Google Meetで画面共有をする方法をデバイス別に紹介!便利な機能も

ビジネス By - UPDATE編集部 更新:

※写真はイメージ

リモートワークの普及が進む近年、パソコンやスマホのカメラ・マイクを使ったビデオ会議が主流となりつつあります。

オンライン会議のできるWeb会議ツールは多種多様なものがあり、Googleが提供する『Google Meet』を使用している企業や、使用を検討している企業も多いのではないでしょうか。

Google Meetには、参加者自身のパソコン画面をほかの参加者に共有する機能が備わっています。

そこで当記事では、Google Meetでパソコン・スマホのデバイス別に画面を共有する方法や、画面共有がうまくいかない場合の対処法を解説します。

自社にGoogle Meetの導入を検討している人や、導入し始めて間もないという人は、参考にしてくださいね。

Google MeetとGoogleハングアウトの違い

Google Meet スクリーンショット

Googleが提供するビジネスコミュニケーションツールとして、『Googleハングアウト』という言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。

ブラウザやアプリ上でビデオ通話などのコミュニケーションがとれることから、Google Meetと混同されることがありますが、この2つは厳密には別のサービスです。

Googleが提供するビジネス向けクラウドツール『Google Workspace』(旧:G Suite)は、Googleハングアウトのみを提供していました。

しかし2018年に、企業向けのWeb会議サービスとして新たにGoogle Meetの提供を開始

当時はビジネス向けのG Suiteユーザーのみが利用できるサービスでしたが、Web会議の需要がさらに高まった2020年に、無料プランのGoogle個人ユーザーも利用できるようになりました。

Google MeetとGoogleハングアウトの違いがこちら。

■Google Meet
最大参加人数:250人
参加制限:主催者のみGoogleアカウントが必須
     ゲストはGoogleユーザー以外でも参加可能
ゲストの参加方法:会議URLの共有リンクから
録画機能:有り
画面共有:可能

■Googleハングアウト
最大参加人数:25人
参加制限:Googleユーザーのみ参加可能
ゲストの参加方法:Googleカレンダーの権限付与もしくはハングアウト上での招待
録画機能:無し
画面共有:可能

Google MeetはGoogleハングアウトよりも機能性が高く、Web会議に適したサービスであることが分かります。

なお、Googleハングアウトは2021年にサービス終了が予定されています。

今後はGoogle Meetに完全に移行し、Google提供のWeb会議サービスのデフォルトとなる予定です。

【デバイス別】Google Meetで画面共有する方法

Google Meetでは、参加者自身が表示しているパソコン画面をほかの参加者に共有することが可能です。

画面共有の方法はパソコン・スマホのデバイスによって若干異なります。

円滑に進めるべき会議において、画面共有の方法が分からず手間取ってしまうことを避けるためにも、デバイスごとの共有方法を把握しておきましょう。

ここからは、パソコンの場合と、スマホの場合に分けて画面共有の方法を紹介します。

パソコンの場合

Google Meetでの会議中、パソコンで画面を共有したい場合は、下記の手順で行いましょう。

1.画面中央下部にある『画面を共有』ボタンをクリック
2.『画面を共有する』メニューの『あなたの全画面』『ウィンドウ』『タブ』から、共有したい項目をクリック
3.選択した画面の共有が開始

Google Meet スクリーンショット

上記の手順を行うことで、参加者全員に自分のパソコン画面が共有されます。なお、手順2に表示される各共有メニューの概要は下記の通りです。

『あなたの全画面』
指定したモニターに表示される全画面が共有されます。ウィンドウやほかのツールはもちろん、デスクトップ画面も共有することが可能です。

『ウィンドウ』
指定したウィンドウの画面が共有されます。共有される画面は指定ウィンドウのみであるため、そのほかのウィンドウやデスクトップ画面は共有されません。

『タブ』
指定したタブの画面が共有されます。共有される画面は指定タブのみであるため、そのほかのタブやウィンドウ、デスクトップ画面は共有されません。

モニターが複数台ある場合、『あなたの全画面』モードではどのモニターを共有するかが選択できます。また、『タブ』モードではブックマークバーを含むウィンドウ上部は共有されません。

