「衣類スチーマーってシワが取れないよね?」 本当か安物で検証してみた

家電 By - プラム 更新:

※本記事はUPDATEが独自に制作したコンテンツです。また、本記事を経由して商品の購入が発生した場合に、ECサイト等から送客手数料を受領することがあります。

ハンガーに洋服をかけたままシワを伸ばすことができる、衣類スチーマー。

アイロン台を置きたくない人や、シャツをよく着る人にはうってつけのアイテムです。

ただ、衣類スチーマーではシワが取れないというウワサも…。

衣類スチーマー初心者が使っても、簡単にシワを伸ばすことはできるのかを、ちょっとした裏技も交えながら検証してみました。

安物の衣類スチーマーでも使える? 2Way仕様が便利!

ウワサを検証するために、『eue』と『BANGARI』というよく分からないメーカーの衣類スチーマーを購入。

4000円程度の比較的安いものを買ったのですが、なぜか『eue』は途中から2万円程度に謎の値上がりをしてしまいました。

見た目は激似ですが、一体どのような違いがあるのでしょうか。

BANGARIの衣類スチーマー

Amazonで見る

BANGARIの衣類スチーマー スペック

サイズ   :L17.4×W7.5×H11.2cm

重量    :614g

コードの長さ:1.9m

タンク容量 :110ml

消費電力  :1000w

eueの衣類スチーマー

Amazonで見る

eueの衣類スチーマー スペック

サイズ   :L15.7×W7.7×H10.8cm

重量    :520g

コードの長さ:2.5m

タンク容量 :100ml

消費電力  :800w

サイズ感でいうと、eueの衣類スチーマーのほうがひと回りほど小さく感じます。

重量も100gほど軽く、コードの長さも2.5mと長いため、取り回しのしやすさもありました。

左がBANGARI、右がeue

とはいえ、どちらも収納時は20cmもないほどコンパクトな設計なので、一人暮らしで荷物を増やしたくない人にもおすすめです。

使用時もそれほど大きくならないので、女性でも扱いやすいでしょう。

どちらの衣類スチーマーも、アイロンのようにプレスしながらも使える2Way仕様なので、能力的にはそれほど違いは感じません。

立ち上がりも早く、15秒ほどで熱くなるので、急いでいる時もサッと使えそうです。

果たして、クシャクシャにしたシャツのシワを伸ばすことはできるのでしょうか。

衣類スチーマーでシワが取れない? 実際に試してみると

検証に使ったのは、綿74%、植物繊維26%のシャツ。アイロン使用時には当て布の使用を促す表記がされていましたが、面倒なのでそのまま衣類スチーマーを当ててみます。

あえてシワを作るためにグチャグチャに!

これでシワが伸びなかったら、今日はシャツが着られません。

ハンガーにかけて、ボタンを締めたら準備完了です。

まずはBANGARIの衣類スチーマーからスチームをかけていきます。

軽くシャツを引っ張りながら、衣類スチーマーがしっかりと当たるように、ゆっくりと動かしていきます。

向かって左側の袖と胸のあたりに、衣類スチーマーを数分かけた結果がこちら!

使用前

使用後

アイロンのようにパリッとした印象はありませんが、シワは十分に伸びています

個人的には、これだけシワが伸びていれば問題がないといえるレベルです。

「衣類スチーマーはシワが取れない」というウワサは、なんだったのでしょうか…。

いや、もしかしたら衣類スチーマーの違いによっては、シワが取れないのかもしれません!

試しに、もう一度シャツをくしゃくしゃにして、eueの衣類スチーマーもかけてみます。

シワ…伸びてんじゃん!

どちらを使っても、しっかりとシャツのシワを伸ばすことができました。

せっかくなので、もう半分も衣類スチーマーでシワを伸ばしましたが問題なし!

結論:安い衣類スチーマーでもシワは伸ばせる!

衣類スチーマーでシワが取れない時の裏技

今回は問題なく使えましたが、「シワが取れない」という声があるのも事実。

衣類スチーマーの性能や服の素材によっては、シワが伸びにくいこともあるのかもしれません。

そういった時に使える裏技を探してみると、アイロンミトンというものを発見!

