低温調理器で作るローストビーフ 失敗しないための注意点は? 家電 By - プラム 更新:2024-05-02 ※本記事はUPDATEが独自に制作したコンテンツです。また、本記事を経由して商品の購入が発生した場合に、ECサイト等から送客手数料を受領することがあります。 焼く、煮る、蒸すといった調理方法に次ぐ、第4の調理法『低温調理』。 低温でじっくりと時間をかけて食材に火入れをするため、通常の調理ではパサパサになりがちなローストビーフや鶏むね肉などを、シットリと仕上げることができるといいます。 初心者が低温調理器を使っても、柔らかくジューシーな料理を作ることができるのでしょうか。 低温調理器で作る代表料理『ローストビーフ』を、初心者が作ってみました。 簡単なレシピや低温調理器を使う時の注意点なども、まとめてご紹介します。 目次 1. 低温調理器で作るローストビーフ 必要な物やレシピは?1.1. 低温調理器でのローストビーフの作り方 「思った以上に簡単」2. 低温調理器で作るローストビーフ 失敗しないための注意点は?2.1. 低温調理器のコツ:お湯から予熱を始める2.2. 低温調理器のコツ:大きめの容器を使う2.3. 低温調理器のコツ:密封は水の中で3. 低温調理器でローストビーフを作ってみた結果 まとめ 低温調理器で作るローストビーフ 必要な物やレシピは? ローストビーフを作るにあたって必要な物は、それほど多くはありません。 低温調理器と水を入れるための大きめの容器、材料を入れるチャック付きのポリ袋(以下、フリーザーバッグ)と調味料、そしてフライパンです。 今回使用した低温調理器は、『Yorano』というメーカーの1100wのハイパワータイプ。 手頃な価格ながら温度設定が25~95℃まで0.1℃刻みでできたり、調理時間も1分~99時間まで1分単位で設定できたりと、細かい調整が可能です。 Amazonで見る 最低水位が7cmからとなっていますが、余裕を持って10cm以上深さのある、大きめの容器を用意したほうがいいでしょう。 フリーザーバッグは、牛モモブロックと調味料が入るくらいのサイズがあればいいので、Mサイズで十分です。 材料は以下を用意します。 ローストビーフ 材料(2人分) ・牛モモブロック 350g ・酒 大さじ3 ・みりん 大さじ3 ・しょうゆ 大さじ4 ・砂糖かハチミツ 大さじ1 ・味の素 3振り ・すりおろしニンニク 大さじ1 ・塩コショウ 適量 実際にレシピを見ながら作っていきましょう。 低温調理器でのローストビーフの作り方 「思った以上に簡単」 まず容器に水を満たし、低温調理器を入れて調理温度を57.5℃に、調理時間を1時間30分に設定して予熱。牛モモブロックは冷蔵庫から出して常温に戻し、塩コショウを振っておきます。 予熱を行っている間に、酒、みりん、しょうゆ、味の素、砂糖をフライパンに入れ、加熱しながら混ぜ合わせます。 粗熱が取れたら、フリーザーバッグに調味液と牛モモブロックを入れ、すりおろしニンニクを投入。 フリーザーバッグごと水に沈めながら、空気を抜いて密閉します。 水温が57.5℃になったら、フリーザーバックごと肉をしっかりと湯に浸けて、後は1時間30分放置。 低温調理が終わったら、フリーザーバッグごと氷水に浸けて急冷させましょう。 冷えたら中に入っている調味液をとろみがつくまで煮込み、肉は全面に焼き色をつけます。 後は、肉をスライスして、ご飯に好みの具材やローストビーフを乗せ、調味液をかければ完成です。 初めてローストビーフを作りましたが、調理といえる工程は調味液を作るくらいで、ほぼほったらかしにしていた印象。