ビル街や風が強い日に使うと折り畳み傘が壊れる お手頃価格の傘を試したら…

生活雑貨 By - プラム 更新:

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傘をさしている時に突如吹く突風。「ヤバい!」と思った時にはもう遅く、傘がひっくり返って壊れてしまったという経験は、多くの人が体験してきているでしょう。

台風はもちろんですが、オフィス街などのビル間風も案外油断がならないものです。

最近では、骨の数を増やしたり、風を受け流す構造をしていたりと、強風時の使用を想定した『耐風傘』なるものが、さまざまなメーカーから発売されています。

できれば突然の雨にも対応したいので、折り畳み式の耐風傘を探してみたところ、いいものを発見!

梅雨や台風、ゲリラ雷雨など、雨が降りやすいこれからの季節に役立つ便利傘をご紹介します!

「安いわりにちゃんとしてる」 Amazonベーシックのお手頃価格の耐風傘を検証

筆者が見つけた折り畳み式耐風傘は、シンプルな機能とデザインでお手頃価格な商品が購入できると注目を集めている、Amazonのプライベートブランド『Amazonベーシック』の商品。

『Amazonベーシック 折りたたみ傘 ワンタッチ 自動開閉 耐風 八角形 ワンサイズ ダブルキャノピー構造 ブラック』と、説明なのか名前なのか分からないネーミングなので『Amazon耐風傘』としておきましょう。

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構造的には傘の上半分と下半分で生地が分かれており、風が通り抜けるようになっています。詳しくは写真付きで後述しますね。

同じくAmazonベーシックで耐風モデルではない折り畳み傘もあったので、その違いもまとめて検証。

こちらも『Amazonベーシック 折りたたみ傘 ワンタッチ 自動開閉 八角形 ワンサイズ ブラック』といった感じなので、『Amazon折り畳み傘』としておきます。

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どちらもボタン1つで開閉ができる折り畳み傘といった点は同じ。外見では違いが分かりません。

上が耐風傘

大きな違いといえば、耐風性能を持っているかや価格に差があるくらいです。

まずは、サイズから見ていきましょう。

どちらの折り畳み傘も畳んだ状態での長さは約28cmで、太さも違いは分かりません。

右が耐風傘

ただ、重さには違いがあり、袋に入れた状態でAmazon折り畳み傘が360g、Amazon耐風傘が377gです。

Amazon折り畳み傘

Amazon耐風傘

構造的にAmazon耐風傘のほうが、生地を多く使っているため、少しだけ重くなっていると考えられます。

自動開閉式の折り畳み傘が平均して300g程度の重さらしいので、少し重めの部類といえるかもしれません。

ちなみに、どちらの傘にも搭載されている自動開閉機能はかなり便利です!

ボタン1つで傘をさしたり、閉じたりすることができるので、片手がふさがっている時でもストレスなく扱えますよ。

ワンプッシュで開く

開いた状態で押すとここまで閉じる

傘を開いた時のサイズは、どちらも持ち手までの長さが約57cmで、直径が約100cmと一緒。一般的な折り畳み傘のサイズ感といったところでしょうか。

178cmの筆者がさしてみても特段小さく感じることもなく、ちょうどよいサイズ感です。

特に小さくはない

サイズで見た限りでは、どちらも明確な違いは感じられません。

やはり大きな違いは、耐風性能の部分でしょう。

Amazon耐風傘は、360°上下で生地がセパレートしており、間を風が通り抜ける仕組みになっています。

色が濃くなっている部分が重なり

風の通り道

5cm程生地が重なっているので、その分重くはなりますが雨が入ってくることもありません。

この風が抜ける構造がどれくらい違いを生み出すのでしょうか…。

耐風性能に違いは? 強い風が吹いても大丈夫なの?

