500円の差で履き心地は変わる? アシックスの格安シューズを履き比べた結果

ファッション By - プラム 更新:

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『ASICS(アシックス)』の格安ランニングシューズの中でも人気の高い『JOLT3(ジョルト3)』と『JOLT4(ジョルト4)』。

どちらもAmazonの『ランニングシューズ売れ筋ランキング』で、1位を取るほどの超人気ランニングシューズです。

価格的には500円ほどの差しかないのですが、靴自体にはどのような違いがあるのでしょうか。

履き心地やサイズ感など、さまざまな違いをご紹介します。

ジョルトシリーズって何? 安いのはどっち?

ジョルトシリーズは、アシックスの入門的なランニングシューズ。ジョルト3は旧モデルで、2024年5月現在、ジョルトシリーズの最新モデルはジョルト4です。

ジョルト3

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ジョルト4

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最新のジョルト4は、公式サイトでも税込み5940円で購入できる格安モデル。軽く運動を始めたい人にも手を出しやすい価格でしょう。

さらにAmazonなどで探せば、5000円以下の価格で購入することもできます。有名メーカーのランニングシューズにもかかわらず、この価格で購入ができるのも人気の理由の一つ。

ちなみに、Amazonの価格で見る限り、ジョルト3のほうが500円程度安いことが多いようです。

この500円の差で、どれほど履き心地に違いがあるのでしょうか。

ジョルト3とジョルト4なら、どちらを買うべきなのかを見ていきます。

500円の差でも違いは大きい! 買うならジョルト4がおすすめ

比較のために用意したのは、27cmで横幅が2Eの同サイズのジョルト3とジョルト4。

黒一色がジョルト3で、ミッドソールやマークの白いほうがジョルト4です。

結論からいってしまうと、500円程度の差であればジョルト4を買うことをおすすめします。

両シューズを履いて、それぞれ3kmほど走った筆者の感想がこちらです。

ジョルト3と4の違い:ヒールカウンターの高さ

一番最初に目についたのが、アキレス腱まで伸びたジョルト4のヒールカウンター。

ジョルト4は約8.8cmあり、約7.5cmあるジョルト3のヒールよりもかなり高く感じます。

ジョルト3

ジョルト4

履く前は「アキレス腱に当たって痛そう」と思っていましたが、履いてみると足首に当たることもなく、問題はありません。

それよりも足首をしっかりと守られている安心感があり、「ケガの防止につながりそう」と感じました。

ジョルト3と4の違い:クッション性

どちらもランニングシューズらしく、厚みのあるミッドソールを備えており、パッと見ではそれほど違いはなさそうに見えます。

ジョルト3

ジョルト4

しかし、履いてみるとジョルト3のクッションはかなり硬め。ジムなど室内での使用ならまだしも、外を走るにはクッション性が足りないように感じます。

対してジョルト4は、価格の割にかなりしっかりとしたクッションが備わっていました。

同じような価格帯の他メーカーと比べても、ジョルト4のクッションは優秀といえるでしょう。

ちなみに、インソールはどちらも『OrthoLite(オーソライト)』を使用しているので、柔らかな履き心地はあります。

ただ、ジョルト3はインソールが固定されているため、交換することはできません。

ジョルト3と4の違い:通気性

どちらのシューズもアッパーにメッシュ素材が使われており、どちらかといえばジョルト3のほうが穴は大きいように見えます。

ジョルト3

ジョルト4

しかし、実際に履いて走ってみるとジョルト4のほうが風通しがよく、通気性が高いと感じました。

ジョルト3と4の違い:シューホールの数

シューレースを通す、シューホールの数も両シューズで異なります。

ジョルト3

ジョルト4

ジョルト3は片側6個なのに対して、ジョルト4では片側が7個です。

シューホールの数が多いほうがフィット感などを微調整しやすいので、足にフィットさせやすいかもしれません。

とはいえ、紐の結び方などによっても違いが出てくるので、好みの問題といえそうです。

ジョルト3と4の違い:サイズ感

先述したように、どちらのサイズも27cmの横幅が2Eのものを購入していますが、実寸は異なるものでした。

まず、縦幅はジョルト4で27.4cmジョルト3では27.2cmと、どちらもオーバーしています。

ジョルト3

ジョルト4

横幅はジョルト4で10.2cmジョルト3で10cm。全体的にジョルト4のほうが余裕があり、履きやすい印象です。

ジョルト3

ジョルト4

両シューズともにハーフサイズアップして購入しているのですが、ジョルト4は普段のサイズ感でもよかったかもしれません。

もっとも、個体差もあるので数値が異なる可能性もあるでしょう。

ジョルト3と4の違い:屈曲性

両シューズともに、アウトソールには硬いゴムが使用されています。

横溝が入っているものの、アウトソールの面積が広いジョルト3の屈曲性は硬めの印象。

左がジョルト3、右がジョルト4

ジョルト4のほうは柔らかなミッドソールが露出している部分が多いためか、屈曲性は良好です。

まだ長期間履いていないので分かりませんが、その分アウトソールの寿命は短いかもしれません。

ジョルト3と4の違い:重さ

手で持ってみた感じでは、それほど重さに違いは感じられませんでしたが、計測してみると約30gの違いがありました。

ジョルト3

ジョルト4

286gのジョルト3に対して、ジョルト4は260g

ランニング初心者の筆者には、走っていてそれほどの違いは感じませんでしたが、より早く走りたい人はジョルト4のほうがいいでしょう。

ジョルト3と4の違い:つま先の形状

つま先の反り返り自体は、両シューズを見てもそれほどの違いはありません。

手前がジョルト4

若干、手前のジョルト4のほうが反り返りが強いように見える程度です。

ただ、履いて走ってみるとその違いは顕著に表れます。

どうやらジョルト4のつま先はミッドソールが薄くなっているようで、クッション性は弱くなっているものの、蹴りだしがしやすく感じました。

ジョルト3と4を買うならどっち?

先に結果としてお伝えしている通り、500円程度の差であれば断然ジョルト4の購入をおすすめします。

やはり、技術が進歩しているためか、ジョルト4のほうがクッション性や履き心地もよく、軽量化もされていました。

特別な好みがない限りは、旧モデルを買う理由はないでしょう。

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どちらもアシックスという有名ブランドながら、初心者でも手に取りやすい価格帯のランニングシューズです。

これから運動を始めようとしている人は、ぜひチェックしてみてくださいね。


[文・構成/UPDATE編集部]

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