雑菌まみれかも! 洗濯していないスリッパの洗い方&干し方 生活雑貨 By - UPDATE編集部 更新:2021-11-01 室内で使うスリッパは、目には見えなくてもさまざまな汚れが付着します。スリッパの汚れを放置していると『ニオイが強くなる』『雑菌が繁殖する』といった問題が出てくるため、定期的に洗濯することが大切です。汚れが気になってきた時は、スリッパを洗いましょう。 この記事では、洗濯機と手洗いによるスリッパの正しい洗い方や、型崩れしない干し方を紹介します。スリッパの洗濯が必要な理由や、洗濯できるかどうかの判断方法を含めて詳しく知りたい人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。 目次 1. スリッパは洗濯が必要?1.1. スリッパの適切な洗濯頻度2. 洗濯OKのスリッパなのか確認する方法3. スリッパの正しい洗い方3.1. 洗濯機を使う場合3.2. 手洗いでする場合4. スリッパの正しい干し方5. スリッパを洗濯できない時の対処法6. まとめ スリッパは洗濯が必要? ※写真はイメージ 室内で履くスリッパは、定期的な洗濯が必要です。目立つ汚れはなくても、毎日履いていると、スリッパの底や内側にはさまざまな汚れが付着します。 ・ホコリ ・ゴミ ・汗や皮脂 ・髪の毛 ・食べカスや飲み物 ・ペットの毛 ・雑菌 スリッパの汚れは、時間とともに落ちにくくなる上、雑菌の繁殖をうながします。また、汚れたスリッパで部屋を歩くとフローリングやラグが汚れ、さらにスリッパが不衛生になるという悪循環に陥ることも。こうした事態を避けるためには、スリッパを定期的に洗い、清潔さを保つことが重要です。 スリッパの適切な洗濯頻度 スリッパの適切な洗濯頻度は、季節や履いている時間などによって変わります。汗をかきやすい春から夏にかけては、1〜2週間に1回のペースで洗いましょう。裸足で履いていると足裏の汗がスリッパに染み込むため、ニオイや雑菌の原因となります。秋から冬は、春夏に比べると汗の量が少ないため、1か月に1~2回の洗濯でも問題ありません。 毎日使うスリッパはこまめな洗濯が望ましいものの、トイレのスリッパのように1日に短時間しか使わないものは、季節の変わり目に洗濯するとよいでしょう。汚れが気になる場合は、月に2~3回洗濯すると安心です。 洗濯OKのスリッパなのか確認する方法 スリッパは、すべて洗濯できるとは限りません。洗濯できるスリッパかどうかは、素材や仕様によって異なります。下記の洗濯表示であれば、スリッパを自宅で洗うことが可能です。 ・長方形やタライのマーク(洗濯機使用OK) ・タライに手を入れているマーク、または手洗いという表示(手洗い、おしゃれ着コースの洗濯OK) 一方、タライにバツ印が付いたマークがあるスリッパは洗濯できません。 合成皮革や毛、リネン、レーヨンなどは、洗濯不可の代表的な素材です。洗濯できないスリッパを洗ってしまうと風合いが失われ、色落ちや縮み、ひび割れなどにつながります。また、形状をキープする目的で中に厚紙の板を入れているスリッパも水洗いは厳禁。スリッパの素材や厚紙の有無は外から確認することが難しいため、自分で洗う前に洗濯表示を必ず確認しましょう。 スリッパの正しい洗い方 スリッパの一般的な洗い方は、洗濯機で洗う方法と手洗いの2種類です。洗濯機を使っても問題ないのか、手洗いしたほうがよいのかは、スリッパの洗濯表示で変わります。お気に入りのスリッパを長く使い続けたい時は、スリッパの洗濯表示に合わせて、適切な洗い方を選びましょう。 ここからは、スリッパの正しい洗い方を手順を追って説明します。 洗濯機を使う場合 ※写真はイメージ 洗濯機を使う洗い方は、手洗いよりも手間が省けて効率的。手洗いする時間がない人や、手洗いが面倒に感じる人は、洗濯機で洗うとよいでしょう。 <洗い方> 1.スリッパのホコリやゴミを取る 洗濯機ではゴミが取れないことがあるため、洗濯槽にスリッパを入れる前に、まずスリッパに付いたホコリやゴミを取っておきましょう。ガムテープや掃除機、粘着クリーナーなどを使うとスムースに取れますよ。 2.洗濯ネットに入れる スリッパを洗濯ネットに入れることで、型崩れを防ぐことができます。洗濯ネットの中でスリッパが動くと洗濯機の衝撃を受けやすいため、ぴったり収まるサイズの洗濯ネットを使いましょう。 3.手洗いコースやドライコースで洗う 比較的優しい洗い方の手洗いコースやおしゃれ着コース、ドライコースで洗います。標準コースよりも弱い水流なので、スリッパにかかる負担を軽減することが可能。洗剤はおしゃれ着用洗剤が望ましいですが、普段使っているものでも構いません。 