500円の差で履き心地は変わる? アシックスの格安シューズを履き比べた結果 ファッション By - プラム 更新:2024-05-13 ※本記事はUPDATEが独自に制作したコンテンツです。また、本記事を経由して商品の購入が発生した場合に、ECサイト等から送客手数料を受領することがあります。 『ASICS(アシックス)』の格安ランニングシューズの中でも人気の高い『JOLT3(ジョルト3)』と『JOLT4(ジョルト4)』。 どちらもAmazonの『ランニングシューズ売れ筋ランキング』で、1位を取るほどの超人気ランニングシューズです。 価格的には500円ほどの差しかないのですが、靴自体にはどのような違いがあるのでしょうか。 履き心地やサイズ感など、さまざまな違いをご紹介します。 目次 1. ジョルトシリーズって何? 安いのはどっち?2. 500円の差でも違いは大きい! 買うならジョルト4がおすすめ2.1. ジョルト3と4の違い:ヒールカウンターの高さ2.2. ジョルト3と4の違い:クッション性2.3. ジョルト3と4の違い:通気性2.4. ジョルト3と4の違い:シューホールの数2.5. ジョルト3と4の違い:サイズ感2.6. ジョルト3と4の違い:屈曲性2.7. ジョルト3と4の違い:重さ2.8. ジョルト3と4の違い:つま先の形状3. ジョルト3と4を買うならどっち? ジョルトシリーズって何? 安いのはどっち? ジョルトシリーズは、アシックスの入門的なランニングシューズ。ジョルト3は旧モデルで、2024年5月現在、ジョルトシリーズの最新モデルはジョルト4です。 ジョルト3 Amazonで『ジョルト3』を見る ジョルト4 Amazonで『ジョルト4』を見る 最新のジョルト4は、公式サイトでも税込み5940円で購入できる格安モデル。軽く運動を始めたい人にも手を出しやすい価格でしょう。 さらにAmazonなどで探せば、5000円以下の価格で購入することもできます。有名メーカーのランニングシューズにもかかわらず、この価格で購入ができるのも人気の理由の一つ。 ちなみに、Amazonの価格で見る限り、ジョルト3のほうが500円程度安いことが多いようです。 この500円の差で、どれほど履き心地に違いがあるのでしょうか。 ジョルト3とジョルト4なら、どちらを買うべきなのかを見ていきます。 500円の差でも違いは大きい! 買うならジョルト4がおすすめ 比較のために用意したのは、27cmで横幅が2Eの同サイズのジョルト3とジョルト4。 黒一色がジョルト3で、ミッドソールやマークの白いほうがジョルト4です。 結論からいってしまうと、500円程度の差であればジョルト4を買うことをおすすめします。 両シューズを履いて、それぞれ3kmほど走った筆者の感想がこちらです。 ジョルト3と4の違い:ヒールカウンターの高さ 一番最初に目についたのが、アキレス腱まで伸びたジョルト4のヒールカウンター。 ジョルト4は約8.8cmあり、約7.5cmあるジョルト3のヒールよりもかなり高く感じます。 ジョルト3 ジョルト4 履く前は「アキレス腱に当たって痛そう」と思っていましたが、履いてみると足首に当たることもなく、問題はありません。 それよりも足首をしっかりと守られている安心感があり、「ケガの防止につながりそう」と感じました。 ジョルト3と4の違い:クッション性 どちらもランニングシューズらしく、厚みのあるミッドソールを備えており、パッと見ではそれほど違いはなさそうに見えます。 ジョルト3 ジョルト4 しかし、履いてみるとジョルト3のクッションはかなり硬め。ジムなど室内での使用ならまだしも、外を走るにはクッション性が足りないように感じます。 対してジョルト4は、価格の割にかなりしっかりとしたクッションが備わっていました。 同じような価格帯の他メーカーと比べても、ジョルト4のクッションは優秀といえるでしょう。 ちなみに、インソールはどちらも『OrthoLite(オーソライト)』を使用しているので、柔らかな履き心地はあります。 