人気マスク9選を徹底比較 種類ごとの性能や着け方のポイントまで

生活雑貨 By - UPDATE編集部 更新:

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近年、新しい生活様式への移行が推奨されるようになり、マスクを着用する場面が一般的となりました。

マスクが欠かせないアイテムとなった最近では、使い心地や性能にこだわりたいと思う人も多いのではないでしょうか。

当記事では、マスクの主な種類や選び方のポイント、オンライン通販サイトで購入できる人気のマスクについて解説します。

現在使用しているマスクに不満を感じている人や、マスクの性能について詳しく知りたい人はぜひ参考にしてくださいね。

マスクの種類と飛沫予防効果の比較

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マスクの種類は大きく分けて4つです。使用されている素材によって性能が異なります。

自分に合ったマスクを選ぶためには、各種類のメリット・デメリットを把握することが大切です。

それぞれのメリット・デメリットを把握することで、自分の使い方や肌質などに合ったマスクを見つけることができるでしょう。

マスクの種類による特徴の違いや、飛沫予防効果について解説します。

N95マスク(医療用マスク)

『N95マスク』は、医療現場で使用されるカップのような形状のマスクです。

N95とは、米国国立労働安全衛生研究所が定める規格で、約0.075㎛の微粒子を95%ブロックする性能を表します。

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N95マスクは、フィルターの目が非常に細かく、マスクの縁にある固めの素材が顔に密着するため、気密性に優れている点が特徴。

さらに、飛沫拡散や吸収予防の効果が高いことがメリットです。

一方、N95マスクのデメリットとして、着用時の息苦しさや圧迫感が挙げられます。N95マスクは気密性が高いため、日常生活における長時間の使用には適していません。

また、基本的には医療機関向けに製造されているため、一般的な量販店などでは購入しにくい点もデメリットでしょう。

不織布マスク

『不織布マスク』は、フィルター部分が不織布で作られているマスクです。医療現場だけでなく、一般家庭でも不織布マスクが使用されています。

不織布とは、繊維を織らず作られた布です。原料の繊維を熱や化学的な加工方法でシート状に成型した布が不織布と呼ばれます。

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繊維を織って作られた布と比較して、繊維同士の間が詰まっていることが不織布の特徴です。

一般的な不織布マスクは3枚重ねで、中間にフィルター用の不織布が使用されています。不織布マスクの形状は、プリーツがあり上下に広がるタイプと、顔にフィットするように立体的に作られたタイプの2種類です。

不織布マスクのメリットとしては、比較的高い飛沫予防効果が期待できることが挙げられます。また、種類やサイズが豊富なことや、顔にフィットしやすいこともメリットです。

豊橋技術科学大学が発表した資料によると、不織布マスクは吐き出し時の飛沫量を20%まで低減するシミュレーション結果が出ています。吸い込み飛沫量は30%まで低減される計算結果となりました。

一方、不織布マスクのデメリットとして耐久性の低さが挙げられます。

布マスク

『布マスク』は、ガーゼなどの布で作られているマスクです。市販されている一般的な布マスクは、コットン素材のガーゼを12~30枚を重ね合わせて作られています。

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豊橋技術科学大学のシミュレーションによると、布マスクでは吐き出し時の飛沫量を18~34%まで低減することが可能です。吸い込み飛沫量は55~65%まで低減される計算結果となりました。

布マスクのメリットは、何度も繰り返し使えることです。耐久性が高いため、煮沸消毒をすれば再使用できます。また、布に厚みがあるタイプは冬場の保湿、保温に役立つ点もメリットです。

一方、布マスクのデメリットとして、N95マスクや不織布マスクと比べると飛沫予防効果が低いことが挙げられます。布マスクは素材の目が粗いため、細かい粒子を捕集することができません。

ウレタンマスク

『ウレタンマスク』は、ポリウレタンという樹脂素材で作られているマスクです。市販されている一般的なウレタンマスクは、ポリウレタン製のシートを立体的に縫製して作られています。

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豊橋技術科学大学のシミュレーションによると、ウレタンマスクでは吐き出し時の飛沫量を50%まで低減することが可能です。吸い込み飛沫量は60~70%まで低減される計算結果となりました。