スリッパの汚れがひどい場合は、部分的に手洗いした上で洗濯機を使うと効果的です。また、洗濯機の機種によって必要な洗剤の量やコースなどの表記が異なるため、スリッパの洗濯時は注意してくださいね。 手洗いでする場合 ※写真はイメージ 手洗いは、洗濯機よりもスリッパに負担をかけず優しく丁寧に洗えます。洗濯表示で手洗いと指定されている場合や、刺繍や装飾が付いているデリケートなスリッパを洗う場合は、手洗いがおすすめです。 <洗い方> 1.スリッパのホコリやゴミを取る ホコリやゴミが付いたままスリッパを洗うと、乾いた時に固まって取れにくくなるため、スリッパのホコリやゴミは事前に取っておきます。スリッパの底や外側だけでなく、内側もきれいにしましょう。 2.洗面器に洗濯液を作る 洗面器やバケツ、桶などの容器に、ぬるま湯と洗濯洗剤をよく混ぜた洗濯液を作ります。より優しく洗いたい場合は、おしゃれ着用中性洗剤や、衣類用弱アルカリ性洗剤を使いましょう。そうすることで、スリッパの繊維への負担を軽減しつつ、汚れを落とすことができます。 3.洗ってしっかりすすぐ 洗濯液にスリッパを入れて、押し洗いします。頑固な部分汚れは、歯ブラシと石鹸で擦って落としましょう。なお、スリッパを洗う前に浸け置きすると、汚れが落ちやすくなります。長時間スリッパをぬるま湯に浸けておくと色落ちしやすくなるため、10分くらい置いて様子を見るのがおすすめです。 4.タオルドライする 洗濯機や脱水機を使わないため、丁寧にタオルドライをしましょう。タオルでスリッパを包み、手で押しながら水分を吸収させ、しっかり水気を切ることで乾きやすくなります。 洗剤を多く使うときれいになりそうですが、すすぎの時間と水の量が増え、すすぎ残りにもつながります。洗剤は記載の量を守って使うのがベストです。 スリッパの正しい干し方 ※写真はイメージ スリッパの形を軽く整えたら、靴用ハンガーや平干しラック、角ハンガーなどにかけ、ベランダなど風通しのよい日陰に干しましょう。屋内で乾かす場合は、浴室乾燥機や除湿機、送風機などを一緒に使うと効率的です。スリッパの中に新聞紙を詰めると乾きが早くなり、型崩れを予防できます。 洗った直後のスリッパは水の重みで型崩れを起こしやすく、洗濯バサミを使うと跡が残る可能性が。そのため、洗濯バサミでスリッパは挟まず、ハンガーやラックを使うようにしてくださいね。また、天日干しは早く乾きやすい干し方ですが、太陽光の紫外線によってスリッパが変色する可能性があります。変色が気になる場合は、スリッパが乾いたらすぐに取り込むようにしましょう。 スリッパを洗濯できない時の対処法 ※写真はイメージ 水洗いに適さないスリッパは、こまめなお手入れが大切です。特にスリッパの底面は床の汚れやホコリを拾いやすいため、汚れたらすぐに拭き取りましょう。革などの素材は水に弱いため、質感をキープするために濡らさないように気を付けてくださいね。 表面に付いた汚れは、おしゃれ着やデリケート素材用の洗剤を布に含ませて、優しく拭いて落とします。雑菌やニオイの予防のために、除菌タイプのウェットティッシュや消毒用のアルコールを使うこともおすすめ。普段の掃除のついでにスリッパの汚れを拭き取っておくと、汚れの付着や雑菌の繁殖を防ぐことができ、快適に使い続けられるでしょう。 まとめ スリッパを長く清潔に使うためには、定期的な洗濯が必要です。スリッパが洗濯できるかどうかを洗濯表示で判断した上で、適切な洗い方を実践しましょう。洗濯機を使う場合は優しく洗える洗濯コースを選び、手洗いの場合も軽い押し洗いを意識してくださいね。 こまめに洗うことで、スリッパの持ちもよくなります。洗濯による型崩れや変色を避けるためには、干す場所や干し方も意識することが大切です。紹介したスリッパの洗い方や干し方を参考に、スリッパを清潔に保ちましょう。 [文・構成/UPDATE編集部] 関連ワード おうち時間 この記事をシェアする Share Post LINE
室内で使うスリッパは、目には見えなくてもさまざまな汚れが付着します。
スリッパの汚れを放置していると『ニオイが強くなる』『雑菌が繁殖する』といった問題が出てくるため、定期的に洗濯することが大切です。汚れが気になってきた時は、スリッパを洗いましょう。
この記事では、洗濯機と手洗いによるスリッパの正しい洗い方や、型崩れしない干し方を紹介します。スリッパの洗濯が必要な理由や、洗濯できるかどうかの判断方法を含めて詳しく知りたい人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
スリッパは洗濯が必要?