Amazonで見る

アイロンミトンを手にはめて、衣類スチーマーで服を挟むことで、アイロンのようにプレスしてシワを伸ばすことができるようです。

今回の衣類スチーマーはアイロンのようにも扱えるタイプなので、この方法はピッタリかもしれません。

早速、袖の部分を挟んで使用してみました。

むむむ、ちょっと扱いが難しい!そして、若干スチームが腕に当たって熱い!

服をつかんで固定することができないので、アイロンミトンや衣類スチーマーを動かすと一緒にシャツがついてきてしまいます。

シワは伸ばしやすくなりますが、コツをつかむまでに時間がかかりそうです。

アイロンのようにも使える衣類スチーマーを持っている場合は、こういった裏技を駆使するとシワを伸ばしやすいかもしれません。

衣類スチーマーを選ぶ時の基準は?

衣類スチーマーといえど、種類はさまざま。何を基準に選んだらいいのかと、悩んでしまう人も多いでしょう。

今回使ってみたことで、筆者なりに選ぶ基準になりそうなポイントを挙げてみます。

衣類スチーマーを選ぶ基準

・スチームだけでなく、アイロンとしても使えるタイプがいい。

・持ち上げて使うので、500g前後のできるだけ軽いもの。

・取り回しを考えて、コードは2m以上あるほうが便利。

・立ち上がりは20秒以内だと早く感じる。

・一度の注水で10分くらい使えると楽。

アイロンとして使えるタイプだと、シワを伸ばしやすいように感じます。

素材によっては直接当てることができず、スチームだけの使用になりますが、あって困る性能ではありません。

使い心地や取り回しを考えると、本体の軽さやコードの長さも重要です。

コードレスのものもありますが、使用時間を気にせず使えるコードタイプのほうが便利でしょう。

ちなみに、BANGARIの衣類スチーマーのコードは2mないので、コンセントから壁にかけたシャツまで届かず、使う時に「短っ!」と声に出てしまいました。

結局、延長コードを使って事なきを得ましたが、やはり最初から2m以上は欲しいところですね。

衣類スチーマーとアイロンって何が違うの?

一般的にアイロンといえば、熱と重さを使って洋服のシワを伸ばす家電。服をしっかりとプレスする必要があるため、アイロン台の使用は必須です。

圧力をかけてシワを伸ばすため、衣類スチーマーよりもパリッとしたきれいな仕上がりになります。

アイロンでもスチームを出せるタイプは多くありますが、性質上重く作られているため、衣類スチーマーのように長時間持ち上げて使用することに向いていません。

対して衣類スチーマーは、水分と熱の力でシワを伸ばすため、プレスせずにハンガーにかけたままでも使用することが可能です。

アイロンと比べて軽く作られていたり、コードが長かったりするため、取り回しもしやすくなっています。

また、洗濯のできないソファーやぬいぐるみなどの、除菌や脱臭にも使用可能。一台で何役もこなすことができるでしょう。

荷物を増やすことなく、気軽に使いたいなら衣類スチーマー。スーツなど、フォーマルな服装に使いたいならアイロンと使い分けるといいかもしれません。

衣類スチーマーではシワが取れない? まとめ

「衣類スチーマーではシワが取れない」というウワサを検証してみましたが、安物の商品を使っても、十分な成果を出せることが分かりました。

「アイロンは持ちたくないし面倒だけど、シャツのシワは伸ばしたい」と考えている人は、衣類スチーマーの購入を検討してもいいかもしれません。

今回試した2種類でいうと、多少取り回しにくさは感じましたが、値段から考えてBANGARIの衣類スチーマーのほうがおすすめです。

Amazonで見る

余計な道具も必要なく、簡単な作業で見た目を整えることができるので、日頃からシャツを着ることが多い人には特におすすめですよ。


[文・構成/UPDATE編集部]

関連ワード
検証

この記事をシェアする