夏の暑さ対策にソニーのレオンポケットを検証 売り切れるとウワサの実力は? ガジェット By - プラム 更新:2024-05-31 ※本記事はUPDATEが独自に制作したコンテンツです。また、本記事を経由して商品の購入が発生した場合に、ECサイト等から送客手数料を受領することがあります。 じわじわと気温が上がってくる6月もすぐ…梅雨が明ければ本格的な夏が始まります! 今年も40℃近くまで気温が上がることを考えると、暑さ対策は必須です。 暑がりの筆者はこれまでに、扇子を持ち歩いたり、首元を冷やすネッククーラーを使ったり、工事現場でよく見かけるファン付きウェアを着たりと、さまざまな対策を取ってきました。 工事現場でよく見るアレ それぞれにいいところはあるものの、どれも決め手には欠けるといったところ。 しかし、今回はかなり有能な暑さ対策アイテムを見つけてしまいましたよ! 目次 1. 着るエアコン『レオンポケット』って何?2. レオンポケット5を検証 服装が自由で使いやすい!3. レオンポケットにタグは必要? 自動切り替えに笑った4. レオンポケットを使ってみて分かったこと まとめ 着るエアコン『レオンポケット』って何? 今回、筆者が目を付けたのは、着るエアコンとも呼ばれているソニーの『REON POCKET 5(以下、レオンポケット)』という、首の後ろに付けるウェアラブルサーモデバイスです。 夏が始まる前に売り切れてしまうこともあるというウワサなので、早めに検証してみました! Amazonで見る レオンポケットは、凍らせて使用するネッククーラーや気化熱で体表を冷やすファン付きウェアとは異なり、本体に内蔵しているペルチェ素子を使って首元を直接冷やす構造になっています。 声に出していいたい『ペルチェ素子』内蔵 サラッといいましたが、大丈夫です!筆者もペルチェ素子が何なのか分かりません。 簡単に説明すると、電流を流すことで片側が冷え、もう片側が発熱するという電熱素子の一種が使われているということ。 電源入れたら金属部分がすっげー冷える!とお考えください。 片側が発熱するので、排熱用のエアフローパーツが付いており、Tシャツなどで使えるショートタイプと、襟が付いているシャツ用のロングタイプで交換ができます。 ショートタイプ ちなみに、電流の向きを変えることで発熱と冷却を入れ替えることも可能です。 ということは、暑い夏だけでなく、寒い冬にもこれ一台で対応できるということなんですが、これはまた後述します。 レオンポケットは2020年に一般販売が開始されて以来、毎年アップデートされており、2024年4月に発売された最新モデルはすでに五代目。かなり力を入れて開発していることがうかがえます。 最新モデルは従来モデルと比べて、吸熱性能が約1.5倍、駆動時間が約1.8倍に向上し、駆動音が最大で1/5にまで低減しているとのこと。 従来モデルでは最大冷却のクールモード4で、4時間しか使えませんでしたが、最新モデルでは7.5時間使用することが可能になりました。 正直なところ6時間以上は使えないと話にならないと思っていたので、このアップデートはありがたいところです。 重さは約153gと軽く、首に付けていても気になりません。 また、耐水・耐汗構造になっているので、汗をかいても壊れる心配はなさそうです。 レオンポケット5 スペック 最大外形寸法:約125mm×23mm×137mm 重さ :約153g 温度レベル :クールモードで5段階 ウォームモードで4段階 駆動時間 :クールモードのレベル4で7.5時間 ウォームモードのレベル4で4時間 対応OS :iOS 13以上/Android 8以上 ザッとスペックが分かったところで、早速使ってみましょう! レオンポケット5を検証 服装が自由で使いやすい! まず、使う前に専用のアプリをスマホに入れる必要があるとのことでインストール。 アプリを使えばクールモードで5段階(給電中は5+まで)、ウォームモードで4段階のレベル調整が可能です。 装着すると電源が入るようで、すぐに首元がひんやり。冷却ジェルシートを貼り付けたような感覚になります。 想像より冷たくて、「おおぉぉっ!」と変な声が出ました。 エアフローパーツのショートタイプで装着した姿がこちら。 Tシャツだけだと少し目立ちますが、フードの付いている服などを着ればそれほど目立ちません。 ロングタイプでは煙突が飛び出しているようになって、お話になりませんが…。 服装によって付け替える手間はありますが、ファン付きウェアのように決まった服を着る必要がないのは嬉しいところ。 