スマホの場合

Google Meetでの会議中、スマホで画面を共有したい場合は、下記の手順で行いましょう。なお、AndroidとiPhoneの画面共有手順はほとんど同じです。

1.画面中央下部にある三点リーダーをタップし、『画面を共有』ボタンをタップ
2.『ブロードキャストを開始』をタップ
3.画面の共有が開始

Google Meet スクリーンショット

Google Meet スクリーンショット

Google Meet スクリーンショット

スマホで画面を共有する場合、パソコンとは異なり、どの画面を共有するかが柔軟に選択できません。

共有中の通知ポップアップなどもすべて参加者に共有されてしまうため、なるべく参加者の気をそらせないためにも、着信や通知の表示設定を一時的に停止しておきましょう。

Google Meetで画面共有がうまくいかない場合の対処法は?

Google Meetでの画面共有は比較的簡単ですが、時にはなんらかの理由でうまくいかない場合もあります。

また、画面が本当に参加者に共有できているかどうかも自分では確認できないため、画面共有した際は参加者に共有できているかを確認しましょう

もしほかの参加者に画面を共有できていない場合は、下記の対処法を試してみてください。

■画面共有がうまくいかない場合の対処法
・一度Google Meetから退出し、再度参加して画面共有を行う
・通信環境や、インターネット接続が不安定でないかを確認する
・パソコンまたはスマホを再起動させる

上記の方法をとれば、基本的な画面共有のエラーは対処できます。

Google Meetで使える便利な機能2つ

Google Meetでは、Web会議を有意義に進められる下記の便利な機能が備わっています。

・ホワイトボード
・アンケート

便利な機能を上手に活用することで、より円滑にWeb会議を進められるでしょう。最後に、Google Meetで使える2つの便利な機能の概要とやり方を、それぞれ詳しく解説します。

ホワイトボード

Google Meet スクリーンショット

Google Meetのホワイトボードは、参加者同士でアイディアを出し合えるオンライン上のホワイトボード機能です。リアルタイムでテキストやイラスト、さらにメモや画像を貼り付けることができます。細かいイメージやニュアンスの共有に有効な機能です。

ホワイトボード機能は、下記の手順で使います。

1.画面右下部の『アクティビティ』をクリックし、『ホワイトボード』を選択
2.『新しいホワイトボードを作成』をクリックし、ホワイトボード機能を開始

なお、スマホでの参加者はホワイトボード機能を開始することができません。スマホでの参加者がホワイトボード機能を使用するには、Google Meetアプリとは別に『Jamboard』というアプリのインストールが必要です。

オンライン上で使える、ホワイトボードサービスについて詳しく知りたい人は、こちらの記事をチェックしてみてください。

アンケート

Google Meet スクリーンショット

Google Meetの『アンケート』は、Google Workspace(旧:G Suite)の一部が利用できる機能です。

アンケート機能を活用すれば、大人数の参加者からのフィードバックを即座に集められ、コミュニケーションの活発化にもつながります。無料版では利用できないことに注意してください

アンケート機能は、下記の手順で使います。

1.画面右下部の『アクティビティ』をクリックし、『アンケート』を選択
2.『アンケートを開始』をクリックし、質問・回答の項目を入力
3.アンケートの投稿なら『公開』、下書き保存なら『保存』をクリック

なお、アンケートの作成は会議の管理者のみが行えます。参加者は、主催者側がアンケートを投稿・公開した時点で通知が届き、即座に回答できます。

会議中に行ったアンケートの履歴はGoogleスプレッドシートにてすべて保存、格納されるため、会議終了後もデータを見ることが可能です。

まとめ

ここまで、Google MeetとGoogleハングアウトの違いや、Google Meetでの画面共有方法、画面共有がうまくいかない場合の対処法、画面共有以外の便利な2つの機能を紹介しました。

Google Meetは提供されてからまだ間もないサービスです。世界中でWeb会議が主流となる近年、より多くの企業で活用できるよう今後もさまざまな機能が登場するでしょう。

便利な機能を活用することで会議をより円滑に進められるため、やり方をマスターしておいて損はありません。

これまでGoogleハングアウトを主に利用していたという方も、今回の内容を参考にぜひ便利な機能が豊富に備わったGoogle Meetを利用してみてはいかがですか。


[文・構成/UPDATE編集部]

関連ワード
ウェブ会議テレワーク

この記事をシェアする