ただ、ジョルト3はインソールが固定されているため、交換することはできません。 ジョルト3と4の違い:通気性 どちらのシューズもアッパーにメッシュ素材が使われており、どちらかといえばジョルト3のほうが穴は大きいように見えます。 ジョルト3 ジョルト4 しかし、実際に履いて走ってみるとジョルト4のほうが風通しがよく、通気性が高いと感じました。 ジョルト3と4の違い:シューホールの数 シューレースを通す、シューホールの数も両シューズで異なります。 ジョルト3 ジョルト4 ジョルト3は片側6個なのに対して、ジョルト4では片側が7個です。 シューホールの数が多いほうがフィット感などを微調整しやすいので、足にフィットさせやすいかもしれません。 とはいえ、紐の結び方などによっても違いが出てくるので、好みの問題といえそうです。 ジョルト3と4の違い:サイズ感 先述したように、どちらのサイズも27cmの横幅が2Eのものを購入していますが、実寸は異なるものでした。 まず、縦幅はジョルト4で27.4cm、ジョルト3では27.2cmと、どちらもオーバーしています。 ジョルト3 ジョルト4 横幅はジョルト4で10.2cm、ジョルト3で10cm。全体的にジョルト4のほうが余裕があり、履きやすい印象です。 ジョルト3 ジョルト4 両シューズともにハーフサイズアップして購入しているのですが、ジョルト4は普段のサイズ感でもよかったかもしれません。 もっとも、個体差もあるので数値が異なる可能性もあるでしょう。 ジョルト3と4の違い:屈曲性 両シューズともに、アウトソールには硬いゴムが使用されています。 横溝が入っているものの、アウトソールの面積が広いジョルト3の屈曲性は硬めの印象。 左がジョルト3、右がジョルト4 ジョルト4のほうは柔らかなミッドソールが露出している部分が多いためか、屈曲性は良好です。 まだ長期間履いていないので分かりませんが、その分アウトソールの寿命は短いかもしれません。 ジョルト3と4の違い:重さ 手で持ってみた感じでは、それほど重さに違いは感じられませんでしたが、計測してみると約30gの違いがありました。 ジョルト3 ジョルト4 286gのジョルト3に対して、ジョルト4は260g。 ランニング初心者の筆者には、走っていてそれほどの違いは感じませんでしたが、より早く走りたい人はジョルト4のほうがいいでしょう。 ジョルト3と4の違い:つま先の形状 つま先の反り返り自体は、両シューズを見てもそれほどの違いはありません。 手前がジョルト4 若干、手前のジョルト4のほうが反り返りが強いように見える程度です。 ただ、履いて走ってみるとその違いは顕著に表れます。 どうやらジョルト4のつま先はミッドソールが薄くなっているようで、クッション性は弱くなっているものの、蹴りだしがしやすく感じました。 ジョルト3と4を買うならどっち? 先に結果としてお伝えしている通り、500円程度の差であれば断然ジョルト4の購入をおすすめします。 やはり、技術が進歩しているためか、ジョルト4のほうがクッション性や履き心地もよく、軽量化もされていました。 特別な好みがない限りは、旧モデルを買う理由はないでしょう。 Amazonで『ジョルト4』を見る どちらもアシックスという有名ブランドながら、初心者でも手に取りやすい価格帯のランニングシューズです。 これから運動を始めようとしている人は、ぜひチェックしてみてくださいね。 [文・構成/UPDATE編集部] 出典 Amazon 関連ワード 靴 この記事をシェアする Share Post LINE
『ASICS(アシックス)』の格安ランニングシューズの中でも人気の高い『JOLT3(ジョルト3)』と『JOLT4(ジョルト4)』。
どちらもAmazonの『ランニングシューズ売れ筋ランキング』で、1位を取るほどの超人気ランニングシューズです。
価格的には500円ほどの差しかないのですが、靴自体にはどのような違いがあるのでしょうか。
履き心地やサイズ感など、さまざまな違いをご紹介します。
ジョルトシリーズって何? 安いのはどっち?
