領を発揮することができるでしょう。 ニューバランス:クッショニングレザーインソール RCP900/LAM35716 クッショニングレザーインソール(以下、レザーインソール)は、表面にピッグスキンを使用した、少し高級感のあるインソールです。 Amazonで見る 楽天市場で見る レザーを使っているので、優れた吸湿性とフィット感が気持ちよく、自然と足に馴染んでくれます。 裏面は厚みのあるポリウレタン素材で、足を入れた瞬間から柔らかさが分かるほど、フカフカとした履き心地に変化。硬い履き心地の革のブーツとの相性は抜群でした。 硬いパーツが使われておらず、柔軟に形を変えてくれるので、さまざまな靴に合わせて使うことができそうです。 思いのほか柔らかい 難点を挙げるとすれば、表面がレザーなので、使い込んでいくとツルツルとなめらかになり、足が滑りやすくなることでしょう。 運動には向かないので、日常履きするようなスニーカーなどに入れるといいかもしれません。 ニューバランス:サポーティブリバウンドインソール RCP280/LAM35689 2000円前後という価格帯にもかかわらず、充実した機能を搭載し、ニューバランスというメーカーの安心感もある、コスパ最高なインソールがサポーティブリバウンドインソール(以下、サポーティブインソール)です。 インソール部門でベストセラー1位になっているのもうなずけます。 Amazonで見る 楽天市場で見る 裏面は全体的に衝撃吸収や反発性の高い、高反発EVAが使用されており、特に負荷がかかりやすいカカトにはアブゾーブを搭載。 土踏まずやカカトのサポートは、TPUスタビライザーを搭載しているので、安定感も抜群です。 表面にはナノフロントが使われているためグリップ力も高く、靴の中で足が滑るということもありません。 カカトだけでも疲れは和らぐ 上記で紹介した、ニューバランスのインソールのいいとこどり、といっても過言ではないでしょう。 日常でも運動時でも使えるインソールなので、とにかく「足の疲れを軽減させたい」と考えている人は、まずはこれを試してみてください! ザムスト:フットクラフト クッションドウォーク フットクラフト クッションドウォーク(以下、ウォークインソール)は、普段使いやウォーキングなど、歩く時用に特化したインソールです。 Amazonで見る 楽天市場で見る 足裏をソフトに支えてくれる3Dアーチ設計。カカトには着地時の衝撃から足を守る、衝撃吸収素材を搭載しています。 表面は足当たりが優しいヌバック調の生地を使用するなど、シンプルな見た目ながら、機能はさまざま。 全体的に厚みがあるので、履き心地は柔らかく、クッション性の少ないシューズに入れると違いが分かりやすいでしょう。 グニャグニャとした柔らかさではなく、芯のある履き心地なので安定感もあり、足の疲れもしっかりと軽減してくれました。 ウォーキングはもちろん、立ち仕事用の靴に使うのもおすすめですよ。 ザムスト:フットクラフト スタンダードクッションプラス フットクラフト スタンダードクッションプラス(以下、クッションプラス)は、既製品のインソールにしては珍しく、土踏まずの高さを選ぶことができます。 ロー、ミドル、ハイと3種類から選ぶことができるので、「今までのインソールは合わなかった」という人でもピッタリのものに出会えそうです。 ちなみに、筆者はミドルタイプを選びました。 Amazonで見る 楽天市場で見る カカトのカップ形状も深く、シューズ内での足のズレも軽減してくれます。 前足部やカカトには衝撃吸収素材を搭載。柔らかなクッション性は感じませんが、1日が終わった後に足の疲れが軽減されていることに気づくでしょう。 ミドルでも結構深め 硬めのパーツが使われているため、靴の形状によってはぶつかってしまうこともありそうです。 あまりタイトな靴に使うよりも、少し余裕のあるシューズに使ったほうが無難でしょう。 アーチタイプの判別方法は動画で紹介されているので、それだけでもチェックしてみると面白いですよ。 