それでいて肉は柔らかく、ジューシーに仕上がっています。 思った以上に簡単に、飲食店で出されるような完成度の高いローストビーフを作ることができました。 低温調理器で作るローストビーフ 失敗しないための注意点は? 初心者が作っても簡単にできるローストビーフですが、低温調理器を使う上で知っておいたほうがいいコツがあります。 時短になるものもあるので、参考にしてみてください。 低温調理器のコツ:お湯から予熱を始める 低温調理器を使用する場合、水を設定温度まで予熱する必要があります。 1000wを超えるようなハイパワーの低温調理器を使うことで予熱時間を短くできますが、もっとも簡単な方法は、水ではなくお湯を使うことです。 熱湯を使う必要はありませんが、50℃くらいのお湯から予熱を始めるとかなり早く設定温度まで上がるので、調理の時短になりますよ。 低温調理器のコツ:大きめの容器を使う 今回使った低温調理器は、最低水位が7cmから使用ができるモデルですが、あまり底の浅い容器は使わないようにしましょう。 というのも、低温調理器は使用時にファンで水をかくはんするため、水面が上下します。 水位がギリギリだと、センサーが水面を感知できずに止まってしまったり、容器に余裕がないと水があふれ出てしまったりすることも。 また、ローストビーフを作る場合は、調理時間が1時間30分と長いため、調理中に水が蒸発していき、最低水位を下回り動作が止まってしまうこともあります。 こういった失敗をしないためにも、容器や水量は余裕を持たせましょう。 低温調理器のコツ:密封は水の中で 低温調理器で調理をする場合、多くの料理で材料をフリーザーバッグに入れることになります。 この時、できるだけ空気を入れないように密封しましょう。 空気が多く入っていると熱伝導率が悪くなるので、しっかりと火入れができず、食中毒の可能性が上がってしまいます。 空気をできるだけ抜きながら密封するには、フリーザーバッグを水に沈めながらチャックをしていくとうまくいきやすいです。 水に沈めていくと自然と空気が押し出されるので、ギリギリまで沈めてチャックを閉めるようにしましょう。 低温調理器でローストビーフを作ってみた結果 まとめ 初めて低温調理器を使用してローストビーフを作ってみましたが、個人的にはかなり簡単にクオリティの高い料理ができたという感想です。 調理時間が長いというデメリットはありますが、低温調理中は放置できるので、あまり気にもなりません。 また、ローストビーフ以外にも、安くてパサつきやすいささみや鶏むね肉などを調理してみましたが、今まで食べたこともないほどのシットリ食感になりました。 この感動はぜひ、実際に使って味わってみてほしいです! Amazonで見る 料理が好きな人はもちろん、普段あまり料理をしない人でも簡単に使えるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。 [文・構成/UPDATE編集部] 出典 Amazon 関連ワード 料理 この記事をシェアする Share Post LINE
焼く、煮る、蒸すといった調理方法に次ぐ、第4の調理法『低温調理』。
低温でじっくりと時間をかけて食材に火入れをするため、通常の調理ではパサパサになりがちなローストビーフや鶏むね肉などを、シットリと仕上げることができるといいます。
初心者が低温調理器を使っても、柔らかくジューシーな料理を作ることができるのでしょうか。
低温調理器で作る代表料理『ローストビーフ』を、初心者が作ってみました。
簡単なレシピや低温調理器を使う時の注意点なども、まとめてご紹介します。
低温調理器で作るローストビーフ 必要な物やレシピは?
