3人家族でもこれ1つで100年は使えそう 『ソーヤー』の携帯浄水器がすごかった

生活雑貨 By - プラム 更新:

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備えておくことの大切さは十分に分かってはいるものの、意外と保存スペースが必要な防災備蓄品。

食料はある程度小型化されてきていますが、水だけはコンパクトになる気配はありません。

1日2~3ℓは必要として、何日分も保存するとなるとハッキリいって邪魔です!

これで2日分

そこら辺の水でも簡単に飲み水にできればいいのだけど…。

なんて思っていると、あるじゃないですか!コンパクトで持ち運びやすい、携帯型浄水器が!

ただ、どれほどろ過されるのかは心配なところでもあります。

本来の使い方とは異なりますが、味や色の強い飲料水を使ってどれほどろ過されるのかを検証してみました!

ソーヤーのマイクロスクィーズはどこまで浄水できる? スペックは?

山などに行くと、たまに見かける湧き水や川。見た目はきれいなので、そのまま飲んでしまいたくなりますが、細菌やら寄生虫やらが潜んでいる可能性があります。

そのため自然の水は必ず煮沸してから飲むというのが常識です。

そんな常識を覆すのが、浄水フィルターやポータブル浄水器を製造する『ソーヤー』の『マイクロスクィーズフィルター(以下、マイクロフィルター)』。

浄水用のパウチやストロー、洗浄用の注射器なども付いてきます。

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国連などの公的機関に高く評価され、80か国以上で使用されるなど、信頼度の高い製品です。

フィルターの穴のサイズは0.1ミクロンと小さく、水に溶けた化学物質やウイルス以外のバクテリアや水生微生物を99.99999%除去

野生の狐などが持っている、エキノコックスという寄生虫にも有効だといいます。

それだけの性能を持っていながら、重さは約53gと軽量。全長が12cmで、直径は約4.5cmとコンパクトです。

防災グッズに入れたり、アウトドアに持って行ったり、そのまま水が飲めない海外旅行に持って行くのもいいでしょう。

フィルターの交換はできないので、基本的に使い捨てになるのですが、ろ過能力は最大で約38万ℓ!

1日3ℓは必要として計算した場合、12万6666日使用することができます。

年数にするとおよそ347年!一生モノといってよさそうです。

壊れない限り半永久的に使えそう

除去できるもの

・バクテリア:コレラ菌、ボツリヌス菌、チフス菌、アメーバ赤痢菌、大腸菌、大腸菌群、レンサ球菌、サルモネラ菌

・微生物:ジアルジア、クリプトス、ポリジウム、サイクロスポラ

※エキノコックスも除去可能

除去できないもの

・水に溶けているカルシウムやマグネシウム、重金属等を含む溶解固形分

・放射性物質

・細菌よりも微細なウイルス

・海水

使用禁止

・魚類などが生活できない生活排水や工業排水

・有害物質を混ぜた水や油分など

ペットボトルにはめられる 使い方も洗浄も簡単! 

マイクロフィルターは使い方も簡単で、浄水したい水を飲み口とは反対方向から通すだけ。

ペットボトルにハマる溝付き

パウチに浄水したい液体を入れたり、直接ストローで吸ったり、ペットボトルに直接マイクロフィルターをセットしたりと使い方もいろいろです。

飲み口は直接吸うことも可能ですが、パウチなどに圧力をかけて絞り出すこともできます。

家族など、大人数で使うこともできるのは嬉しいところでしょう。

一人で使うなら直飲み

使い終わった後は、逆方向からきれいな水を注入する『バックフラッシュ』を行うことで、フィルター清掃が簡単にできます。

フィルターの機能が約98%回復するようなので、頻繁に使っても清潔さを保つことができるでしょう。

バックフラッシュも簡単

使い方が分かったところで、どれほどの浄水力があるのかを検証です!

コーヒーや果汁飲料で検証 浄水後の色や味の変化は?

検証に使ったのは、左からエナジードリンク、グレープ果汁飲料、コーヒーの3種類。

それぞれ特徴的な色や味をしている飲料ですが、マイクロフィルターを通すことでどのような変化があるのでしょうか。

ちなみに、海水など水に溶け込んだ塩分などは「除去することができない」と公式にも明記されています。

また、元の水に色が溶け込んでいる場合も「大きな変化はない」ということなので、完全に自己責任の検証です。

まずは取り付けが簡単そうな、ペットボトルに入ったグレープ果汁から!

ペットボトルに圧力をかけて絞ると…。

おぉー!明らかに色が薄くなってる!

完全な透明とはいきませんでしたが、明らかに色に違いが!

気になる味は、甘みがだいぶ除去され、香りもブドウということは分かるものの、かなり弱くなっています。

味や香りにもかなりの変化がありました。

続いて、エナジードリンクをろ過。パウチに入れて絞るようにろ過してみましたが、もともと透明度が高かったせいか、それほど見た目に違いはありません。

右がろ過後

こちらも甘みはだいぶ除去されましたが、その分科学的な香りを強く感じるようになりました。

何か大切なものを忘れてきてしまったような…そんな味わいです。

最後にコーヒーのろ過に挑戦!

まったく透明度のないコーヒーが、どこまで浄水されたのかというと…。

右がろ過後

思った以上に透明度が増していました!

上記の画像では分かりにくいので、光にかざしてみると、その差は一目瞭然です。

ろ過前

ろ過後

こんなに違うの!?

コーヒーっぽい色は残りましたが、ミルク感はほぼ除去されています。

ちなみに、飲んでみてもミルク感はほぼありません。若干香りが残っているような気もしますが、コーヒーの香りのほうが強く感じました。

「水に溶け込んだ成分は除去できない」としながらも、色や甘みにはかなりの変化が見られました。

マイクロスクィーズフィルターの口コミは?

思った以上のろ過力を見せてくれたマイクロフィルターですが、ネットではどのような評価がされているのでしょうか。

実際に使った人や防災グッズとして購入した人の口コミを見てみると…。

・登山で川の水をろ過したけど、問題ありませんでした。

・数日分の水を備蓄するのが嫌で購入。使わないこと祈りつつ安心感がある。

・数千円で数年分の水が確保できると考えれば安い。

・ソーヤーは登山家愛用品で有名なので安心感がある。

・これ大丈夫かな?という水に使っても、いまだに腹痛はない。

防災用に備えている人がほとんどで「コンパクトで邪魔にならない」という評価が多く見られました。

特に賃貸など、保存スペースがあまりない場合はおすすめですよ。

ソーヤーのマイクロスクィーズフィルターを検証 まとめ

携帯型浄水器で人気の高い、ソーヤーのマイクロスクィーズフィルターで果汁飲料などをろ過してみました。

公式の推奨する使い方ではありませんでしたが、思いのほか液体の色や甘さなども除去されており、強いろ過力を実感。

いざという時に持っていると、心強い相棒になってくれそうです。

「賃貸で水を大量に置く場所がない」という人や「家族分の水を備蓄するのが大変」という人は、マイクロフィルターを備えておくといいかもしれませんよ。

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[文・構成/UPDATE編集部]

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