ネッククーラーと比べても、それほど目立つとはいえないでしょう。 シャツを着ている人にロングタイプを試してもらいましたが、思いのほかうまく隠れます。 筆者は「付け替えるのが面倒だ」と、ショートタイプでシャツを着てみましたが、排熱された温風が首元にたまり、かなり暑苦しくなりました。 しっかりと冷却したいなら、排熱は重要といえそうです。 駆動音はかなり静かで、室内でレベル4を使用してもそれほど気になりません。レベル3なら無音といってもいいでしょう。 ただ、最新モデルから搭載されたレベル5は、室内ではうるさく使うのに勇気がいりそうです。屋外ならレベル5でもほぼ聞こえないので、問題はありません。 冷えかたとしては、室内ならレベル3でも十分。屋外ならレベル4、もしくは5を使用することで、冷たさを感じることができそうです。 とはいえ、レオンポケットは日常での外出や出勤、軽い運動を想定しており、熱中症対策としての使用はすすめていませんのでご注意を。 また、レオンポケットは冷温対応なので冷却するだけでなく、あたたかくすることも可能です。 真夏の電車や職場では、エアコンがききすぎていて寒いと感じる場面もあるでしょう。 そういった時に、10秒ほどで冷温を切り替えることができるのはかなり便利ですよ。 口コミもよく、「長時間使えて便利」「音がめっちゃ静か」といったものから、ウォームモードの性能のよさを評価するものまでさまざまでした。 ネット上の口コミ ・ネッククーラーより長持ちで軽い。 ・冷却ジェルシートの上位互換といった感じ。 ・目立ちにくいし、音が静かで使いやすい。 ・ウォームモードが思ったより強力だった。 レオンポケットにタグは必要? 自動切り替えに笑った レオンポケットには、『REON POCKET TAG(以下、タグ)』という直射日光や周辺の温度、湿度を計測する、別売りのデバイスがあります。 アプリと連携することで、レオンポケットが周囲の環境に合わせて、冷却の強さや冷温の切り替えを自動で行ってくれるのです。 早速、タグをズボンのポケットに引っ掛けて、気温の落ち着いた夜にバイクで外出。 すると急に背中があたたかくなり、思わず「アッツ」と声が出て笑ってしまいました。 アプリを確認すると、周辺の温度は23℃ほど。どうやら初期設定の切り替え温度が高めだったため、クールモードからウォームモードに替わってしまったようです。 しっかりと温度設定をしておけば、自分好みの温度で切り替えることができるのでご安心を。 ちなみに、気温の高い時にウォームモードになったので熱く感じましたが、冬にこのあたたかさを感じられると考えるとかなり心強いです。これは真冬の使用にも期待ができます。 タグ自体はポケットの中に入れたり、バッグの中に入れたりすることはできません。 リュックなどに付けておくと直射日光なども計測できて勝手がよいでしょう。 通勤などで、最寄り駅まで歩いて電車に乗って、また歩いて会社に向かうなど、温度変化が多い時に、自動で調整してくれるのは便利です。 自転車やバイクに乗っているなど、手が離せない時にも役立つでしょう。 レオンポケットを使ってみて分かったこと まとめ 暑さ対策にさまざまなアイテムを使ってきた筆者ですが、レオンポケットはかなり使用感に満足ができる商品でした。 使用時間が長く、服装も自由に選べるのは高ポイント! さらに冷温対応のため、夏と冬の両シーズンに使えるのも嬉しいところです。 レオンポケット メリット ・使用時間がレベル4でも7.5時間と長い。 ・ファン付きウェアと異なり、服装が自由に選べる。 ・冷温対応のため、夏も冬も使える。 ・気化熱と違い、しっかりと冷たさを感じる。 ・音が静かで、室内でも使いやすい。 レオンポケット デメリット ・排熱をしっかりしないといけない。 ・それなりに価格が高い。 少しでも価格を抑えたい場合は、タグの付いていないバージョンを購入するといいかもしれません。 多少アプリを操作する手間は増えますが、筆者的にはタグがなくても問題ありませんでした。 Amazonで『レオンポケット5 タグなし』を見る タグ付きはこちらから。 Amazonで『レオンポケット5 タグあり』を見る 夏前に売り切れてしまうこともあるようなので、気になるなら早めに購入したほうがいいでしょう。 真夏の暑さ対策として、ぜひチェックしてみてくださいね。 [文・構成/UPDATE編集部] 出典 Amazon 関連ワード ソニー検証 この記事をシェアする Share Post LINE
じわじわと気温が上がってくる6月もすぐ…梅雨が明ければ本格的な夏が始まります!