ドクターショール:ジェルアクティブ ジェルアクティブは、名前の通り全体がジェル状の柔らかい素材で作られているインソールです。 Amazonで見る 楽天市場で見る 衝撃のかかるカカトなど、一部が柔らかいのかと思っていましたが、全体がプルプルとした感触。まるで、おでこに貼る吸熱剤や厚みのある湿布を踏んでいるようです。 とはいえ、クッション性はそれほど高くはなく、履き心地にこだわっている靴に入っているインソールと大差なく感じました。 また、グニャグニャと曲がってしまうため、靴の奥まで入れるのがかなり大変です。 これでも重さは83gと重め 柔らかいため、形状が変わっている靴などにも使いやすいということ以外は、残念ながらこれといっておすすめポイントが見つかりませんでした。 ドクターショール:ヘビーデューティ 上記のジェルアクティブと比べると、かなりガッチリした作りのヘビーデューティーサポートインソール(以下、ヘビーインソール)。 それもそのはず、ヘビーインソールは200ポンド以上の体重で、背の高い人向けに設計されたインソールなのです。 Amazonで見る 200ポンドというと、約90kg!かなり体格のいい人向けの一品といえるでしょう。 筆者は体重が68kgなので、かなりのオーバースペックなのですが、厚みのあるインソールはフカフカとした柔らかさを感じます。 ほかにも土踏まずを支えるアーチサポートがしっかりとしていたり、衝撃吸収素材がカカトに使われていたりと、インソールの機能は十分。 実際、長距離を歩いているにも関わらず、足の疲れはいつもより軽く感じました。 欠点としては、インソールが厚いため使用できる靴を選ぶことや、片足で65gとかなり重いことでしょう。 軽さを重視する運動用の靴には使いづらいかもしれません。 シダス:マックスプロテクト・ウォーク 最後に紹介するマックスプロテクト・ウォーク(以下、マックスプロテクト)は、日本人の足に合わせたオリジナル設計で、シダスジャパンと本国の開発チームが共同で作り上げたインソールです。 Amazonで見る 楽天市場で見る インソール全体に、シダスが独自開発した衝撃吸収素材の『PODIANEi+(ポディアンアイプラス)』を使用。荷重のかかるカカトには、ジェルパットを配置しています。 足裏を優しく支えるアーチサポートは、日本人向けに開発されているので「フィットしやすい」との声も。 土踏まずの高さもちょうどよい マックスプロテクトは、全体的に密度が詰まっているような印象を持たせるインソールです。 想像よりも硬めの履き心地で、クッション性はそれほど感じません。それでもしっかりと足の疲れは軽減されていたので、インソールとしての性能は間違いないでしょう。 また、履き心地が硬めになるため、安定感が生まれるのも面白いところ。ウォーキングだけでなく、立ち仕事などに使ってもよさそうです。 ちなみに、こちらも片足で69gとかなり重めのインソールでした。 結局のところおすすめのインソールはどれ? さまざまな要素でランキングすると 9種類のインソールを履き比べてみましたが、それぞれにメリット、デメリットがあり一概には決めきれません。 ただ、筆者が「リピートするならどれにする?」と聞かれたならば、選ぶのは先述したようにニューバランスのサポーティブインソールです! Amazonで見る 楽天市場で見る ニューバランスのインソールのいいところを集めた機能性を持ちながら、2000円前後で買えてしまうコスパのよさ。 機能満載なのに片足31g程度と、標準的な重さです。スニーカーやランニングシューズに入れてもいいでしょう。 ネット上での口コミの評価も高く、このような声があがっていました。 ・リピートして、靴は全部これを入れている。 ・カカトのホールド感がよく、足がずれにくくなった。 ・長時間歩いても疲れにくい。 ほかにもおすすめを挙げるとすれば、ヘビーインソール、クッションプラス、レザーインソールです。 ヘビーインソールはクッション性もよく、重い反面、耐久性は高そうなため、長く愛用することができるでしょう。 