ジョルトシリーズは、アシックスの入門的なランニングシューズ。ジョルト3は旧モデルで、2024年5月現在、ジョルトシリーズの最新モデルはジョルト4です。
ジョルト3
Amazonで『ジョルト3』を見る
ジョルト4
Amazonで『ジョルト4』を見る
最新のジョルト4は、公式サイトでも税込み5940円で購入できる格安モデル。軽く運動を始めたい人にも手を出しやすい価格でしょう。
さらにAmazonなどで探せば、5000円以下の価格で購入することもできます。有名メーカーのランニングシューズにもかかわらず、この価格で購入ができるのも人気の理由の一つ。
ちなみに、Amazonの価格で見る限り、ジョルト3のほうが500円程度安いことが多いようです。
この500円の差で、どれほど履き心地に違いがあるのでしょうか。
ジョルト3とジョルト4なら、どちらを買うべきなのかを見ていきます。
500円の差でも違いは大きい! 買うならジョルト4がおすすめ
比較のために用意したのは、27cmで横幅が2Eの同サイズのジョルト3とジョルト4。
黒一色がジョルト3で、ミッドソールやマークの白いほうがジョルト4です。
結論からいってしまうと、500円程度の差であればジョルト4を買うことをおすすめします。
両シューズを履いて、それぞれ3kmほど走った筆者の感想がこちらです。
ジョルト3と4の違い:ヒールカウンターの高さ
一番最初に目についたのが、アキレス腱まで伸びたジョルト4のヒールカウンター。
ジョルト4は約8.8cmあり、約7.5cmあるジョルト3のヒールよりもかなり高く感じます。
ジョルト3
ジョルト4
履く前は「アキレス腱に当たって痛そう」と思っていましたが、履いてみると足首に当たることもなく、問題はありません。
それよりも足首をしっかりと守られている安心感があり、「ケガの防止につながりそう」と感じました。
ジョルト3と4の違い:クッション性
どちらもランニングシューズらしく、厚みのあるミッドソールを備えており、パッと見ではそれほど違いはなさそうに見えます。
ジョルト3
ジョルト4
しかし、履いてみるとジョルト3のクッションはかなり硬め。ジムなど室内での使用ならまだしも、外を走るにはクッション性が足りないように感じます。
対してジョルト4は、価格の割にかなりしっかりとしたクッションが備わっていました。
同じような価格帯の他メーカーと比べても、ジョルト4のクッションは優秀といえるでしょう。
ちなみに、インソールはどちらも『OrthoLite(オーソライト)』を使用しているので、柔らかな履き心地はあります。
ただ、ジョルト3はインソールが固定されているため、交換することはできません。
ジョルト3と4の違い:通気性
どちらのシューズもアッパーにメッシュ素材が使われており、どちらかといえばジョルト3のほうが穴は大きいように見えます。
ジョルト3
ジョルト4
しかし、実際に履いて走ってみるとジョルト4のほうが風通しがよく、通気性が高いと感じました。
ジョルト3と4の違い:シューホールの数
シューレースを通す、シューホールの数も両シューズで異なります。
ジョルト3
ジョルト4
ジョルト3は片側6個なのに対して、ジョルト4では片側が7個です。
シューホールの数が多いほうがフィット感などを微調整しやすいので、足にフィットさせやすいかもしれません。
とはいえ、紐の結び方などによっても違いが出てくるので、好みの問題といえそうです。
ジョルト3と4の違い:サイズ感
先述したように、どちらのサイズも27cmの横幅が2Eのものを購入していますが、実寸は異なるものでした。
まず、縦幅はジョルト4で27.4cm、ジョルト3では27.2cmと、どちらもオーバーしています。
ジョルト3
ジョルト4
横幅はジョルト4で10.2cm、ジョルト3で10cm。全体的にジョルト4のほうが余裕があり、履きやすい印象です。
ジョルト3
ジョルト4
両シューズともにハーフサイズアップして購入しているのですが、ジョルト4は普段のサイズ感でもよかったかもしれません。
もっとも、個体差もあるので数値が異なる可能性もあるでしょう。
ジョルト3と4の違い:屈曲性
両シューズともに、アウトソールには硬いゴムが使用されています。
横溝が入っているものの、アウトソールの面積が広いジョルト3の屈曲性は硬めの印象。
左がジョルト3、右がジョルト4
ジョルト4のほうは柔らかなミッドソールが露出している部分が多いためか、屈曲性は良好です。
まだ長期間履いていないので分かりませんが、その分アウトソールの寿命は短いかもしれません。
ジョルト3と4の違い:重さ
手で持ってみた感じでは、それほど重さに違いは感じられませんでしたが、計測してみると約30gの違いがありました。
ジョルト3
ジョルト4
286gのジョルト3に対して、ジョルト4は260g。
ランニング初心者の筆者には、走っていてそれほどの違いは感じませんでしたが、より早く走りたい人はジョルト4のほうがいいでしょう。
ジョルト3と4の違い:つま先の形状
つま先の反り返り自体は、両シューズを見てもそれほどの違いはありません。
手前がジョルト4
若干、手前のジョルト4のほうが反り返りが強いように見える程度です。
ただ、履いて走ってみるとその違いは顕著に表れます。
どうやらジョルト4のつま先はミッドソールが薄くなっているようで、クッション性は弱くなっているものの、蹴りだしがしやすく感じました。
ジョルト3と4を買うならどっち?
先に結果としてお伝えしている通り、500円程度の差であれば断然ジョルト4の購入をおすすめします。
やはり、技術が進歩しているためか、ジョルト4のほうがクッション性や履き心地もよく、軽量化もされていました。
特別な好みがない限りは、旧モデルを買う理由はないでしょう。
Amazonで『ジョルト4』を見る
どちらもアシックスという有名ブランドながら、初心者でも手に取りやすい価格帯のランニングシューズです。
これから運動を始めようとしている人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
[文・構成/UPDATE編集部]