※写真はイメージ
室内で履くスリッパは、定期的な洗濯が必要です。目立つ汚れはなくても、毎日履いていると、スリッパの底や内側にはさまざまな汚れが付着します。
・ホコリ
・ゴミ
・汗や皮脂
・髪の毛
・食べカスや飲み物
・ペットの毛
・雑菌
スリッパの汚れは、時間とともに落ちにくくなる上、雑菌の繁殖をうながします。
また、汚れたスリッパで部屋を歩くとフローリングやラグが汚れ、さらにスリッパが不衛生になるという悪循環に陥ることも。
こうした事態を避けるためには、スリッパを定期的に洗い、清潔さを保つことが重要です。
スリッパの適切な洗濯頻度
スリッパの適切な洗濯頻度は、季節や履いている時間などによって変わります。汗をかきやすい春から夏にかけては、1〜2週間に1回のペースで洗いましょう。
裸足で履いていると足裏の汗がスリッパに染み込むため、ニオイや雑菌の原因となります。
秋から冬は、春夏に比べると汗の量が少ないため、1か月に1~2回の洗濯でも問題ありません。
毎日使うスリッパはこまめな洗濯が望ましいものの、トイレのスリッパのように1日に短時間しか使わないものは、季節の変わり目に洗濯するとよいでしょう。汚れが気になる場合は、月に2~3回洗濯すると安心です。
洗濯OKのスリッパなのか確認する方法
スリッパは、すべて洗濯できるとは限りません。洗濯できるスリッパかどうかは、素材や仕様によって異なります。下記の洗濯表示であれば、スリッパを自宅で洗うことが可能です。
・長方形やタライのマーク(洗濯機使用OK)
・タライに手を入れているマーク、または手洗いという表示(手洗い、おしゃれ着コースの洗濯OK)
一方、タライにバツ印が付いたマークがあるスリッパは洗濯できません。
合成皮革や毛、リネン、レーヨンなどは、洗濯不可の代表的な素材です。
洗濯できないスリッパを洗ってしまうと風合いが失われ、色落ちや縮み、ひび割れなどにつながります。
また、形状をキープする目的で中に厚紙の板を入れているスリッパも水洗いは厳禁。スリッパの素材や厚紙の有無は外から確認することが難しいため、自分で洗う前に洗濯表示を必ず確認しましょう。
スリッパの正しい洗い方
スリッパの一般的な洗い方は、洗濯機で洗う方法と手洗いの2種類です。洗濯機を使っても問題ないのか、手洗いしたほうがよいのかは、スリッパの洗濯表示で変わります。
お気に入りのスリッパを長く使い続けたい時は、スリッパの洗濯表示に合わせて、適切な洗い方を選びましょう。
ここからは、スリッパの正しい洗い方を手順を追って説明します。
洗濯機を使う場合
※写真はイメージ
洗濯機を使う洗い方は、手洗いよりも手間が省けて効率的。手洗いする時間がない人や、手洗いが面倒に感じる人は、洗濯機で洗うとよいでしょう。
<洗い方>
1.スリッパのホコリやゴミを取る
洗濯機ではゴミが取れないことがあるため、洗濯槽にスリッパを入れる前に、まずスリッパに付いたホコリやゴミを取っておきましょう。ガムテープや掃除機、粘着クリーナーなどを使うとスムースに取れますよ。
2.洗濯ネットに入れる
スリッパを洗濯ネットに入れることで、型崩れを防ぐことができます。洗濯ネットの中でスリッパが動くと洗濯機の衝撃を受けやすいため、ぴったり収まるサイズの洗濯ネットを使いましょう。
3.手洗いコースやドライコースで洗う
比較的優しい洗い方の手洗いコースやおしゃれ着コース、ドライコースで洗います。標準コースよりも弱い水流なので、スリッパにかかる負担を軽減することが可能。洗剤はおしゃれ着用洗剤が望ましいですが、普段使っているものでも構いません。
スリッパの汚れがひどい場合は、部分的に手洗いした上で洗濯機を使うと効果的です。