土踏まずの高さを選べるクッションプラスは、「今まで自分の足の形状に合うものが見つからなかった」という人におすすめしたいところ。 レザーインソールは、とにかくフワフワとした履き心地が好きな人におすすめですよ。 インソールの軽さランキング! 一番軽いのは? ランニングシューズなど、元から軽い靴を履く時は、できるだけ軽いインソールを使いたところでしょう。 靴自体が軽いのに、インソールで重くなってしまっては元も子もありませんからね。 今回検証した9種類のインソールの重さをランキングにしてみましたので、軽さを求めている人は、ぜひ参考にしてください。 すべて27cmサイズにカットした、片足の重さです。 インソールの軽さランキング 1位 ライトインソール:13g 2位 クッションインソール:27g 3位 サポーティブインソール:31g 4位 レザーインソール:32g 5位 ウォークインソール:34g 6位 クッションプラス:60g 7位 ヘビーインソール:65g 8位 マックスプロテクト:69g 9位 ジェルアクティブ:83g 圧倒的な軽さをたたき出したのは、ニューバランスのライトインソール。 Amazonで見る 楽天市場で見る クッション性は高くありませんが、表面が滑りにくく、靴の中で足がずれることをしっかりと防いでくれます。 また、価格も安く1000円台で購入ができるので、気軽に入れ替えることもできるでしょう。 柔らかな履き心地が好きな人向け フカフカなインソールは? 普段クッション性のない革のブーツを履いておきながら、シューズは柔らかな履き心地が好きな筆者。できればインソールは、フカフカと柔らかいものを選びたいものです。 そんな柔らかな履き心地が好きな人におすすめしたいのが、レザーインソール。 Amazonで見る 楽天市場で見る 表面が滑りやすいので、運動には向いていませんが、気持ちがいいほど履き心地がフカフカになります。 日常使いのスニーカーや立ち仕事などに使っている靴に入れれば、足の疲れも軽減されるでしょう。 ほかには、ザムストのウォークインソールも同じような価格帯で、柔らかな履き心地を楽しめますよ。 Amazonで見る 楽天市場で見る ちなみに、少し硬めの履き心地だったシダスのマックスプロテクトを、柔らかすぎて安定感のないシューズに入れると安定感が増します。 不思議な履き心地になりますが、かなり歩きやすくなるので、この組み合わせもおすすめです。 Amazonで見る 楽天市場で見る 4社9種類のインソールを検証してみた まとめ ニューバランス、ザムスト、ドクターショール、シダスと有名どころのインソールを9種類検証してみました。 革のブーツに入れて検証した結果、ほとんどのインソールで足の疲れが軽減されていることを実感。些細な違いながら、効果は大きいようです。 好きな靴の履き心地をよくできるのも利点 長時間歩く人や毎日足が痛くなるという人は、ぜひインソールを交換してみてください。 きっと1日の終わりに、足の疲れがいつもより軽くなっていることに気が付くでしょう。 毎日履くものだからこそ、こだわりを持って自分に合ったものを選んでみてくださいね! Amazonで『インソール』を見る [文・構成/UPDATE編集部] 出典 Amazon/楽天市場 関連ワード インソールニューバランス検証 この記事をシェアする Share Post LINE
足が疲れやすい革のブーツをよく履いているせいか、インソールの有難さに気付いた筆者。
どのインソールが有用なのかと、さまざまなメーカーや形のものを検証してきた結果、ゆうに10種類を超えていました。
その中でも、足裏全体をサポートするタイプのインソールに注目。4社9種類のインソールを検証して、コスパのいいものやクッション性のいいものなど、おすすめをご紹介します。
『ニューバランス』など有名どころのインソールを検証 全9種類がこちら!
今回、筆者が検証した9種のインソールがこちら!