ローストビーフを作るにあたって必要な物は、それほど多くはありません。
低温調理器と水を入れるための大きめの容器、材料を入れるチャック付きのポリ袋(以下、フリーザーバッグ)と調味料、そしてフライパンです。
今回使用した低温調理器は、『Yorano』というメーカーの1100wのハイパワータイプ。
手頃な価格ながら温度設定が25~95℃まで0.1℃刻みでできたり、調理時間も1分~99時間まで1分単位で設定できたりと、細かい調整が可能です。
Amazonで見る
最低水位が7cmからとなっていますが、余裕を持って10cm以上深さのある、大きめの容器を用意したほうがいいでしょう。
フリーザーバッグは、牛モモブロックと調味料が入るくらいのサイズがあればいいので、Mサイズで十分です。
材料は以下を用意します。
ローストビーフ 材料(2人分)
・牛モモブロック 350g
・酒 大さじ3
・みりん 大さじ3
・しょうゆ 大さじ4
・砂糖かハチミツ 大さじ1
・味の素 3振り
・すりおろしニンニク 大さじ1
・塩コショウ 適量
実際にレシピを見ながら作っていきましょう。
低温調理器でのローストビーフの作り方 「思った以上に簡単」
まず容器に水を満たし、低温調理器を入れて調理温度を57.5℃に、調理時間を1時間30分に設定して予熱。牛モモブロックは冷蔵庫から出して常温に戻し、塩コショウを振っておきます。
予熱を行っている間に、酒、みりん、しょうゆ、味の素、砂糖をフライパンに入れ、加熱しながら混ぜ合わせます。
粗熱が取れたら、フリーザーバッグに調味液と牛モモブロックを入れ、すりおろしニンニクを投入。
フリーザーバッグごと水に沈めながら、空気を抜いて密閉します。
水温が57.5℃になったら、フリーザーバックごと肉をしっかりと湯に浸けて、後は1時間30分放置。
低温調理が終わったら、フリーザーバッグごと氷水に浸けて急冷させましょう。
冷えたら中に入っている調味液をとろみがつくまで煮込み、肉は全面に焼き色をつけます。
後は、肉をスライスして、ご飯に好みの具材やローストビーフを乗せ、調味液をかければ完成です。
初めてローストビーフを作りましたが、調理といえる工程は調味液を作るくらいで、ほぼほったらかしにしていた印象。それでいて肉は柔らかく、ジューシーに仕上がっています。
思った以上に簡単に、飲食店で出されるような完成度の高いローストビーフを作ることができました。
低温調理器で作るローストビーフ 失敗しないための注意点は?
初心者が作っても簡単にできるローストビーフですが、低温調理器を使う上で知っておいたほうがいいコツがあります。
時短になるものもあるので、参考にしてみてください。
低温調理器のコツ:お湯から予熱を始める
低温調理器を使用する場合、水を設定温度まで予熱する必要があります。
1000wを超えるようなハイパワーの低温調理器を使うことで予熱時間を短くできますが、もっとも簡単な方法は、水ではなくお湯を使うことです。
熱湯を使う必要はありませんが、50℃くらいのお湯から予熱を始めるとかなり早く設定温度まで上がるので、調理の時短になりますよ。
低温調理器のコツ:大きめの容器を使う
今回使った低温調理器は、最低水位が7cmから使用ができるモデルですが、あまり底の浅い容器は使わないようにしましょう。
というのも、低温調理器は使用時にファンで水をかくはんするため、水面が上下します。
水位がギリギリだと、センサーが水面を感知できずに止まってしまったり、容器に余裕がないと水があふれ出てしまったりすることも。
また、ローストビーフを作る場合は、調理時間が1時間30分と長いため、調理中に水が蒸発していき、最低水位を下回り動作が止まってしまうこともあります。
こういった失敗をしないためにも、容器や水量は余裕を持たせましょう。
低温調理器のコツ:密封は水の中で
低温調理器で調理をする場合、多くの料理で材料をフリーザーバッグに入れることになります。
この時、できるだけ空気を入れないように密封しましょう。
空気が多く入っていると熱伝導率が悪くなるので、しっかりと火入れができず、食中毒の可能性が上がってしまいます。
空気をできるだけ抜きながら密封するには、フリーザーバッグを水に沈めながらチャックをしていくとうまくいきやすいです。
水に沈めていくと自然と空気が押し出されるので、ギリギリまで沈めてチャックを閉めるようにしましょう。
低温調理器でローストビーフを作ってみた結果 まとめ
初めて低温調理器を使用してローストビーフを作ってみましたが、個人的にはかなり簡単にクオリティの高い料理ができたという感想です。
調理時間が長いというデメリットはありますが、低温調理中は放置できるので、あまり気にもなりません。
また、ローストビーフ以外にも、安くてパサつきやすいささみや鶏むね肉などを調理してみましたが、今まで食べたこともないほどのシットリ食感になりました。
この感動はぜひ、実際に使って味わってみてほしいです!
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料理が好きな人はもちろん、普段あまり料理をしない人でも簡単に使えるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
[文・構成/UPDATE編集部]