ここからは一番気になる耐風性能に関して見ていきましょう。

テストした日はあいにくの晴天。雨は降っていませんでしたが、風速8.5mとなかなか強めの風が吹いている絶好のテスト日和です。

風速8.5mといわれてもよく分かりませんが、これは自転車で約30kmという猛スピードで走っている時に受ける風の強さと同じくらい。

気を抜いたら一瞬で傘がひっくり返ってしまいそうですが、まずはAmazon折り畳み傘から実験してみます。

うぉぉー、傘が持っていかれる!

これ以上傘を上向きにすると、すぐに持っていかれてしまいそうなほどの強風。

傘の持ち手だけでなく、上部をもう片方の手で支えることで、なんとか持っているという状態でした。

Amazon耐風傘のほうはというと…。

「めっちゃ楽」という程の違いはありませんが、持ち手だけでも傘をさしていられるくらい。

よく見るとセパレートしている部分から、風が抜けていることが分かります。

しっかり風が抜けている

さらに、わざとひっくり返してみても大丈夫なのかを実験してみました。

強風にあおられ勢いよく裏返りましたが、壊れるようなこともなく、開閉ボタンを押せばすぐに元通り。スチール製の骨ですが、柔軟性があるように感じました。

ビニール傘なら一瞬で壊れていたでしょう。

耐風性能の結論

すごく楽ということはないが、ひっくり返っても壊れにくく、風の強い日でも使える!

Amazonベーシックの耐風傘 お気に入りポイントと残念ポイント

Amazon耐風傘やAmazon折り畳み傘を使っていて、気に入ったポイントがあります。

まずは、先述しているように自動開閉が楽なこと

ボタン1つで開け閉めすることができるので、サッと使いたい時に本当に便利ですよ。

もう1つが、持ち手の形状が手にフィットしやすく持ちやすいこと

指も引っ掛かり持ちやすい

コンパクトさを追求する折り畳み傘は、持ち手部分も小さく、手が大きい人だとかなり持ちにくいものもあります。

Amazonの傘は少し角度がついているため、指をかけやすく、自動開閉ボタンも押しやすく感じました。

反対に、「これは残念だ」と感じた部分も2点。

まず1点は、傘を開いた時に大きなタグが付いていること。

結構目立つ

主張の激しいサイズ感なので、気になる場合は切ってしまってもいいかもしれません。

2点目は自動開閉式の折り畳み傘にありがちな問題なのですが、傘を閉じる時のバネが強く、閉じきるのに力が必要なことです。

しっかり閉じるのが大変

かなり力がいるので、子供が扱うのは無理かもしれません。

Amazon耐風傘おすすめポイント

・自動開閉が想像以上に便利。

・持ち手の形状が持ちやすい。

Amazon耐風傘残念ポイント

・タグが大きく邪魔。

・最後まで閉じるのにかなり力がいる。

ちなみにネット上の口コミをチェックしてみると、このような声が上がっていました。

・実用性が高くておすすめ!

・重いけどワンタッチで使えるのは便利。

・期待してなかったけど、予想より丈夫。

メーカーものと比べると価格が安いことから、それほど期待値は高くありませんが、使ってみると「想像よりもよかった」といった声が多い印象です。

先入観を持たず、まずは使ってみると印象が大きく変わるかもしれません。

Amazonベーシックの耐風傘を検証してみた まとめ

Amazonベーシックで販売されている、耐風傘と通常の折り畳み傘を検証してみました。

劇的に風に強くなるというわけではありませんでしたが、やはり耐久力や風の強い日でも使えることを考えると、Amazon耐風傘のほうがおすすめです。

価格もAmazon耐風傘は3000円以下と安く、Amazon折り畳み傘と1000円くらいしか差はありません。

迷った時はとりあえずAmazon耐風傘を選んでおきましょう。

Amazon耐風傘のおすすめポイント

・ボタン1つで自動開閉。

・風が強い日も使いやすい。

・ひっくり返っても壊れない。

・持ち手が持ちやすい。

梅雨やゲリラ雷雨、台風など、これから雨が降る日も増えてきます。

風に強く、いつでも持ち歩ける折り畳み傘を探しているなら、ぜひチェックしてみてくださいね。

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[文・構成/UPDATE編集部]

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