ウレタンマスクのメリットは、通気性が高く息切れしにくいことです。また、やわらかい素材で作られているため、着け心地が優しい点もメリット。

カラー展開が豊富で、好きな色の商品が見つかりやすい点もウレタンマスクのメリットです。

一方、ウレタンマスクのデメリットとして、飛沫予防効果が布マスクよりもさらに低いことが挙げられます。

ウレタンマスクは素材の目が粗く、シートも1枚のみで作られているため、細かい粒子を捕集できません。

マスクの選び方のポイント

マスクを選ぶ際には、飛沫拡散や吸収予防などの性能以外にもポイントがあります。

性能のみに着目してマスクを選んでしまうと、使用感にストレスを感じたり、コストの高さに悩まされたりする傾向です。

性能以外の面でマスクを選ぶ際に考慮するべきポイントを紹介します。

着け心地

着け心地のよさは、マスクを選ぶ際に重視するべきポイントです。外出する際はマスクを長時間着け続ける必要がある場合、マスクの着け心地が悪いとストレスを感じやすくなります。

ウレタンマスクや布マスクは通気性が高いため、息苦しさをあまり感じることなく着用できるでしょう。

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ただし、飛沫拡散や吸収予防の観点では、ウレタンマスクや布マスクの性能は十分ではありません。

そのため、着用するシーンや着用頻度によってマスクの種類を選んだり、使い分けたりすることがおすすめです。

近年、不織布の素材でも着け心地を重視したい人向けのマスクが販売されています。

フィット感にこだわって作られた不織布マスクを選ぶと、着用時の快適さと機能性を両立できるでしょう。

経済性

マスクを選ぶ際は、経済性も意識する必要があります。使い捨てタイプのマスクは、1枚あたりの価格は低い傾向です。

ただし、毎日消費したり1日で数回マスクを取り替えたりする場合は、コストが大きくなります。

毎日マスクを使用する場合は、洗って繰り返し使えるタイプのマスクも選択肢に含めたほうが経済的です。

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ただし、ウレタンマスクや布マスクなどの洗えるマスクは、性能の面では不織布マスクに劣ります。

そのため、公共交通機関で移動する場合や、人が多い場所に出かけなくてはならない場合は不織布マスクのほうが適当です。

利用シーンや目的によって使い捨てマスクと洗えるマスクを使い分けると、マスクにかかるコストが抑えられます。

Amazonや楽天市場で購入できる!人気のマスク9選

性能や使い心地、コストパフォーマンスに優れているマスクは、多くの人から愛用されている傾向です。

そのため、人気の商品ラインナップを知ることで、自分に合ったマスクを見つけられる可能性があります。

いずれの商品も、Amazonや楽天市場などの大手通販サイトで購入できます。マスク選びに悩んでいる人は、ぜひチェックしてください。

2021年10月現在販売されているマスクの中で、人気の高い商品は次の9つです。

『フィッティ シルキータッチ マスク』(不織布)

『フィッティ シルキータッチ マスク』は、幅広でやわらかいゴムひもや肌触りのよさが特徴の不織布マスクです。立体プリーツ加工で、鼻からアゴにかけて余裕をもって覆えます。

また、1箱につき30枚のマスクが1枚ごとに個別包装されているため、衛生的に使用できる点も特徴です。外出時に交換用のマスクを持ち歩きたい場合にも重宝します。

フィッティ シルキータッチ マスクは、マスクを立てて収納できるフリーサイズのスタンドケース付きです。玄関などに置けばマスクを忘れずに携帯できます。

『KAEI 3層 立体プリーツマスク』(不織布)

『KAEI 3層 立体プリーツマスク』は、やわらかめのノーズフィッターやゴムひもが特徴の不織布マスクです。ノーズフィッターでマスクと鼻のすき間を埋めることにより、飛沫やメガネの曇りを防止できます。

1箱につき50枚のマスクが入っているため、コストパフォーマンスが高い点も特徴です。マスクをまとめ買いしておきたい人に向いています。

フィルターに使用されている素材は、微粒子捕集効率などの国内実証データを取得している『メルトブローン不織布』です。フィルター性能と経済性を求める人に適しています。

『アイリスオーヤマ ディスポーザブル プリーツ型マスク』(不織布)

『アイリスオーヤマ ディスポーザブル プリーツ型マスク』は、側面の両端に施されたVカット加工や、やわらかいゴムひもが特徴の不織布マスクです。

Vカットの部分でマスクが立体的に折れ曲がることで、マスクと頬のすき間が狭まります。

1箱につき120枚のマスクが入っているため、買い替えの頻度が減って経済的。家族の人数が多い家庭にも向いています。

独自のプリーツ加工により口元に空間ができるため、マスクをしたまま楽に会話することが可能。マスクの角が丸くカットされていて肌への刺激が少ない点も特徴です。

『Unifree なめらかマスク』(不織布)