裏側はこんな感じ
『New Balance(ニューバランス)』は一番種類が多く、写真左から『サポーティブリバウンドインソール』『サポーティブクッションインソール』『クッショニングレザーインソール』『ライトウエイトインソール』の4種類。
『ZAMST(ザムスト)』からは、『フットクラフト クッションドウォーク』と『フットクラフト スタンダードクッションプラス』の2種類を選んでいます。
左からクッションドウォーク、スタンダードクッションプラス
『Dr. Scholl’s(ドクターショール)』は、『ジェルアクティブ』と『ヘビーデューティーサポートインソール』という、かなり毛色の違う2種類をチョイス。
左からジェルアクティブ、ヘビーデューティー
最後の1つは、『SIDAS(シダス)』の『マックスプロテクト・ウォーク』です。
ちなみに、コスパなどを考慮して筆者が一番気に入ったインソールを先に教えてしまうと、ニューバランスのサポーティブリバウンドインソールがおすすめでした。
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ほかにもクッション性のよかったもの、軽かったものなど、各種インソールの細かな評価もしていますので、引き続き読んでみてくださいね。
インソールメーカーの違いをチェック! 各社の特徴は?
有名どころのメーカーとはいえ、普段インソールを気にしていない人には聞き馴染みのないものもあるでしょう。
まずは、メーカーの特徴から見ていきます。
ニューバランスの特徴は?
この4社の中なら、やはり一番知名度が高いのはニューバランスでしょう。
スニーカーが人気で「日常的に履いている」という人も多くいます。
そんなスニーカーが有名なニューバランスですが、実は創業当初は「アーチサポートインソールや偏平足などをなおす矯正靴の製造メーカー」だったんです!
ということは、ニューバランスのインソールは「かなり質が高いものではないか」ということで、多めに入っています。
ザムストの特徴は?
ザムストは、医療用足首サポーターの開発や発売をきっかけに誕生した、スポーツ向けのサポートケア製品メーカーです。
整形外科向けの製品を長年開発・製造してきた日本のメーカーで、アスリートはもちろん、部活生に対してもケガの予防知識などの普及活動を積極的に行ってきました。
身体を支える土台として足元を重視しており、整形外科学やスポーツ医学に基づいてインソールを設計しています。
ドクターショールの特徴は?
1904年にアメリカで誕生したドクターショールは、100年以上の歴史を持つ、フットケア専門ブランド。
イギリスの医療用ストッキングをルーツに持つ『メディキュット』や消臭剤、足裏ケア用品などが有名です。
人によってはあまり聞き馴染みのあるメーカーとはいえませんが、老舗メーカーの1つといえるでしょう。
シダスの特徴は?
足のトラブルを予防することを目的に、研究を続けているフランスのメーカー・シダス。「いかに動くか」を40年以上追求してきたメーカーです。
シダスのインソールはアスリートだけでなく、医療の現場でも採用されており、高い信頼性を持っており、愛用しているという人も少なくありません。
海外メーカーながら、日本人向けの商品も展開しているのが嬉しいポイントでしょう。
4社9種類のインソールを検証 それぞれの違いは?