今年も40℃近くまで気温が上がることを考えると、暑さ対策は必須です。
暑がりの筆者はこれまでに、扇子を持ち歩いたり、首元を冷やすネッククーラーを使ったり、工事現場でよく見かけるファン付きウェアを着たりと、さまざまな対策を取ってきました。
工事現場でよく見るアレ
それぞれにいいところはあるものの、どれも決め手には欠けるといったところ。
しかし、今回はかなり有能な暑さ対策アイテムを見つけてしまいましたよ!
着るエアコン『レオンポケット』って何?
今回、筆者が目を付けたのは、着るエアコンとも呼ばれているソニーの『REON POCKET 5(以下、レオンポケット)』という、首の後ろに付けるウェアラブルサーモデバイスです。
夏が始まる前に売り切れてしまうこともあるというウワサなので、早めに検証してみました!
Amazonで見る
レオンポケットは、凍らせて使用するネッククーラーや気化熱で体表を冷やすファン付きウェアとは異なり、本体に内蔵しているペルチェ素子を使って首元を直接冷やす構造になっています。
声に出していいたい『ペルチェ素子』内蔵
サラッといいましたが、大丈夫です!筆者もペルチェ素子が何なのか分かりません。
簡単に説明すると、電流を流すことで片側が冷え、もう片側が発熱するという電熱素子の一種が使われているということ。
電源入れたら金属部分がすっげー冷える!とお考えください。
片側が発熱するので、排熱用のエアフローパーツが付いており、Tシャツなどで使えるショートタイプと、襟が付いているシャツ用のロングタイプで交換ができます。
ショートタイプ
ちなみに、電流の向きを変えることで発熱と冷却を入れ替えることも可能です。
ということは、暑い夏だけでなく、寒い冬にもこれ一台で対応できるということなんですが、これはまた後述します。
レオンポケットは2020年に一般販売が開始されて以来、毎年アップデートされており、2024年4月に発売された最新モデルはすでに五代目。かなり力を入れて開発していることがうかがえます。
最新モデルは従来モデルと比べて、吸熱性能が約1.5倍、駆動時間が約1.8倍に向上し、駆動音が最大で1/5にまで低減しているとのこと。
従来モデルでは最大冷却のクールモード4で、4時間しか使えませんでしたが、最新モデルでは7.5時間使用することが可能になりました。
正直なところ6時間以上は使えないと話にならないと思っていたので、このアップデートはありがたいところです。
重さは約153gと軽く、首に付けていても気になりません。
また、耐水・耐汗構造になっているので、汗をかいても壊れる心配はなさそうです。
レオンポケット5 スペック
最大外形寸法:約125mm×23mm×137mm
重さ :約153g
温度レベル :クールモードで5段階 ウォームモードで4段階
駆動時間 :クールモードのレベル4で7.5時間
ウォームモードのレベル4で4時間
対応OS :iOS 13以上/Android 8以上
ザッとスペックが分かったところで、早速使ってみましょう!
レオンポケット5を検証 服装が自由で使いやすい!