『Unifree なめらかマスク』は、本体とゴムひもにやわらかい素材が使用されていることが特徴の不織布マスクです。

サイズは、ふつうサイズと小さめサイズの2種類があり、小さめサイズは子供用としても使用できます。

1箱につき50枚のマスクが10枚ずつ包装されているため、衛生的。外出時の持ち運びにも向いています。

『Unifree なめらかマスク』は、親水性不織布が使用されており、メガネが曇りにくい点も特徴です。

また、立体型プリーツのため鼻からアゴまでをしっかりガードでき、性能と使い心地を求める人に適しています。

『医食同源 立体型不織布マスク』(不織布)

『医食同源 立体型不織布マスク』は、サイズが大きく耳への負担が少ないことが特徴の不織布マスクです。ゴムひもには、平たい形状の素材が使用されています。

1箱に入っているマスクは50枚。同タイプの商品と比較しても、リーズナブルな価格で購入できるでしょう。

ノーズフィッターを折り曲げることで、鼻とマスクのすき間を埋めることが可能です。

また『医食同源 立体型不織布マスク』は、プリーツが真ん中から上下に向かって折られている『オメガ式プリーツ』のため、口元の空間が適度に確保され、呼吸がしやすい構造になっています。

『TENTIAL(テンシャル)マスク』(ウレタン)

『TENTIAL(テンシャル)マスク』は、通気性の高いスポーツ用素材で作られたウレタンマスクです。

スポーツ用素材により蒸れや息苦しさを低減できるため、運動をする人に向いています。

マスク生地には、優れた消臭・防臭効果を発揮する『REPUR-P加工』を施すなど、抗菌、抗制や消臭機能を搭載しているため、菌を防ぐだけでなく汗などの臭いを抑えることも可能です。

また、紫外線をカットする素材で作られているため、外出時のUV対策にも役立つでしょう。

TENTIALマスクは、中性洗剤で手洗いをした後、陰干しをすると繰り返し使うことができます。

『息らくらくマスク』(ウレタン)

『息らくらくマスク』は、型崩れしにくいメッシュ素材で作られた立体タイプのウレタンマスクです。口元に広い空間ができるため、着用時でも無理なく呼吸できます。

マスクの内側にあるフィルターポケットに不織布マスクをセットすると、マスクの性能を高めることが可能です。

また、速乾性が高いため、洗って繰り返し使用できます。特に、マスクを毎日使用する人で、マスクにかかるコストを抑えたい人に最適です。

ゴムひもの結び目を調整することで長さを調節することができるほか、好みのひもに交換することもできます。

『PITTA MASK』(ウレタン)

『PITTA MASK』は、デザイン性と着け心地のよさが特徴のウレタンマスクです。花粉の侵入を防ぐだけでなく、紫外線カットの機能も搭載されているため、紫外線量の多い夏の時期にも適しています。

耳にかける部分がマスク本体と同じ伸縮性素材で、耳への負担を軽減することが可能です。また、洗って繰り返し使用できるため、経済性を重視したい人に向いています。

ダークトーンのウレタン生地で作られているマスクは、汚れが目立ちにくい点が特徴です。

PITTA MASK REGULAR GRAY

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『重松製作所 N95マスク』(N95)

『重松製作所 N95マスク』は、米国国立労働安全衛生研究所の基準を満たしたN95マスクです。

重松製作所 N95マスクは、丸みのあるデザインで金属部品を使用していないため、肌の不快感を軽減できます。

また、ノーズフィッターとクッション、アジャスターの3つによりマスクの気密性を高めることが可能です。

1袋につき10個のN95マスクが入っており、医療従事者以外の人でも気軽に購入できます。

省スペースで備蓄できるうえに長期間の保管が可能なため、従業員にマスクを配布したい会社におすすめです。

重松製作所 N95マスク 二つ折り DD02-N95-2K 10個

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正しいマスクの着用方法

マスクで飛沫の拡散をできる限り防ぐためには、正しい方法で着用することが大切です。

左右にループ状のゴムひもが付いているプリーツタイプのマスクについて、正しい着用方法を解説します。

着用の手順は、以下のとおりです。

1.マスクの上下と裏表を確認する
ノーズフィッターが付いている部分がマスクの上側。プリーツが下向きになっている面がマスクの表側です。

2.マスクを上下に広げて顔に当てる
プリーツを伸ばし、マスクを上下に広げた状態でノーズフィッターを鼻筋に当てましょう。アゴの下まで覆うようにします。

3.マスクを押さえながら左右のゴムひもを耳にかける
マスクを顔に当てた状態で押さえながら、左右のゴムひもを耳にかけましょう。最後に、マスクの位置を微調整すると着用は完了です。