各社の特徴が分かったところで、インソール個別の評価を見ていきます。
インソールのサイズに関しては、すべて27cmにカットして統一。検証には重く、クッション性もない革のブーツにインソールを入れて、1万歩前後歩き回ってみました。
重くて硬い革のブーツ
通常なら足の裏が痛くなり、1日の終わりにドッと疲れが押し寄せてくる歩数ですが、インソールを入れることによってどう変わるのでしょうか。
ニューバランス:ライトウエイトインソール RCP130/LAM35687
ニューバランスの中でも安価で、試しやすいインソールの1つが、ライトウエイトインソール(以下、ライトインソール)です。
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その特徴はなんといっても、軽いこと。片足でわずか13gしかありません。
裏面には、クッション性と軽量性に優れた『REV-LITE(レブライト)』を使用しています。
さらに表面には、断面積が髪の毛の7500分の1という『Nanofront(ナノフロント)』を使用。カカトを包み込むようなカップ形状とあわせることで、靴の中で足がずれることはなく、優れたグリップ力を発揮しました。
ただ、クッション性に関してはそれほど高くなく、一般的に入っているインソールと変わらない印象です。足の疲れ具合もそれほど軽減はされません。
ジャンプをする運動や1日中歩き回る人というよりは、ランニングシューズを少しでも軽く履きたい人、靴の中で足がずれてしまう人におすすめのインソールといえるでしょう。
ニューバランス:サポーティブクッションインソール RCP150/LAM35688
ライトインソールの上位タイプが、こちらのサポーティブクッションインソール(以下、クッションインソール)。
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ほぼ100%の衝撃吸収に加え、反発弾性に優れた『ABZORB(アブゾーブ)』を全面に使用し、土踏まずを支える『TPUスタビライザー』を搭載。左右への安定感も抜群です。
そのため1日中革のブーツを履いていたにもかかわらず、足の疲れはかなり軽減されていると感じました。
しかし、インソールの表面は通常のものと変わらないので、グリップ力はいまいちといったところ。大きめのシューズに入れると、足が安定せずに前後にずれるかもしれません。
あまり激しい動きをしない街歩き用のスニーカーや、立ち仕事用の靴に使用すると、その本領を発揮することができるでしょう。
ニューバランス:クッショニングレザーインソール RCP900/LAM35716
クッショニングレザーインソール(以下、レザーインソール)は、表面にピッグスキンを使用した、少し高級感のあるインソールです。
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レザーを使っているので、優れた吸湿性とフィット感が気持ちよく、自然と足に馴染んでくれます。
裏面は厚みのあるポリウレタン素材で、足を入れた瞬間から柔らかさが分かるほど、フカフカとした履き心地に変化。硬い履き心地の革のブーツとの相性は抜群でした。
硬いパーツが使われておらず、柔軟に形を変えてくれるので、さまざまな靴に合わせて使うことができそうです。
思いのほか柔らかい
難点を挙げるとすれば、表面がレザーなので、使い込んでいくとツルツルとなめらかになり、足が滑りやすくなることでしょう。
運動には向かないので、日常履きするようなスニーカーなどに入れるといいかもしれません。
ニューバランス:サポーティブリバウンドインソール RCP280/LAM35689
2000円前後という価格帯にもかかわらず、充実した機能を搭載し、ニューバランスというメーカーの安心感もある、コスパ最高なインソールがサポーティブリバウンドインソール(以下、サポーティブインソール)です。
インソール部門でベストセラー1位になっているのもうなずけます。
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裏面は全体的に衝撃吸収や反発性の高い、高反発EVAが使用されており、特に負荷がかかりやすいカカトにはアブゾーブを搭載。
土踏まずやカカトのサポートは、TPUスタビライザーを搭載しているので、安定感も抜群です。
表面にはナノフロントが使われているためグリップ力も高く、靴の中で足が滑るということもありません。
カカトだけでも疲れは和らぐ
上記で紹介した、ニューバランスのインソールのいいとこどり、といっても過言ではないでしょう。
日常でも運動時でも使えるインソールなので、とにかく「足の疲れを軽減させたい」と考えている人は、まずはこれを試してみてください!