また、洗濯機の機種によって必要な洗剤の量やコースなどの表記が異なるため、スリッパの洗濯時は注意してくださいね。
手洗いでする場合
※写真はイメージ
手洗いは、洗濯機よりもスリッパに負担をかけず優しく丁寧に洗えます。洗濯表示で手洗いと指定されている場合や、刺繍や装飾が付いているデリケートなスリッパを洗う場合は、手洗いがおすすめです。
<洗い方>
1.スリッパのホコリやゴミを取る
ホコリやゴミが付いたままスリッパを洗うと、乾いた時に固まって取れにくくなるため、スリッパのホコリやゴミは事前に取っておきます。スリッパの底や外側だけでなく、内側もきれいにしましょう。
2.洗面器に洗濯液を作る
洗面器やバケツ、桶などの容器に、ぬるま湯と洗濯洗剤をよく混ぜた洗濯液を作ります。より優しく洗いたい場合は、おしゃれ着用中性洗剤や、衣類用弱アルカリ性洗剤を使いましょう。そうすることで、スリッパの繊維への負担を軽減しつつ、汚れを落とすことができます。
3.洗ってしっかりすすぐ
洗濯液にスリッパを入れて、押し洗いします。頑固な部分汚れは、歯ブラシと石鹸で擦って落としましょう。なお、スリッパを洗う前に浸け置きすると、汚れが落ちやすくなります。長時間スリッパをぬるま湯に浸けておくと色落ちしやすくなるため、10分くらい置いて様子を見るのがおすすめです。
4.タオルドライする
洗濯機や脱水機を使わないため、丁寧にタオルドライをしましょう。タオルでスリッパを包み、手で押しながら水分を吸収させ、しっかり水気を切ることで乾きやすくなります。
洗剤を多く使うときれいになりそうですが、すすぎの時間と水の量が増え、すすぎ残りにもつながります。洗剤は記載の量を守って使うのがベストです。
スリッパの正しい干し方
※写真はイメージ
スリッパの形を軽く整えたら、靴用ハンガーや平干しラック、角ハンガーなどにかけ、ベランダなど風通しのよい日陰に干しましょう。
屋内で乾かす場合は、浴室乾燥機や除湿機、送風機などを一緒に使うと効率的です。スリッパの中に新聞紙を詰めると乾きが早くなり、型崩れを予防できます。
洗った直後のスリッパは水の重みで型崩れを起こしやすく、洗濯バサミを使うと跡が残る可能性が。そのため、洗濯バサミでスリッパは挟まず、ハンガーやラックを使うようにしてくださいね。
また、天日干しは早く乾きやすい干し方ですが、太陽光の紫外線によってスリッパが変色する可能性があります。
変色が気になる場合は、スリッパが乾いたらすぐに取り込むようにしましょう。
スリッパを洗濯できない時の対処法
※写真はイメージ
水洗いに適さないスリッパは、こまめなお手入れが大切です。特にスリッパの底面は床の汚れやホコリを拾いやすいため、汚れたらすぐに拭き取りましょう。
革などの素材は水に弱いため、質感をキープするために濡らさないように気を付けてくださいね。
表面に付いた汚れは、おしゃれ着やデリケート素材用の洗剤を布に含ませて、優しく拭いて落とします。
雑菌やニオイの予防のために、除菌タイプのウェットティッシュや消毒用のアルコールを使うこともおすすめ。
普段の掃除のついでにスリッパの汚れを拭き取っておくと、汚れの付着や雑菌の繁殖を防ぐことができ、快適に使い続けられるでしょう。
まとめ
スリッパを長く清潔に使うためには、定期的な洗濯が必要です。スリッパが洗濯できるかどうかを洗濯表示で判断した上で、適切な洗い方を実践しましょう。
洗濯機を使う場合は優しく洗える洗濯コースを選び、手洗いの場合も軽い押し洗いを意識してくださいね。
こまめに洗うことで、スリッパの持ちもよくなります。洗濯による型崩れや変色を避けるためには、干す場所や干し方も意識することが大切です。
紹介したスリッパの洗い方や干し方を参考に、スリッパを清潔に保ちましょう。
[文・構成/UPDATE編集部]