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マスクを着用しても、すき間があると十分な効果が得られません。特にすき間ができやすい箇所は、次の3つです。

・鼻
特に鼻の両サイドは、すき間ができやすい箇所です。ノーズフィッターを押さえて鼻の形に合わせて曲げることで、鼻の両サイドのすき間をなくせるでしょう。

・頬
マスクのプリーツが十分に広がっていないと、頬の横にすき間ができる場合があります。頬のラインにフィットするように、プリーツの広げ方を調節しましょう。

・アゴ
マスクのサイズが小さいと、アゴを完全に覆うことができず、すき間ができる可能性があります。適切なサイズを選び、アゴの下までマスクを伸ばすことが重要です。

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上記のポイントに気を付けて、マスクと顔のすき間を確実にふさぎましょう。

マスク着用による弊害と対策

季節を問わず、長期間、長時間にわたってマスクを着用しているとさまざまな弊害が起こる可能性があります。

そのため、マスクを着用する際は、起こり得る弊害について事前に理解し、対策を行うことが大切です。

ここからは、マスクを長く着用する場合に気を付けるべき弊害と対策について解説します。

熱中症

熱中症は、高温や多湿な環境でマスクを着用する際に起こりやすい弊害です。

気密性の高いマスクを着用していると、身体にかかる負担が大きくなるケースがあります。

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マスクを着用したまま負荷が高い作業や運動をする際は、熱中症に気を付けましょう。

熱中症の対策として、次のような方法が挙げられます。

・屋外で作業する場合はこまめに水分を補給する
夏にマスクをしたまま屋外で作業をする場合、ノドが渇いていなくてもこまめな水分補給が大切です。

・周囲の人と距離が取れる場合はマスクを外して休憩する
屋外で少なくとも2m以上の距離が確保できる場合は、一時的にマスクを外して休憩すると熱中症対策につながります。

・体調に異変を感じた時は涼しい場所に移動する
万が一、マスク着用時に体調の異変を感じた場合は、速やかに涼しい場所へ移動しましょう。エアコンの効いた屋内に移動できない場合は、日陰や風通しのよい場所で休憩することで、体内の熱を下げることが期待されます。

肌荒れ

マスクを長く使用する場合、肌荒れにも注意する必要があります。

マスクが肌に直接触れる箇所は摩擦による刺激が起き、肌が荒れやすくなる傾向です。

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特に、皮膚表面を乾燥や刺激から守っている角質層が摩擦でダメージを受けると、肌荒れの原因になります。

また、マスクの内側は湿度と温度が高まりやすく、雑菌が繁殖しやすくいことも肌荒れの原因です。

肌荒れ対策として、次のようなポイントが挙げられます。

・肌を清潔に保つ
マスクが汗で湿った場合は、早めに交換することが大切です。また、肌に付着した汗はタオルやガーゼでこまめに拭き取り、肌を清潔に保つことも雑菌の繁殖を防ぐことにつながります。

・繰り返し使うマスクは確実に洗う
マスクを洗って繰り返し使う場合、繊維の間に洗剤の成分が残らないようにすることがポイントです。洗剤を使った後は、水で念入りにすすぎましょう。洗剤の成分が残ったままのマスクを着用すると、肌が刺激を受ける可能性があります。

まとめ

マスクには複数種類があり、それぞれ素材が異なるため、特徴や性能を把握したうえで自分に合うマスクを選ぶことが大切です。

N95マスクや不織布マスクは目の細かい素材で作られており、飛沫予防効果が期待できます。

マスクを選ぶ際は、着け心地のほか、経済性も重要なポイントです。着用頻度や利用シーンに合わせてマスクの種類を選びましょう。

飛沫予防効果を高めるためには、マスクの種類にかかわらず、正しい着用方法で利用する必要があります。

長時間の使用で起こり得る弊害にも気を付けて、マスクを正しく着用しましょう。


[文・構成/UPDATE編集部]

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