ザムスト:フットクラフト クッションドウォーク
フットクラフト クッションドウォーク(以下、ウォークインソール)は、普段使いやウォーキングなど、歩く時用に特化したインソールです。
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足裏をソフトに支えてくれる3Dアーチ設計。カカトには着地時の衝撃から足を守る、衝撃吸収素材を搭載しています。
表面は足当たりが優しいヌバック調の生地を使用するなど、シンプルな見た目ながら、機能はさまざま。
全体的に厚みがあるので、履き心地は柔らかく、クッション性の少ないシューズに入れると違いが分かりやすいでしょう。
グニャグニャとした柔らかさではなく、芯のある履き心地なので安定感もあり、足の疲れもしっかりと軽減してくれました。
ウォーキングはもちろん、立ち仕事用の靴に使うのもおすすめですよ。
ザムスト:フットクラフト スタンダードクッションプラス
フットクラフト スタンダードクッションプラス(以下、クッションプラス)は、既製品のインソールにしては珍しく、土踏まずの高さを選ぶことができます。
ロー、ミドル、ハイと3種類から選ぶことができるので、「今までのインソールは合わなかった」という人でもピッタリのものに出会えそうです。
ちなみに、筆者はミドルタイプを選びました。
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カカトのカップ形状も深く、シューズ内での足のズレも軽減してくれます。
前足部やカカトには衝撃吸収素材を搭載。柔らかなクッション性は感じませんが、1日が終わった後に足の疲れが軽減されていることに気づくでしょう。
ミドルでも結構深め
硬めのパーツが使われているため、靴の形状によってはぶつかってしまうこともありそうです。
あまりタイトな靴に使うよりも、少し余裕のあるシューズに使ったほうが無難でしょう。
アーチタイプの判別方法は動画で紹介されているので、それだけでもチェックしてみると面白いですよ。
ドクターショール:ジェルアクティブ
ジェルアクティブは、名前の通り全体がジェル状の柔らかい素材で作られているインソールです。
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衝撃のかかるカカトなど、一部が柔らかいのかと思っていましたが、全体がプルプルとした感触。まるで、おでこに貼る吸熱剤や厚みのある湿布を踏んでいるようです。
とはいえ、クッション性はそれほど高くはなく、履き心地にこだわっている靴に入っているインソールと大差なく感じました。
また、グニャグニャと曲がってしまうため、靴の奥まで入れるのがかなり大変です。
これでも重さは83gと重め
柔らかいため、形状が変わっている靴などにも使いやすいということ以外は、残念ながらこれといっておすすめポイントが見つかりませんでした。
ドクターショール:ヘビーデューティ
上記のジェルアクティブと比べると、かなりガッチリした作りのヘビーデューティーサポートインソール(以下、ヘビーインソール)。
それもそのはず、ヘビーインソールは200ポンド以上の体重で、背の高い人向けに設計されたインソールなのです。
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200ポンドというと、約90kg!かなり体格のいい人向けの一品といえるでしょう。
筆者は体重が68kgなので、かなりのオーバースペックなのですが、厚みのあるインソールはフカフカとした柔らかさを感じます。
ほかにも土踏まずを支えるアーチサポートがしっかりとしていたり、衝撃吸収素材がカカトに使われていたりと、インソールの機能は十分。
実際、長距離を歩いているにも関わらず、足の疲れはいつもより軽く感じました。
欠点としては、インソールが厚いため使用できる靴を選ぶことや、片足で65gとかなり重いことでしょう。
軽さを重視する運動用の靴には使いづらいかもしれません。
シダス:マックスプロテクト・ウォーク
最後に紹介するマックスプロテクト・ウォーク(以下、マックスプロテクト)は、日本人の足に合わせたオリジナル設計で、シダスジャパンと本国の開発チームが共同で作り上げたインソールです。
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インソール全体に、シダスが独自開発した衝撃吸収素材の『PODIANEi+(ポディアンアイプラス)』を使用。荷重のかかるカカトには、ジェルパットを配置しています。
足裏を優しく支えるアーチサポートは、日本人向けに開発されているので「フィットしやすい」との声も。
土踏まずの高さもちょうどよい
マックスプロテクトは、全体的に密度が詰まっているような印象を持たせるインソールです。
想像よりも硬めの履き心地で、クッション性はそれほど感じません。それでもしっかりと足の疲れは軽減されていたので、インソールとしての性能は間違いないでしょう。
また、履き心地が硬めになるため、安定感が生まれるのも面白いところ。ウォーキングだけでなく、立ち仕事などに使ってもよさそうです。
ちなみに、こちらも片足で69gとかなり重めのインソールでした。
結局のところおすすめのインソールはどれ? さまざまな要素でランキングすると
9種類のインソールを履き比べてみましたが、それぞれにメリット、デメリットがあり一概には決めきれません。
ただ、筆者が「リピートするならどれにする?」と聞かれたならば、選ぶのは先述したようにニューバランスのサポーティブインソールです!