まず、使う前に専用のアプリをスマホに入れる必要があるとのことでインストール。
アプリを使えばクールモードで5段階(給電中は5+まで)、ウォームモードで4段階のレベル調整が可能です。
装着すると電源が入るようで、すぐに首元がひんやり。冷却ジェルシートを貼り付けたような感覚になります。
想像より冷たくて、「おおぉぉっ!」と変な声が出ました。
エアフローパーツのショートタイプで装着した姿がこちら。
Tシャツだけだと少し目立ちますが、フードの付いている服などを着ればそれほど目立ちません。
ロングタイプでは煙突が飛び出しているようになって、お話になりませんが…。
服装によって付け替える手間はありますが、ファン付きウェアのように決まった服を着る必要がないのは嬉しいところ。
ネッククーラーと比べても、それほど目立つとはいえないでしょう。
シャツを着ている人にロングタイプを試してもらいましたが、思いのほかうまく隠れます。
筆者は「付け替えるのが面倒だ」と、ショートタイプでシャツを着てみましたが、排熱された温風が首元にたまり、かなり暑苦しくなりました。
しっかりと冷却したいなら、排熱は重要といえそうです。
駆動音はかなり静かで、室内でレベル4を使用してもそれほど気になりません。レベル3なら無音といってもいいでしょう。
ただ、最新モデルから搭載されたレベル5は、室内ではうるさく使うのに勇気がいりそうです。屋外ならレベル5でもほぼ聞こえないので、問題はありません。
冷えかたとしては、室内ならレベル3でも十分。屋外ならレベル4、もしくは5を使用することで、冷たさを感じることができそうです。
とはいえ、レオンポケットは日常での外出や出勤、軽い運動を想定しており、熱中症対策としての使用はすすめていませんのでご注意を。
また、レオンポケットは冷温対応なので冷却するだけでなく、あたたかくすることも可能です。
真夏の電車や職場では、エアコンがききすぎていて寒いと感じる場面もあるでしょう。
そういった時に、10秒ほどで冷温を切り替えることができるのはかなり便利ですよ。
口コミもよく、「長時間使えて便利」「音がめっちゃ静か」といったものから、ウォームモードの性能のよさを評価するものまでさまざまでした。
ネット上の口コミ
・ネッククーラーより長持ちで軽い。
・冷却ジェルシートの上位互換といった感じ。
・目立ちにくいし、音が静かで使いやすい。
・ウォームモードが思ったより強力だった。
レオンポケットにタグは必要? 自動切り替えに笑った
レオンポケットには、『REON POCKET TAG(以下、タグ)』という直射日光や周辺の温度、湿度を計測する、別売りのデバイスがあります。
アプリと連携することで、レオンポケットが周囲の環境に合わせて、冷却の強さや冷温の切り替えを自動で行ってくれるのです。
早速、タグをズボンのポケットに引っ掛けて、気温の落ち着いた夜にバイクで外出。
すると急に背中があたたかくなり、思わず「アッツ」と声が出て笑ってしまいました。
アプリを確認すると、周辺の温度は23℃ほど。どうやら初期設定の切り替え温度が高めだったため、クールモードからウォームモードに替わってしまったようです。
しっかりと温度設定をしておけば、自分好みの温度で切り替えることができるのでご安心を。
ちなみに、気温の高い時にウォームモードになったので熱く感じましたが、冬にこのあたたかさを感じられると考えるとかなり心強いです。これは真冬の使用にも期待ができます。
タグ自体はポケットの中に入れたり、バッグの中に入れたりすることはできません。
リュックなどに付けておくと直射日光なども計測できて勝手がよいでしょう。
通勤などで、最寄り駅まで歩いて電車に乗って、また歩いて会社に向かうなど、温度変化が多い時に、自動で調整してくれるのは便利です。
自転車やバイクに乗っているなど、手が離せない時にも役立つでしょう。
レオンポケットを使ってみて分かったこと まとめ
暑さ対策にさまざまなアイテムを使ってきた筆者ですが、レオンポケットはかなり使用感に満足ができる商品でした。
使用時間が長く、服装も自由に選べるのは高ポイント!
さらに冷温対応のため、夏と冬の両シーズンに使えるのも嬉しいところです。
レオンポケット メリット
・使用時間がレベル4でも7.5時間と長い。
・ファン付きウェアと異なり、服装が自由に選べる。
・冷温対応のため、夏も冬も使える。
・気化熱と違い、しっかりと冷たさを感じる。
・音が静かで、室内でも使いやすい。
レオンポケット デメリット
・排熱をしっかりしないといけない。
・それなりに価格が高い。
少しでも価格を抑えたい場合は、タグの付いていないバージョンを購入するといいかもしれません。
多少アプリを操作する手間は増えますが、筆者的にはタグがなくても問題ありませんでした。
Amazonで『レオンポケット5 タグなし』を見る
タグ付きはこちらから。
Amazonで『レオンポケット5 タグあり』を見る
夏前に売り切れてしまうこともあるようなので、気になるなら早めに購入したほうがいいでしょう。
真夏の暑さ対策として、ぜひチェックしてみてくださいね。
[文・構成/UPDATE編集部]