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ニューバランスのインソールのいいところを集めた機能性を持ちながら、2000円前後で買えてしまうコスパのよさ。
機能満載なのに片足31g程度と、標準的な重さです。スニーカーやランニングシューズに入れてもいいでしょう。
ネット上での口コミの評価も高く、このような声があがっていました。
・リピートして、靴は全部これを入れている。
・カカトのホールド感がよく、足がずれにくくなった。
・長時間歩いても疲れにくい。
ほかにもおすすめを挙げるとすれば、ヘビーインソール、クッションプラス、レザーインソールです。
ヘビーインソールはクッション性もよく、重い反面、耐久性は高そうなため、長く愛用することができるでしょう。
土踏まずの高さを選べるクッションプラスは、「今まで自分の足の形状に合うものが見つからなかった」という人におすすめしたいところ。
レザーインソールは、とにかくフワフワとした履き心地が好きな人におすすめですよ。
インソールの軽さランキング! 一番軽いのは?
ランニングシューズなど、元から軽い靴を履く時は、できるだけ軽いインソールを使いたところでしょう。
靴自体が軽いのに、インソールで重くなってしまっては元も子もありませんからね。
今回検証した9種類のインソールの重さをランキングにしてみましたので、軽さを求めている人は、ぜひ参考にしてください。
すべて27cmサイズにカットした、片足の重さです。
インソールの軽さランキング
1位 ライトインソール:13g
2位 クッションインソール:27g
3位 サポーティブインソール:31g
4位 レザーインソール:32g
5位 ウォークインソール:34g
6位 クッションプラス:60g
7位 ヘビーインソール:65g
8位 マックスプロテクト:69g
9位 ジェルアクティブ:83g
圧倒的な軽さをたたき出したのは、ニューバランスのライトインソール。
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クッション性は高くありませんが、表面が滑りにくく、靴の中で足がずれることをしっかりと防いでくれます。
また、価格も安く1000円台で購入ができるので、気軽に入れ替えることもできるでしょう。
柔らかな履き心地が好きな人向け フカフカなインソールは?
普段クッション性のない革のブーツを履いておきながら、シューズは柔らかな履き心地が好きな筆者。できればインソールは、フカフカと柔らかいものを選びたいものです。
そんな柔らかな履き心地が好きな人におすすめしたいのが、レザーインソール。
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表面が滑りやすいので、運動には向いていませんが、気持ちがいいほど履き心地がフカフカになります。
日常使いのスニーカーや立ち仕事などに使っている靴に入れれば、足の疲れも軽減されるでしょう。
ほかには、ザムストのウォークインソールも同じような価格帯で、柔らかな履き心地を楽しめますよ。
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ちなみに、少し硬めの履き心地だったシダスのマックスプロテクトを、柔らかすぎて安定感のないシューズに入れると安定感が増します。
不思議な履き心地になりますが、かなり歩きやすくなるので、この組み合わせもおすすめです。
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4社9種類のインソールを検証してみた まとめ
ニューバランス、ザムスト、ドクターショール、シダスと有名どころのインソールを9種類検証してみました。
革のブーツに入れて検証した結果、ほとんどのインソールで足の疲れが軽減されていることを実感。些細な違いながら、効果は大きいようです。
好きな靴の履き心地をよくできるのも利点
長時間歩く人や毎日足が痛くなるという人は、ぜひインソールを交換してみてください。
きっと1日の終わりに、足の疲れがいつもより軽くなっていることに気が付くでしょう。
毎日履くものだからこそ、こだわりを持って自分に合ったものを選んでみてくださいね!
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[文・構成/UPDATE編集部]